Android(アンドロイド)スマホを売却したり譲渡したりする際、初期化(リセット)が必要になります。本記事では、Android(アンドロイド)スマホを初期化する方法や初期化する際の注意点、また、間違えて初期化してしまった場合の対処法なども解説いたします。
初めに、Androidスマホを初期化(リセット)するとは、具体的にどのようなことを指すのかについて説明いたします。
Androidスマホを初期化するとは、工場出荷時の状態に戻すということです。そのため、連絡先や保存してきた写真や動画などのデータも全て削除されます。
Androidスマホを初期化(リセット)する必要がある場面は、主に以下の2つです。
Android端末を売却、譲渡する際、スマホの初期化が必要となります。
中古パソコンのハードディスクから保存されていたデータが流出し、大きな問題になったことがありましたが、Android端末も、初期化をせずに売却、譲渡すると個人情報などが漏洩する恐れがあります。
Android端末がウイルスなどに感染するなどの不具合から復旧したい時、スマホの初期化を行うことがあります。
しかし、注意点として、個人情報などのデータが漏洩してしまった後に初期化をしても、漏洩してしまったデータを消すことはできないという点が挙げられます。
また、ウイルス感染はアプリのインストールによるものである場合がほとんどですが、初期化後にまた同じアプリをインストールしてしまうと、再び同じウイルスに感染してしまいます。
不具合復旧のための初期化は、端末を復旧することには有効ですが、個人情報の漏洩や同じウイルスへの感染などには効果がありませんので、注意が必要です。
Android端末は、SDカードスロットがないものやSIMカードスロットと兼用になっているものもありますが、基本的に、本体とSDカードにデータが保存されています。
そして、Android端末本体にはアプリ、SDカードには写真や動画などのデータが保存されています。
この状態でAndroid端末の初期化を行うと、Android端末本体に保存されているデータは削除されますが、SDカードの初期化を行わないと、SDカードに保存されているデータは削除することができません。
そのため、アンドロイド本体にインストールしたアプリなどのデータは削除されますが、写真や動画などのデータはリセットされずに残されるという状態になります。
Androidスマホを初期化する前にしておかなければならない注意点を説明いたします。Androidスマホの初期化を行うとデータが削除されてしまうため、初期化後に今まで通りスマホを使用できるよう、事前の準備が必要となります。
Android端末の初期化を行うと、Android端末本体に保存されているアプリなどのデータが削除されるため、あらかじめ、バックアップが必要なものを確認します。具体的には、以下のデータが削除されます。
Android端末の初期化を行う前に、各サービスのパスワードなどのアカウント情報を必ずメモしておく必要があります。
初めに、Android端末本体に紐付いているアカウントから確認します。Android端末の「設定」を開き、「アカウントと同期」もしくは「アカウント」をタップします。
「アカウントと同期」をタップして表示されたGoogleなどのアカウントが、Android端末本体に紐付いているアカウントです。
これらのAndroid端末本体に紐付いているアカウントは、Androidを初期化するとデータが削除されてしまうため、パスワードなどのアカウント情報を必ずメモしておく必要があります。
また、ここに表示されていないAndroid端末本体に紐付いていないアカウント(LINEなど)は、Android端末本体に保存されているわけではありませんので、初期化してもデータが削除されることはありません。
しかし、初期化後は再ログインが必要となるため、Android端末本体に紐付いていないアカウントも、パスワードなどのアカウント情報は必ずメモしておく必要があります。
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