タイムツリーはスケジュール共有が簡単にできるとても便利なアプリですが、位置情報や写真を共有することでの危険性も噂されています。この記事では、タイムツリーの危険性をみた上で、安全に使うための注意点と、便利な使い方などを解説します。
家族や友人とスケジュールを共有したいときにとても便利なアプリがタイムツリーです。タイムツリーでは、カレンダー共有だけでなくチャットでの相談や、写真の共有などもできるので、他のアプリを使わずに、さまざまな相談や情報共有が簡単にできます。
しかし、その一方で、タイムツリーの利用には危険性もあるようです。この記事では、タイムツリーの危険性や、危険性をより低くするための使い方のコツなどについて解説します。
タイムツリーには危険性があるという声もありますが、実際にどのような点が危険性が高いと思われているのでしょうか。ここからは、タイムツリーの危険性やセキュリティ面での懸念点について解説します。
タイムツリーの危険性の一つが、アプリロック機能がないことです。
タイムツリーには、カレンダー機能の他に、他の人とチャットしたり写真を共有したりできる機能もあります。カレンダーのスケジュール情報の他に、他の人とのチャットでの会話やプライベート写真はとても重要な個人情報なので、第三者に覗き見されてはいけないものです。
しかし、タイムツリーはとても重要な個人情報を扱っているのにも関わらず、アプリにロック機能がありません。スマホのロックを解除した状態で第三者にスマホを操作されてしまうと、タイムツリーの情報を覗かれてしまう可能性があります。
この点がセキュリティ上、危険性が高い懸念点だと考える人もいます。
タイムツリーの危険性の一つが、アプリ削除だけではデータが完全に削除されない点です。
タイムツリーに保存するスケジュールや写真は、スマホに保存されるのではなく、タイムツリーのサーバーに保存されています。そのために、タイムツリーが必要でなくなったときに、アプリを削除しただけではデータが完全に削除されません。
データを完全に削除するためには、アカウントを完全に削除することが必要です。サーバーに残されたデータを悪用される危険性は低いのですが、タイムツリーを使わなくなったときには、この危険性に注意したほうがいいでしょう。
タイムツリーの危険性の一つが、共有先を間違えることで情報流出する危険性があることです。
タイムツリーは、家族用、友人用、趣味のグループ用、仕事用など、複数のカレンダーを作成して、別々のグループで共有することができます。
しかし、自分の同じアカウントの中で複数のカレンダーを使い分けていると、写真やチャットの共有先を間違えてしまうこともあります。
プライバシーにかかわることや、仕事に関する情報がタイムツリーで共有先を間違えることで、本来見せてはいけない人に見られてしまう可能性もある点は、危険性として注意しておいたほうがいい点です。
タイムツリーの危険性の一つが、スパムメールを共有してしまう危険性があることです。
iPhoneとiPadの標準カレンダーとタイムツリーを同期させている場合、iOSの「Found in Mail」という機能で、メールに記載されている予定がタイムツリーに共有されます。
この機能で、スパムメールの内容も共有されてしまい、タイムツリーに記載されることがあります。この危険性はタイムツリーのアプリでの設定でオフにできます。次の手順でスパムメールの予定が共有されないように設定しましょう。
タイムツリーの危険性の一つが、プライバシー侵害の危険性があることです。
タイムツリーには写真や位置情報を共有できる機能がありますが、共有先を間違えてしまうと、本来、共有したくない相手に写真を見られてしまったり、位置情報を知られてしまったりします。
写真や位置情報の共有によって、プライバシーが侵害されてしまう危険性に注意することが大切です。
タイムツリーには危険性もありますが、その危険性の多くはアプリのセキュリティ上の問題ではなく、ユーザーが使い方を間違えることで生じる危険性といえます。
タイムツリーはユーザー側が使い方に注意すれば安全に使うことが可能なので、ここからは安全性を高めるための使い方を解説します。
タイムツリーで同じアカウントで複数のカレンダーを作成している場合には、共有先に間違いがないかをよく確認するようにしましょう。
家族や親しい友人、恋人とのプライベートなカレンダーと、仕事や趣味仲間といったプライベートでのお付き合いがない人たちとのカレンダー、不特定多数の人たちに公開しているカレンダーを同じアカウントで使い分けしているときには、特に注意が必要です。
家族や親しい人たち宛のプライベートな写真や位置情報を、仕事や趣味のカレンダーに間違えて送信してしまうと、自宅の場所や家族の情報などの個人情報が流出してしまう可能性もあります。
特に、個人情報に関する情報をタイムツリーで送信するときには、共有先をよく確認してから送信しましょう。
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