Bluetooth(ブルートゥース)の「5.0・4.2・4.1・4.0」とバージョン(規格)があるけれど、それぞれ違いはあるの?特徴や性能とは?Bluetooth(ブルートゥース)のバージョン(規格)の互換性や、イヤホンの選び方も解説します。
「Bluetooth」をご存知ですか?よく目にはするけれど、実は読み方が分からない方もいらっしゃるかもしれません。Bluetoothとは「ブルートゥース」と読みます。
Bluetooth(ブルートゥース)とは、Bluetoothに対応した機器同士、線で繋ぐことなくワイヤレスでデータをやり取りできます。身近な所だと、iPhoneとイヤホンをBluetoothで接続して音楽を聴くことが出来ます。
Bluetoothには「Bluetooth5.0」「Bluetooth4.0」など数字が後ろについています。ブルートゥースの後の数字の意味とは?その数字の違いとは?数字によって特徴や性能などが変わってくるの?など詳しくご説明します。
Bluetoothには「5.0・4.2・4.1・4.0」といったバージョン(規格)があるのをご存知ですか?Bluetoothの「5.0・4.2・4.1・4.0」といった数字の意味とは?数字が大きい程性能がいいの?特徴や性能の違いはあるのか?など気になりますよね。
そもそもBluetoothがよく分からないなあ、という方もいらっしゃるかもしれませんね。iPhoneなどスマホをお持ちの方は知らないうちに、Bluetoothを使っているかもしれません。
iPhoneのAirDropやAirPlay、および位置情報サービスを利用する場合はBluetoothが必要なので、自然と使っていますよね。「設定」を見るとBluetoothがオンになっていると思います。
ではイヤホンや車のカーナビとスマホをBluetoothで接続方法とは?Bluetoothの分かりやすい設定方法をご紹介します。設定と聞くと面倒そうに感じるかもしれませんが、Bluetoothのペアリングは初回に1度設定するだけでOKですよ。
Bluetoothのバージョン(規格)をご紹介します。1.1以前のバージョン(規格)もありますが、1.1から普及したので、以前のバージョン(規格)は省いています。
Bluetoothのバージョン(規格)が古いほど数字が小さく、大きい程バージョン(規格)が新しくなります。現在Bluetoothの最新バージョン(規格)は5.0になります。データ通信速度が4.0の2倍となり、Bluetoothの遅延解消が期待されます。
多岐にわたるBluetoothのバージョン。分かりやすいよう表にまとめました。
バージョン(規格) | 性能・機能など |
1.1 | 普及バージョン |
1.2 | 2.4GHz帯域の無線LAN (IEEE 802.11/b/g) などとの干渉対策されている。2003年11月公開。 |
2.0 | 容量の大きいデータを通信する場合、最大通信速度を3Mbpsの通信に切り替える EDRがオプションで追加。2004年11月公開。 |
2.1 | ペアリングが簡略化。近距離無線通信の NFCに対応。スリープ時間が多い機器のバッテリーを最大で5倍延長できる「Sniff Subrating」機能が追加。2007年3月公開。 |
3.0 | 最大通信速度が24Mbpsとなる High Speed (HS) がオプションで追加できるようになった。省電力性が向上。2009年4月公開 |
4.0 | 大幅に省電性が向上。多彩なプロファイルに対応。2009年12月公開。 |
4.1 | モバイル端末向け通信サービスの電波との干渉を抑える技術、データ転送の効率化、自動の再接続機能、直接インターネット接続できる機能、ホストとクライアント同時になれる機能、が追加。 |
4.2 | データ通信速度が2.5倍高速化。 |
5.0 | データ通信速度が4.0の2倍。通信範囲は最大で4倍の400m。 |
近年流通している商品は大半がBluetoothのバージョン(規格)が4.0以上となっています。それではBluetoothのバージョン(規格)が4.0と4.1ではどのような違いがあるのでしょうか?検証します。
Bluetoothはスマホ・カーナビなど様々なデバイスで利用されるため、種類ごとに決められたプロファイルがあります。例えば、スマホをワイヤレスイヤホンをBluetoothを使って接続したい場合は両方が同じプロファイルを持っていないと接続できません。
ハンズフリーのプロファイルはHFP、PC同士でやり取りするプロファイルはFTP、ヘッドセットを使うプロファイルはHSP、A2DPは高音質の音声を送るプロファイル、AVRCPはAV機器のコントロールに必要なプロファイル…様々なプロファイルがあります。
スマートフォンなどのモバイル機器はそれぞれ、様々な周波数帯を利用しており、Bluetoothが利用する周波数帯に似ていると電波干渉が起きてしまう事があります。
電波干渉が起きると、通信が不安定・通信が途切れるなどの通信品質が低下してしまいます。Bluetooth4.1は、電波干渉を抑える特徴があり、通信品質が向上しています。
Bluetooth4.1は自動再接続機能が追加され、劇的に使いやすくなりました。例えば、子機を部屋において、親機であるスマホを持って出かける場合、電波の接続範囲距離が離れたのを確認して切断します。親機が電波の距離の範囲に戻ってくると自動的に再接続してくれる特徴があります。
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