iPhoneやiPadは、脱獄することで本来利用できない機能なども使うことができるようになります。checkra1nもそんな脱獄ができるツールの1つです。この記事ではcheckra1nを利用してiPhoneやiPadの脱獄をする方法を紹介していきます。
iPhoneやiPadは、Androidほどの柔軟性がなく、制限されていることをするためには脱獄が必要です。脱獄をすることでiPhoneやiPadの制限を解除して利用することができるようになります。
そんなときに役立つのがcheckra1nというアプリケーションです。checkra1nとはどういったものなのかの紹介からしていきます。
checkra1nは、iPhone用の脱獄アプリです。脱獄は「ジェルブレイク(JailBreak)」とも呼ばれるため、ジェルブレイクアプリケーションと言われることもあります。
なお、脱獄はiPhoneやiPadの故障やセキュリティ上の脆弱性を上げる行為でもあります。どうしても脱獄しなければならないという場合以外は安易にせず、実行に関しては全て自己責任でおこなってください。
脱獄ができるcheckra1nは、iOSとiPadOSに対応しています。対応しているiOSは12.3~14.5.1までです。
一応iOS14.8.1までも可能ではありますが、こちらでの脱獄には制限があるため、正式に対応しているiOSは前述したとおりだと思ってください。iPadOSの場合はiPadOS 13.1~iPadOS 14.5.1が対象です。
checkra1nを利用してiPhone/iPadを脱獄する方法の説明に移ります。
checkra1nを使用してiPhone/iPadの脱獄をするためには次のものが必要となります。
事前に準備しておくこととして、checkra1nでの脱獄を実行する前に、必ずiPhoneやiPadのバックアップをとっておきましょう。脱獄する際に故障して使えなくなることもある他、脱獄に成功してもデータ飛ぶというようなこともありえない話ではないためです。
脱獄のやり方ですが、まずはPC側での準備が必要です。下記リンク先の下の方にあるダウンロードボタンからcheckra1nをダウンロードしてください。
ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたcheckra1n.appのファイルを「Applications」に移動してPCで起動します。初回起動時に表示される警告は「開く」で続けてください。
iPhone/iPadをPCに接続し、「Start」をクリックして開始します。DFUモードに入れるよう指示が出るのですが、システムファイルの破損を防ぐためリカバリーモードにします。「Next」をクリックで自動的にリカバリーモードになるのでそれ以外の操作は特に不要です。
その後、DFUモードに入れる作業となりますが、これも「Start」ボタンを押して画面上の指示に従って進めばOKです。
DFUモードは画面が真っ暗なままで、そのまま自動で作業が完了します。iPhoneやiPadでリンゴマーク上に文字が表示されますがそういう仕様ですので故障などではありません。
ただし、DFUモードの途中でリンゴマークが表示されてしまった場合は失敗となりますので、リカバリーモードに入る部分からのやり直しになります。
checkra1nでの作業後、iPhone/iPadのホーム画面上のcheckra1nアプリをタップし、Cydiaのインストールをします。これで脱獄の作業は完了です。
なお、checkra1nは半紐付き脱獄であり、再起動すると脱獄が解除されます。再起動のたびに前述した方法での脱獄が必要となりますので注意が必要です。
iPhoneやiPadは、checkra1nを利用して半紐付きではありますが脱獄することができます。iPhoneやiPadの制限を解除できますが、脱獄にはリスクがついて回るためそれを理解した上で実行してください。
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