Windowsに標準搭載されている機能のうちの1つにWindows Sonic for Headphonesがあります。Windows Sonic for Headphonesはどういった効果があるのか、設定方法と合わせ解説していきます。
Windowsには便利な機能が標準搭載されているものですが、そのうちの1つであるWindows Sonic for Headphonesは音響効果に関する設定ができるものです。
リアルな感覚で音楽を聞くことができる立体音響(バーチャルサラウンド)を、PCだけで体験できる機能がこのWindows Sonic for Headphonesです。
Windows Sonic for HeadphonesはWindowsに標準搭載されているものですが、デフォルトの状態だとオフになっているため、Windows Sonic for Headphonesの存在そのものを知らなかったという人も多いものです。
映画や音楽、ゲームなどでも、立体音響(バーチャルサラウンド)があるかどうかでかなり印象が異なりますが、本来であれば立体音響(バーチャルサラウンド)には専用の機器などが必要です。
しかし、このWindows Sonic for Headphonesはヘッドホンを使用したときに、仮想的な立体音響(バーチャルサラウンド)の実現がWindowsPCのみで可能ですので、パソコンで音楽などをより楽しむことができるようになります。
そもそも立体音響(バーチャルサラウンド)とはどういったものなのかという点がいまいちわからないという人向けに、簡単にそちらの説明もします。
立体音響(バーチャルサラウンド)というのは、音声をより立体的に感じることができるように構築された技術です。
その場に立って音を聞いているかのような感覚で聞くことができ、音の方向や距離なども立体音響(バーチャルサラウンド)を利用することで分かるようになります。
もう少し詳しくWindows Sonic for Headphonesに関連した説明をしていきます。
Windows Sonic for Headphonesを利用するとどういった効果が出るのかですが、前述したようにWindows Sonic for Headphonesは立体音響(バーチャルサラウンド)を仮想的な形で実現することができるものです。
有効化することでヘッドホンを利用しているときに臨場感のある音声が流れ、それを楽しむことができます。
Windows Sonic for Headphonesは標準機能としてついているだけでなく、利用に関してもサブスクリプションなどの有料利用が不要ですので、その点も不安に思うことなく、Windowsユーザーであれば気軽に設定して利用可能です。
そんなWindows Sonic for Headphonesはどういった仕組みで立体音響をおこなっているのかというと、取得した立体音響の中にあるオーディオの位置データをもとにその情報をヘッドホンに流すというものです。
サウンドとしての出力をする前にミキシング、ステレオオーディオとして送信して再生しているため、擬似的な立体音響として利用することができるのです。
なお、Windows Sonic for Headphonesは5.1chや7.1chの立体音源をサポートしているゲームや映画、音楽や動画などのコンテンツの再生時にしか利用できないため、音源そのものが立体音響に対応していない場合は通常通りの再生しかされません。
ちなみに、聞く側としては、一般的な2ch対応のヘッドホンやイヤホンなどで立体音響を楽しむことができますので、
前述したようにWindows Sonic for HeadphonesはWindowsPCにはデフォルトでインストールされていて、無料で利用することができるため、設定さえ出来ていれば立体音響(バーチャルサラウンド)をヘッドホンで楽しむことができます。
Windows Sonic for Headphonesの設定方法は、タスクバーから設定する方法と、サウンドコントロールパネルから設定する方法がありますので、やりやすい方法で設定し、利用してみてください。
タスクバーからの設定方法の説明からしていきます。ヘッドホンやイヤホンをPCに接続した状態にし、タスクバーの右側にあるタスクトレイ内にスピーカーマークを右クリックしてください。
表示されたメニューに「立体音響」があります。デフォルトは「(オフ)」での表示になっているためここにカーソルを合わせます。
カーソルを合わせると更にメニューが表示されますので「Windows Sonic for Headphones」を選択しましょう。これでWindows Sonic for Headphonesが有効化されます。
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