2023年02月25日更新
Apple Watchの心電図アプリの使い方!SEは非対応?使えない時の対処法も
Apple Watchでは、2021年から心電図アプリが利用できるようになりました。そして、このアプリではApple Watchで心電図を測定し、iPhoneで内容を確認できます。そこで今回は、心電図アプリの使い方について解説していきます。
Apple Watchの心電図アプリの使い方
Apple Watchでは、2021年から心電図アプリが利用できるようになりました。そして、心電図アプリではApple Watchで心電図を測定し、iPhoneで詳細な内容を確認できるのです。そこで今回は、心電図アプリの使い方について解説していきます。
Apple Watchの心電図アプリとは
Apple Watchの心電図アプリとは、具体的にどのようなことができるアプリなのでしょうか。そこでここでは、Apple Watchの心電図アプリについて解説していきます。
電気心拍センサーを使って心臓の鼓動と心拍リズムを記録
Apple Watchの心電図アプリは、電気心拍センサーを使って心臓の鼓動と心拍リズムを記録することができるようになっています。
また、心電図とは、心臓の鼓動の電気信号をグラフに表したものになっています。そして、Apple Watchの心電図アプリは、心臓の鼓動の電気信号をとらえて心拍数を記録し、心臓が規則的に動いているかどうかを調べるようになっています。
不整脈などがおきていないか調べられる
Apple Watchの心電図アプリは、Apple Watchの電気心拍センサーで心臓の鼓動と心拍リズムを記録し、記録した内容から不整脈の一種である心房細動が起きていないかどうかを調べることができます。また、医療機関で計測する心電図では、12誘導心電図として計測します。
12誘導心電図とは、心臓の電気信号をいろんな角度から記録することで12個の波形で表すようになっています。この12誘導心電図によって、様々な症状を特定できるのです。12誘導心電図に対して、Apple Watchの心電図アプリは、単極誘導心電図として計測します。
そして、Apple Watchの心電図アプリは、12誘導心電図の12個の波形のうちの1つの波形と似たものを計測できるようになっています。
そのため、12誘導心電図のうちの1つの波形によって不整脈などがおきていないかを調べられるのです。ただし、12誘導心電図のように12個の波形で表すことはできないため、心臓発作などの不整脈以外の症状の特定はできません。このように、12誘導心電図と単極誘導心電図では特定できる症状に違いがあるのです。
SEでは使えない
Apple Watchの心電図アプリは、利用できるApple Watchのシリーズが決まっています。そのため、Apple Watch SEでは心電図アプリに対応していないため使えないのです。
対応機種
心電図アプリは、Apple Watch SEでは使えないため、対応機種が決まっています。
Apple Watchの心電図アプリの対応機種は、「Apple Watch Series 4」・「Apple Watch Series 5」・「Apple Watch Series 6」・「Apple Watch Series 7」・「Apple Watch Series 8」・「Apple Watch Ultra」になっています。ただし、iOS 14.4(iPhone)とwatchOS 7.3(Apple Watch)以上のインストールが必要になります。
心電図アプリのしくみ
Apple Watchの心電図アプリ(Apple Watch SEでは使えない)のしくみとは、Apple Watchの電気心拍センサーによって心臓からの電気信号を測定するようになっています。また、Apple WatchのDigital Crownに指を置くと、心臓からの電気信号の測定が開始されて、約30秒ほどで心電図として計測できるようになっています。
Apple Watchの心電図アプリの使い方
Apple Watchの心電図アプリ(Apple Watch SEでは使えない)の使い方について解説していきます。
使用できる国か確認/日本は使用可能
不整脈が分かるApple Watchの心電図アプリ(日本)の使い方①は、使用できる国か確認することです。Apple Watchの心電図アプリ(Apple Watch SEでは使えない)は、利用できる国や地域が決まっています。
よって、Apple公式サイトである「https://www.apple.com/jp/watchos/feature-availability/#branded-ecg」から心電図アプリが利用できる国や地域なのかを確認しましょう。また、日本ではApple Watchの心電図アプリは使用可能になっています。
iPhoneを最新バージョンにアップデート
不整脈が分かるApple Watchの心電図アプリ(日本)の使い方②は、iPhoneを最新バージョンにアップデートすることです。また、iPhoneのアップデートだけではなく、Apple Watchのアップデートする必要があります。
そして、iPhoneはiOS 14.4以上・Apple WatchはwatchOS 7.3以上にアップデートします。まず、iPhoneをアップデートする方法は、iPhoneをWi-Fiに接続します。次に、iPhoneのホーム画面にある「設定アプリ」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」をタップします。
「ダウンロードしてインストール」をタップします。そして、「今すぐインストール」をタップしてダウンロードし、「パスコード」を入力したら「今すぐインストール」をタップします。iPhoneのアップデートが完了したら、Apple Watchをアップデートしていきます。
Apple Watchをアップデートする方法は、iPhoneで「Watchアプリ」を開いて、「マイウォッチタブ」をタップします。次に、「一般」→「ソフトウェアアップデート」をタップして、ダウンロードします。
そして、iPhoneのパスコード・Apple Watchのパスコードの入力画面が表示されたら、「パスコード」を入力します。 そうすると、Apple Watchのアップデートが開始されます。Apple Watchのアップデートには、時間がかかる場合もあるため完了するまで待ちましょう。
インストール
不整脈が分かるApple Watchの心電図アプリ(日本)の使い方③は、心電図アプリをインストールすることです。心電図アプリをインストールするには、iPhoneのヘルスケアアプリから選択して設定していきます。iPhoneのヘルスケアアプリから選択して設定する方法は、iPhoneにある「ヘルスケアアプリ」を起動します。
iPhoneにある「ヘルスケアアプリ」を起動したら、「ブラウズタブ」を開いて「心臓」をタップします。
「心電図(ECG)」をタップします。そうすると、心電図アプリが自動的にインストールされます。
設定方法
不整脈が分かるApple Watchの心電図アプリ(日本)の使い方④は、設定することです。心電図アプリのインストールが完了すると、心電図アプリの設定画面が出てくるので、設定をしていきます。まず、「設定」をタップして、「生年月日」を入力し、「続ける」をタップします。心電図アプリでは、22歳未満の方は利用できないため生年月日の入力が必要になっています。
そして、設定が完了すると、電図アプリの仕組みなどが画面上に表示されるので内容を確認して、「続ける」をタップします。ここまでの操作で設定は完了になり、Apple Watchで心電図アプリが利用できるようになります。
心電図の取り方
不整脈が分かるApple Watchの心電図アプリ(日本)の使い方⑤は、心電図を取ることです。Apple Watchの心電図アプリ(Apple Watch SEでは使えない)で心電図を取る方法は、Apple Watchを腕に装着します。そして、Apple Watchを腕に装着した状態でホーム画面にある「心電図アプリ」を開きます。
そうすると、Apple Watchを装着している手首が設定と同じかどうかを確認するメッセージが表示されるので、設定と同じ方の手首に装着しているかを確認してから「OK」をタップします。設定を確認するには、iPhoneで「Watchアプリ」を開いて、「マイウォッチタブ」を選択し、「一般」→「ウォッチの向き」をタップします。
次に、心電図を計測していきます。まず、Apple WatchのDigital Crownに「指」で触れます。ここでは、Digital Crownを押す必要はなく、横からのせるような感じで触れるようにしてください。そうすると、心電図の計測が開始されるので、その状態で30秒間待ちます。
そして、心電図の記録が完了すると結果が表示されます。最後に、「完了」をタップすれば心電図の計測は完了になります。
結果を読み取る方法
不整脈が分かるApple Watchの心電図アプリ(日本)の使い方⑥は、結果を読み取ることです。心電図の計測結果はiPhoneから確認できるようになっています。
iPhoneから心電図の結果を確認する方法は、iPhoneにある「ヘルスケアアプリ」を起動して、「ブラウズタブ」から「心臓」→「心電図(ECG)」をタップします。そうすると、計測結果を各できます。計測結果には、以下のような項目があります。
- 洞調律:心臓が50~100BPMの一定のパターンで動いていることを意味しています。
- 心房細動:心臓が不規則なパターンで動いていることを意味します。この結果が出た場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。