Windows8.1をセーフモードで起動する方法を紹介します。今回紹介する方法は4パターンです。セーフモードとは、また活用方法についても合わせて紹介します。Windows8.1の動きがおかしい場合にはぜひ参考にしてください。
セーフモードとはパソコンの電源を入れて立ち上げる際に、Windowsの機能を制限して起動するモードです。Windowsが正常に動かない場合に使用し、セーフモードでトラブルの原因を探ってシステムの回復を試みます。
簡単に言うと、セーフモード=メンテナンスモードです。セーフモードでは必要最低限の機能のみを使用できる状態となり、画面表示も制限されます。また接続したデバイスが使用できない場合があります。
動作がおかしい、うまく起動しない、などパソコンの状態が不安定な時にはセーフモードでWindowsを起動して、トラブルの原因を探します。
特に、新しいソフトウェアのインストール、Windowsアップデートの利用、ドライバのアップデートなどを行った際にトラブルがおこる可能性が高いです。この場合はセーフモードを利用して、トラブルが起こった直前の動作を取り消すことがトラブル回復に有効となる場合があります。
何か不具合が起きた時には、セーフモードを試してみます。
これまでのWindowsと同様、Windows8.1にもセーフモードが搭載されています。しかし起動の仕方がこれまでとは異なります。
Windows 8.1より前のパソコンは電源を入れた後、通常起動が始まる前に「F8」キーや「F5」キーを何度か入力することでセーフモードでの起動を選択することができました。
Windows 8.1では起動が高速となったため、これらのキーの入力をしてもセーフモードに入る前に、通常起動のスピードが上回ってしまいます。
そこでWindows 8.1では起動の前ではなく、シャットダウンの前に起動に関するメニューを表示させて、次回起動時にセーフモードで起動するように選択する機能が搭載されています。
この記事ではWindows 8.1でセーフモードの起動を選択する方法を次の4パターン紹介します。
まずは一番基本的な方法です。手順も少なく、普段使用している電源ボタンからセーフモードでの起動を設定することができます。
まずメニュー画面を表示させ、右上の電源ボタンをクリックします。次にShiftキーを押しながら「再起動」をクリックすると、詳細オプションとスタートアップの選択画面が開きます。
詳細オプションとスタートアップの設定は、ページ後半の「【Windows】セーフモードでの操作方法」を参照ください。
なお、この操作はメニュー画面右上の電源ボタンではなく、チャームバー内の電源ボタンからでもセーフモードの起動が可能です。チャームバーについては次で紹介します。
次にチャームバーから設定メニューを表示させ、セーフモードを起動する方法です。
Windows8.1では、Windows8.1以前のPCにあったようなスタートメニューはなく、右端に「チャームバー」と呼ばれるメニュー選択画面が隠されています。
この方法ではチャームバーを使用して、キーボードを使った入力をせず選択していくだけでセーフモードを起動することができます。セーフモード起動の手順は「PC設定>保守と管理>回復>再起動」と選択します。
まずはマウスのカーソルを右下に持っていきます。そこから上にスライドさせるとチャームバーが表示されます。もしくは右上から下にスライドさせても大丈夫です。
スライドさせる際はマウスのカーソルを動かすだけで、クリックやドラッグの必要はありません。ポイントはカーソルが見えなくなるくらい、右下の一番端まで持っていくことです。
チャームバーがうまく表示されない場合は何度か試してみましょう。
このスタート、デバイス、設定などのメニューが表示される黒い帯のようなものがチャームバーです。表示されたチャームバーから「設定」を選択します。
チャームバーが横に広がり、上の画面のようになります。右下の「PC設定の変更」を選択します。
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