BootCampをご存知の方は少なくないと思いますが、BootCampでMacでWindowsパーティションを削除することができることをご存知でしょうか?本記事では、MacでWindowsパーティションを削除する方法などをご紹介していきます。
本記事では、BootCampを使用して、Windows を削除し、Windows が使用していたパーティションを Mac OS X 用に復元するために削除する方法をご紹介していきます。しかし、その前にBootCampでパーティションを削除する際の注意点をご紹介します。
メーカーパソコンのOSはOEM版と言われていて、購入したパソコン本体のみにライセンスが与えられていますので、そのパソコンが廃棄処分となるとWindowsのライセンスも消滅します。
なお、付属しているOSディスクならば、そのパソコンに何度インストールしてもライセンス認証は必要ありませんが、現在は基本的にOSディスクは付属せず、リカバリーディスクをご自身で作るのが常識になっています。
また、DSP版とは、OSディスクとパソコンパーツの一部を同時購入することによって、パッケージ版より安く購入できるOSです。
それから、同時購入するパーツとは、メモリやHDDをはじめ、CPUやグラフィックカード、マザーボードなどで、新たに自作パソコンを作っても、同時購入したパーツを搭載することで、そのままライセンスを引き継ぐことが可能です。
したがって、スペックアップや規格の変わりやすいパーツでは、実用性がなくなりやすい関係で、技術進歩に左右されにくい「フロッピーディスクドライブ」とOSを同時販売する店舗が多いです。
ちなみに、同時購入したパーツが壊れても、搭載していればライセンスを引き継ぐことが可能となっていて、引継ぎした場合には、1台1ライセンスなので古いパソコンのOSは消去する必要があります。
ただし、いずれにしても自作パソコンの場合には、新規パソコンにインストールした時にラインセンス認証を行い、インストールのときに入力したプロダクトキーとパソコン構成が一対で認証されています。
そうして、ネットおよび電話でライセンス認証センターに登録し、一度だけライセンス認証することで、同じパソコンなら何度インストールしても問題はありません。
しかしながら、大幅にパーツ構成をすると別パソコンとみなされて、再度ライセンス認証が必要です。
なお、Windows に保存されているデータは完全に削除されるので、忘れずにバックアップを取得しておく必要があります。
ここで本記事の本題である、BootCampアシスタントを利用することで、MacでWindowsパーティションを削除する方法をご紹介していきます。そこでまずは、削除する上で一番初めにやる準備についてご説明します。
Windows 10の「バックアップ」は、まず、[スタート]メニューから[歯車(設定)]をクリックして[Windowsの設定]画面を開いて、[更新とセキュリティ]画面の左ペインで[バックアップ]を選択して設定をはじめます。
次に「ファイル履歴を使用してバックアップ」下の「ドライブの追加」の[+]ボタンをクリックして、バックアップ先となるドライブが検索されて、一覧表示されます。
ここでバックアップ先のディスクを選択することで、ファイルのバックアップが有効になり、自動的に実行されます。
なお、BootCampアシスタントを用いてバックアップを停止する場合には、[+]ボタンに変わって表示される「ファイルのバックアップを自動的に実行」の下のスイッチを「オフ」にする必要があります。
そして、デフォルトの場合では、ユーザーフォルダの下を1時間ごとにバックアップする設定となっていますので、これを変更するには、[その他のオプション]リンクをクリックして、[バックアップオプション]画面を開く必要があります。
BootCampアシスタントを用いる場合には、まず、Finder を起動して、「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」を選択します。
そして、「Boot Camp アシスタント」を起動します。
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