マイナポイントの申請は、NFC対応のスマホからでなくても、パソコンからおこなうこともできます。NFC対応スマホなしでも可能なマイナポイントのパソコンからの申請には何が必要なのか、予約/申請をおこなうために必要な手順とともに解説していきます。
NFC対応のスマホがあれば簡単にそのNFC対応スマホからマイナポイントの申請をすることができますが、スマホによってはNFCに非対応のものもあるためスマホ以外の方法で申請が必要なこともあります。
その中でも、マイナポイントの中でも新規取得、保険証としての利用の登録、公金受取口座の登録の申込み全てでマイナポイントを入手するためにはNFC対応スマホもしくはパソコンが必要です。
それでも無理な場合は自治体窓口での申請が必要ですが、来庁しての手続きなどが難しいという人は、可能なら自宅で申込みしやすいです。そんな人向けにパソコンでマイナポイントの申込みをするためにはどうするのか、というやり方を説明していきます。
なおマイナポイントの予約/申込みに必要なものは、NFC対応スマホであれパソコンであれ変わりはありません。
事前準備に必要なものは下記のとおりです。マークが付いていないものは共通して必要なもので、☆はNFC対応のスマホからマイナポイントの申込みをおこなう場合に必要なもの、★はパソコンからマイナポイントの申請をするために必要なものです。
必要なもの | 備考 |
---|---|
マイナンバーカード | 2023年2月末までに申請したもの(マイナポイント第二弾のものの場合) |
暗証番号4桁 | マイナンバーカードの申込みの際、もしくは受け取りの際に設定したもの |
決済サービスのID | マイナポイントの受け取りに利用する決済サービスで利用しているID(ユーザーID等)。決済サービスによっては別途事前設定が必要なこともあるので要確認 |
決済サービスの セキュリティコード |
マイナポイントの受け取りに利用する決済サービスで利用しているもの(パスワードなどログインに利用するものが多い)。決済サービスによっては別途事前設定が必要なこともあるので要確認 |
☆スマートフォン | NFCに対応しているもの。NFCに対応しているかどうかはマイナポイントのサポートページに記載されているので要確認 |
★パソコン | ネットワーク接続できるもの。後述するOS要件と対応ブラウザのインストールが必要 |
★ICカードリーダー | パソコンでマイナンバーカードを読み取るために必要な周辺機器。2,000~3,000円程度で購入可能 |
マイナポイントの予約/申込みのために準備するもの、と言っても、どんなパソコンでも予約/申込みができるというわけではありません。必要な要件を満たす必要があるため、そちらについても確認しておきましょう。
まずはパソコンのOS要件です。WindowsもしくはmacOSでの利用には、次の要件を満たす必要があります。
マイナポイント申込みサイト利用にかかるパソコンのOS要件 | |
---|---|
Windows |
|
macOS |
|
また、マイナポイントの予約/申請はブラウザを利用しておこないますので、対応しているブラウザの利用も必要となります。対応ブラウザ以外を利用している場合は事前にインストールして準備しておいてください。
マイナポイント申込みサイトの利用ができる対応ブラウザ | |
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Windows |
|
macOS |
|
なお、パソコンからマイナポイントの申請をするためにはマイキーID作成/登録準備ソフトのインストールも必要です。マイナポイントの予約/申込み画面にインストールするためのリンクがあるため、そこからソフトのインストールをおこないましょう。
また、マイナポイントの申込みに利用するブラウザがMicrosoft EdgeもしくはGoogle Chromeを利用している場合、拡張機能のインストールも必要となります。下記リンク先から、利用するブラウザ用の拡張機能のインストールをしてください。
macOSを利用している人で、利用するブラウザがSafariであれば拡張機能のインストールは不要なので、SafariはマイキーID作成/登録準備ソフトのインストールができればマイナポイントの予約/申込みをすることができます。
なお、パソコンからマイナポイントの申請をするためには、マイナンバーカードの読み取りに対応しているカードリーダライタ―の準備も必要です。
所持しているICカードリーダライタ―がマイナンバーカードの読み取りに対応している機種でない場合は新しく購入しましょう。
なお、ICカードリーダライターには読み取り方法として接触型と非接触型があります。接触型はマイナンバーカードをカードリーダーに直接差し込んで読み取りをするというものです。
非接触型のICカードリーダライターは、マイナンバーカードを読み取り部分に置くだけで読み取りをおこなってくれるものですが、接触型より比較的高価ですので、価格なども含めどちらがいいか判断して購入してみてください。
マイナンバーカードの読み取りができるICカードリーダライタ―はたくさんありますが、その中でもおすすめのICカードリーダライタ―をいくつかピックアップしたので参考にしてみてください。
なお、これ以外にもマイナンバーカードの読み取りに対応したICカードリーダライタ―があります。下記リンク先のヘルプページから確認することができますので、所持しているICカードリーダライタ―が含まれているかチェックしてみましょう。
マイナンバーカード読み取りにおすすめのICカードリーダライタ― | |||||
---|---|---|---|---|---|
商品 | ケーブル | 対応OS | 読み取り 方法 |
金額 目安 |
マイナンバーカード 以外のカード利用 |
IOデータ GP-ICCR/W |
有線 | macOS Windows |
接触型 | 2,000円 |
|
エレコム MR-ICD102BK |
USB | macOS Windows |
接触型 | 2,000円 | 医師資格証(HPKIカード) |
IOデータ USB-ICCRW2 |
有線 | macOS Windows |
接触型 | 2,480円 | 医師資格証(HPKIカード) |
サンワサプライ ADR-MNICU2 |
有線 | macOS Windows |
接触型 | 2,500円 | 券面に端子があるもの |
ナカバヤシ CRW-ICMSD77BK |
有線 | macOS Windows |
接触型 | 2,700円 |
|
SONY PaSoRi RC-S300 |
有線 | macOS Windows |
非接触型 | 3,400円 | 交通系ICカード |
IOデータ ぴタッチ USB-NFC3 |
有線 | macOS Windows |
非接触型 | 3,600円 |
|
エレコム MR-ICA001BK |
有線 | macOS Windows |
非接触型 | 4,300円 | 券面に端子があるもの |
ここからはマイナポイントをパソコンから予約/申請する方法の説明に移ります。流れはスマホからの申請とほぼ同じですが、インストールが必要なソフトがある点、拡張機能が必要な点など異なる部分もあるため、確認しながら進めてください。
現状、マイナポイントを予約するということは無いのですが、以前はあった上、今後何らかの状況で再び予約することがある可能性もあるため、簡単に説明します。説明は以前マイナポイントの予約があった頃の流れです。
マイナポイント予約・申込サイトで「マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)」をクリックします。マイキーID作成・登録ソフトと拡張機能のインストールができていなければこのタイミングでおこないます。
その後、ICカードリーダライタ―でマイナンバーカードの読み取りをおこない、「マイナンバーカードでログイン」をします。
マイナンバーカードの4桁のパスワードの入力を求められるため、マイナンバーカードの申込みもしくは受け取りの際に設定したものを入力します。「発行」をクリックすることでマイナポイントの予約ができます。
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