Xtra-PCとは？購入しない方がいい？メリット・デメリットを解説

Amazonなどで見かける怪しいUSBメモリにXtra-PCというものがあります。Xtra-PCはPCとはいいますが、USBメモリなのでパソコンではないようです。この記事では、購入しないほうがいいという声もあるXtra-PCとはどのようなものなのか、詳しく解説します。

Xtra-PCとはなにか詳しく見ていきましょう。

Xtra-PCとはLinuxを起動することができるUSBメモリです。

パソコンをUSBメモリから起動するようにブート設定を行った上で、Xtra-PCをUSB端子に挿して起動するとLinuxで起動します。

Xtra-PCはPCと付いているのでパソコンと勘違いする人も多いようですが、実際はUSBメモリです。また、パソコンの機能を組み込んだ特別なUSBメモリだと思っている人もいるようですが、実際にはXtra-PCは無償で公開されているLinuxの起動プログラムをコピーしただけの普通のUSBメモリです。

Linuxの起動ディスクを自分で作成したくても作成できない人には役立つ製品かもしれませんが、Xtra-PCだけでパソコンを動作させることはできません。

Xtra-PCの購入を迷っている人もいるようですが、Xtra-PCにはメリットもあればデメリットもあります。Xtra-PCのメリットとデメリットをそれぞれ見ておきましょう。

Xtra-PCのメリットには次のようなものがあります。
 

• 古いPCがサクサク動くようになる
• LinuxのOSの持ち運びが便利
• 話のネタにできる

Xtra-PCのデメリットは次のとおりです。
 

• PCの表示が英語表記のみ
• パソコンがないとこれだけでは使えない
• Linuxに慣れないと使いこなせない
• Linux対応のソフトが少ない
• OSがLinuxになってしまう
• BIOSの設定を変更しなければ使えない
• Microsoft Officeが使えない(類似ソフトあり)

Xtra-PCは購入しても大丈夫か、購入しないほうがいいのか、結局どちらなのでしょうか。

Xtra-PCは利用するためにはBIOS設定というちょっと高度な操作が必要です。Xtra-PCと聞いてよくわからない人はやめておいたほうがいいでしょう。

また、BIOS設定が自分でできるレベルの人なら、もっと安いUSBメモリを購入して、自分で使いやすいLinuxのバージョンの起動ディスクを作成することができます。あえてXtra-PCを購入することはないでしょう。