ワンセグ携帯にNHK受信料支払い義務!最高裁判決に非搭載スマホに買い換えの声も

最高裁の判決で、ワンセグ搭載携帯の所持者にはNHK受信料の支払い義務が発生すると決定しました。ワンセグ非搭載の携帯への買い換えが起こることが懸念されますが、最高裁で下されたワンセグ携帯のNHK受信料の支払い義務に関する裁判についてご紹介します。

目次

  1. 1ワンセグ搭載の携帯にもNHK受信料支払い義務があると最高裁で決定
  2. ワンセグ携帯におけるNHK受信料の裁判とは?
  3. 最高裁で下されたワンセグ携帯のNHK受信料についての判決
  4. ワンセグのNHK受信料はいくら?
  5. 2ワンセグのNHK受信料の判決によって今後何が起こる?
  6. NHKの訪問員がワンセグ携帯の所持を聞き出そうとするかも
  7. ワンセグ非搭載の携帯に買い換える人が増える
  8. 合わせて読みたい!スマホに関する記事一覧

ワンセグ搭載の携帯にもNHK受信料支払い義務があると最高裁で決定

NHK受信料は、テレビを見る全ての国民が払うべき義務と言われています。

このNHK受信料の支払い義務については別の裁判でもNHK側の勝訴が確定しているのですが、今回最高裁で下された判決は自宅にテレビがなく、ワンセグを搭載した携帯を所持している人のNHK受信料支払いの義務についてです。

ワンセグ携帯におけるNHK受信料の裁判とは?

この裁判は自宅にテレビがなく、ワンセグを搭載した携帯を所持している人が原告としてNHKと争ったもので、一審の判決はさいたま地裁で2016年に「ワンセグ搭載所持者にはNHKへの受信料の支払い義務はない」という原告側の勝訴で終えました。

しかし、その後の東京高裁による二審では一転NHKの逆転勝訴となり、「原告側に受信料の支払い義務は生じる」という判決が下されます。

その後原告側が最高裁へ上告していたのですが、2019年3月12日に最高裁がこの訴えを棄却したことにより二審での判決が決定し、この裁判によるNHKの完全な勝訴が確定しました。

最高裁で下されたワンセグ携帯のNHK受信料についての判決

二審の東京高裁では、「受信設備を携帯した人が受信料の支払いを免れることになれば、不公平な結果を招く」と結論づけられたことでNHKの勝訴が確定しました。

この二審の判決を踏まえたうえで最高裁が原告の上告の訴えを棄却したということは、最高裁が「ワンセグ搭載携帯の所持者にはNHK受信料の支払い義務が生じる」ということを認めたということです。

この裁判の判決は大変注目され、様々な場所で物議を醸すことになります。

ワンセグのNHK受信料はいくら?

契約種別 支払い方法 月額 2ヶ月払額 6ヶ月前払い額 12ヶ月前払い額
衛星契約 ・口座振替
・クレジットカード継続払い
2230円 4460円 12730円
(2ヶ月払より650円お得)
24770円
(2ヶ月払より1990円お得)
継続振込よりお得
継続振込
(振込用紙でのお支払い)
2280円 4560円 13015円
(2ヶ月払より665円お得)
25320円
(2ヶ月払より1130円お得)
地上契約 ・口座振替
・クレジットカードでのお支払い
1260円 2520円 7190円
(2ヶ月払より370円お得)
13990円
(2ヶ月払より1130円お得)
継続振込よりもお得
継続振込
(振込用紙でのお支払い)
1310円 2620円 7475円
(2ヶ月払より385円お得)
14545円
(2ヶ月払より1175円お得)
特別契約 ・口座振替
・クレジットカード継続払
(クレジットカードでのお支払い)
985円 1970円 5620円
(2ヶ月払より290円お得)
10940円
(2ヶ月払より880円お得)
継続振込よりもお得
継続振込 1035円 2070円 5905円
(2ヶ月払より305円お得)
11490円
()2ヶ月払より930円お得

NHKは上記のように決められています。このうち、ワンセグ搭載携帯は地上契約に該当するので地上契約の欄を参照ください。

また、NHK受信料は1家庭につき1つの契約ですから、自宅にテレビがあり既にNHK受信料を払っているという人はワンセグ搭載携帯を持っていても別に契約して支払う必要はないので、安心してください。

らじるらじるアプリの使い方!NHKネットラジオを無料で聞こう
ネットラジオを使ったことがありますか?最近はスマホでラジオを聴く人も多いです。その中でもNH...
NHKニュース・防災アプリの使い方!防災情報や速報はスマホで!
近年自然災害のニュースを多く目にします。NHKのニュース・防災アプリは、災害の速報がいち早く...

ワンセグのNHK受信料の判決によって今後何が起こる?

ワンセグ搭載携帯のNHK受信料の支払い義務に関する最高裁の判決は日本全国で大きな話題となりました。

最高裁がNHK受信料の支払い義務があるという判決を下したことにより、様々な場面で変化があると言われています。

NHKの訪問員がワンセグ携帯の所持を聞き出そうとするかも

NHKと契約をしていない家庭には、NHKの訪問員が訪れて受信料の支払いが必要な端末がないかを確認されます。

このとき、今までは「テレビがない」と言えば契約をせずに済んでいたものが今回の最高裁による判決を引き合いに出してワンセグ搭載携帯の所持を確認してくる可能性が指摘されています

しかし、この場合NHK訪問員には強制権はないですから、無理に携帯を見せる必要はないと言って良いでしょう。

ワンセグ非搭載の携帯に買い換える人が増える

近年若い世代の一人暮らしだと自宅にテレビを置かない人が増えていると言われています。そんな人からすれば、ワンセグ搭載の携帯を持っているという理由でNHKの受信料を払うのは納得いかないと考える人もいるでしょう。

そのため、受信料を払う義務があるのはワンセグ搭載の携帯所持者なので、ワンセグ非搭載の携帯に買い換える人が増えると考えられます。

ワンセグ非搭載の携帯に買い換えるだけで受信料を払う必要がなくなるので、携帯の買い換えが増えるのは自然な流れだとも言えます。

iPhoneでワンセグ・フルセグを見る方法!リアルタイム視聴できる?
iPhoneでワンセグやフルセグを観る方法は意外と簡単です。でも専用のチューナーが必要だった...

合わせて読みたい!スマホに関する記事一覧

超小型スマホ「Palm Phone」が日本発売!手のひらサイズSIMフリーを徹底調査
手の平サイズの超小型スマホ「Palm Phone」の発売が発表されました。超小型スマホ「Pa...
「ドトールバリューカード」専用アプリが登場!スマホで決済/チャージが完結
ドトールコーヒーは「ドトールバリューカード」のスマホ専用アプリがリリースされました!「ドトー...
GoogleがAndroidスマホを2段階認証セキュリティキーにする機能を発表
Googleは、AndroidスマホをGoogleアカウントにログインするための2段階認証の...

関連するまとめ

関連するキーワード

この記事のライター
m.ayano

人気の記事

新着まとめ