2019年02月17日更新
【BootCamp】MacでWindowsパーティションを削除する方法
BootCampをご存知の方は少なくないと思いますが、BootCampでMacでWindowsパーティションを削除することができることをご存知でしょうか?本記事では、MacでWindowsパーティションを削除する方法などをご紹介していきます。
目次
- 1【BootCamp】MacでWindowsパーティションを削除する際の注意点
- ・Windowsのライセンスが他のPCへ移行出来るか確認する
- ・バックアップは必ずとっておく
- 2【BootCamp】MacでWindowsパーティションを削除する方法〜準備〜
- ・Windows側に保存されているデータをバックアップする
- 3【BootCamp】MacでWindowsパーティションを削除する方法〜解除〜
- ・BootCampアシスタントの起動
- ・Windowsを削除しBootcampを解除する手順
- ・パーティションが復元される
- 4【BootCamp】MacでWindowsパーティションを削除できない時の対処法〜修復〜
- ・PC起動時にCommand+Rを押す
- ・OS Xユーティリティからディスクの修復を行う
- 5【BootCamp】MacでWindowsパーティションを削除できない時の対処法〜ディスクユーティリティ〜
- ・ディスクユーティリティを開く
- ・Windows NTパーティションを削除
- 6【BootCamp】MacでWindowsパーティションを削除できない時の対処法〜統合〜
- ・ターミナルを起動
- ・ターミナルでWindowsがインストールされたパーティションを統合する手順
- ・合わせて読みたい!Macの使い方に関する記事一覧
【BootCamp】MacでWindowsパーティションを削除する際の注意点
本記事では、BootCampを使用して、Windows を削除し、Windows が使用していたパーティションを Mac OS X 用に復元するために削除する方法をご紹介していきます。しかし、その前にBootCampでパーティションを削除する際の注意点をご紹介します。
Windowsのライセンスが他のPCへ移行出来るか確認する
メーカーパソコンのOSはOEM版と言われていて、購入したパソコン本体のみにライセンスが与えられていますので、そのパソコンが廃棄処分となるとWindowsのライセンスも消滅します。
なお、付属しているOSディスクならば、そのパソコンに何度インストールしてもライセンス認証は必要ありませんが、現在は基本的にOSディスクは付属せず、リカバリーディスクをご自身で作るのが常識になっています。
また、DSP版とは、OSディスクとパソコンパーツの一部を同時購入することによって、パッケージ版より安く購入できるOSです。
それから、同時購入するパーツとは、メモリやHDDをはじめ、CPUやグラフィックカード、マザーボードなどで、新たに自作パソコンを作っても、同時購入したパーツを搭載することで、そのままライセンスを引き継ぐことが可能です。
したがって、スペックアップや規格の変わりやすいパーツでは、実用性がなくなりやすい関係で、技術進歩に左右されにくい「フロッピーディスクドライブ」とOSを同時販売する店舗が多いです。
ちなみに、同時購入したパーツが壊れても、搭載していればライセンスを引き継ぐことが可能となっていて、引継ぎした場合には、1台1ライセンスなので古いパソコンのOSは消去する必要があります。
ただし、いずれにしても自作パソコンの場合には、新規パソコンにインストールした時にラインセンス認証を行い、インストールのときに入力したプロダクトキーとパソコン構成が一対で認証されています。
そうして、ネットおよび電話でライセンス認証センターに登録し、一度だけライセンス認証することで、同じパソコンなら何度インストールしても問題はありません。
しかしながら、大幅にパーツ構成をすると別パソコンとみなされて、再度ライセンス認証が必要です。
バックアップは必ずとっておく
なお、Windows に保存されているデータは完全に削除されるので、忘れずにバックアップを取得しておく必要があります。
【BootCamp】MacでWindowsパーティションを削除する方法〜準備〜
ここで本記事の本題である、BootCampアシスタントを利用することで、MacでWindowsパーティションを削除する方法をご紹介していきます。そこでまずは、削除する上で一番初めにやる準備についてご説明します。
Windows側に保存されているデータをバックアップする
Windows 10の「バックアップ」は、まず、[スタート]メニューから[歯車(設定)]をクリックして[Windowsの設定]画面を開いて、[更新とセキュリティ]画面の左ペインで[バックアップ]を選択して設定をはじめます。
次に「ファイル履歴を使用してバックアップ」下の「ドライブの追加」の[+]ボタンをクリックして、バックアップ先となるドライブが検索されて、一覧表示されます。
ここでバックアップ先のディスクを選択することで、ファイルのバックアップが有効になり、自動的に実行されます。
なお、BootCampアシスタントを用いてバックアップを停止する場合には、[+]ボタンに変わって表示される「ファイルのバックアップを自動的に実行」の下のスイッチを「オフ」にする必要があります。
そして、デフォルトの場合では、ユーザーフォルダの下を1時間ごとにバックアップする設定となっていますので、これを変更するには、[その他のオプション]リンクをクリックして、[バックアップオプション]画面を開く必要があります。
【BootCamp】MacでWindowsパーティションを削除する方法〜解除〜
BootCampアシスタントを用いる場合には、まず、Finder を起動して、「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」を選択します。
BootCampアシスタントの起動
そして、「Boot Camp アシスタント」を起動します。
Windowsを削除しBootcampを解除する手順
すると、Boot Camp アシスタントが表示されます。そして、「続ける」をクリックします。
BootCampアシスタントでは、上の画像のように項目が選択されていることを確認して、「続ける」をクリックします。
そうして、BootCampアシスタントを用いることで、Windows パーティションを削除し、ディスクを単一パーティションの OS X ボリュームに復元します。
次にBootCampで「復元」をクリックします。
続いて上の画像に切り替わりましたら、「ユーザー名」と「パスワード」を入力して、「OK」をクリックします。
パーティションが復元される
すると、BootCampアシスタントでパーティションの復元が始まります。
そうして、BootCampアシスタントでWindows パーティションが削除されて、ディスクが単一ボリュームとして復元されましたので「終了」をクリックします。
【BootCamp】MacでWindowsパーティションを削除できない時の対処法〜修復〜
解除できない場合は、Macの電源を入れた直後に、キーボードの「command (⌘) + R」キーおよびmacOS 復元のほかのキーの組み合わせを押し、Appleロゴおよぼ回転する地球儀が表示されるまでそのまま長押しします。
そして、下の画像のようにユーティリティウインドウが表示されたら起動は完了です。
PC起動時にCommand+Rを押す
そして、解除できない場合は、macOS 復元から起動した後に、上の画像のユーティリティの中から選択して「続ける」をクリックします。
また、Time Machine バックアップから復元では、Mac の Time Machine バックアップから Mac を復元します。
なお、macOS を再インストールでは、Mac オペレーティングシステムをダウンロードして再インストールします。
OS Xユーティリティからディスクの修復を行う
ディスクに問題が検出されなかったこと、およびディスクが修復されたことが報告されれば、検査は終了ですので「詳細を表示」をクリックし、修復の詳細情報を表示可能です。
しかしながら、解除できない場合は、以下のいずれかを実行する必要がありますのでご確認ください。
万が一、「エクステントアロケーションが重複しています」エラーが報告される場合には、複数のファイルがディスク上の同じ領域を占領して、その内の少なくとも1つが破損している可能性があります。
そして、影響を受けるファイルのリスト上の各ファイルをチェックする必要がありますし、リスト上のほとんどのファイルのエイリアスが、ディスクの最上位にある「DamagedFiles」フォルダ内にあります。
【BootCamp】MacでWindowsパーティションを削除できない時の対処法〜ディスクユーティリティ〜
上記では、パーティションを解除する方法をスクリーンショットを用いながらご説明してきましたので、ここでは万が一、パーティションを解除できない時があった場合の対処法をご紹介しています。
ディスクユーティリティを開く
「ディスクユーティリティ」を使用して、一部のディスクの問題である複数のアプリケーションが突然終了する、ファイルが破損したり、外部装置が正常に動作しない場合、コンピュータが起動しない場合、などを解決可能です。
注意点としては、Fusion Drive のデータが失われないようにするために、10.8.5 より前のバージョンの OS X を使用している Mac には接続しないことを忘れないでください。
手順としては、まず、アップルメニュー から「再起動」を選択し、Mac が再起動したら、Command キーと R キーを長押ししたままにして、Apple ロゴが表示されたらキーを放します。
次に「ディスクユーティリティ」をクリックして、「続ける」をクリックし、「表示」から「すべてのデバイスを表示」と選択します。
続いて、サイドバーで、修復したいディスクを選択して、「First Aid」ボタン をクリックします。
なお、そのディスクでもうすぐ障害が発生することを警告するメッセージが表示された場合には、データのバックアップを作成してディスクを交換します。
Windows NTパーティションを削除
NTFS でフォーマットされたパーティションや論理ドライブがある場合には、削除するパーティションに Windows NT がインストールされていない限り、ディスク アドミニストレーターを使います。
注意点として、パーティションを削除する前に、重要な情報をバックアップしますが、拡張の NTFS パーティション上のすべてのデータを破棄します。
なお、拡張済みパーティション全体を削除する場合には、その中のすべての論理ドライブも破棄されますので、確認するすべての論理ドライブ上のデータをバックアップしましょう。
【BootCamp】MacでWindowsパーティションを削除できない時の対処法〜統合〜
ここではMacでWindowsパーティションを削除できない時の対処法で、修正などに関してではなく、統合についてご紹介していきます。
ターミナルを起動
まず、ターミナルをLaunchpadから探して選択し、起動します。
ターミナルでWindowsがインストールされたパーティションを統合する手順
まずはdiskutil listというコマンドを入力して、ディスク一覧を取得しますと、一覧が出てくるので右側にある「IDENTIFIER」をチェックします。
ディスクの番号が表示されますので、この番号でどのディスクかを認識することになり、disk1とdisk2が論理ボリュームの場合には両方覚えておきます。
そして、そのディスク番号で論理ボリュームの解除を行い、Enterを押して、Macを再起動して、ディスクユーティリティを確認して完了です。
まとめ
本記事では、BootCampアシスタントを利用することで、MacでWindowsパーティションを削除する方法を準備の段階から解除するまでスクリーンショットを用いながらご紹介してきました。
また、BootCampアシスタントを利用してパーティションが削除できない場合の対処法についてもご紹介しています。