Instagramが「いいね!」の数を公開中止のテストを行っていることがわかりました。Instagramでは公開された「いいね!」の数にこだわる群衆心理を抑制することが目的です。Instagramの「いいね!」の数公開中止についてご紹介します。
Instagramではデザインに小さいが重要な変更を加えることを検討しています。このInstagramのデザイン変更の検討については最近問題になっている「いいね!」の数にこだわる群衆心理的なユーザー行動を抑制することが目的だとされています。
今回のInstagramが検討しているデザイン変更によるインターフェイスにより、「いいね!」数の一般公開を中止することについてみていきましょう。
今回Instagramが検討しているデザイン変更によるインターフェイスは、Instagramユーザーが「いいね!」の数を多く得たいという群衆心理に陥って暴走することを抑制させる効果があるのではないでしょうか?
無料の写真共有アプリ【Instagram】とは、Facebook,Incが提供している無料の写真共有アプリです。日本では略して〈インスタ〉と呼ばれることもあり多くのユーザーに利用されています。
【Instagram】は、2014年2月に日本語アカウントが開設となり、2016年6月には全世界のユーザーが5億人を超えた人気のアプリケーションです。
無料の写真共有アプリ【Instagram】では、ユーザーが撮影した写真や動画を自由にインスタグラムに投稿することができ、そのアップロードされた投稿に「いいね!」をタップしたり、投稿したユーザーをフォローすることができます。
投稿したユーザーは、【Instagram】にて自分が投稿した画像にどれくらいの人が「いいね!」をしてくれた数について、「いいね!」の数の確認したり、自分をフォローしているユーザーの数を確認することが可能です。
いつからか「いいね!」の数については、多い方が良いという群衆心理が芽生え、本来の写真共有ではなく、「いいね!」の数を稼ぐための投稿が増加してしまうという傾向が見られるようになりました。
【Instagram】のデザイン変更についてですが、これまでの画面にあった「〇〇〇人が『いいね!』しました。」という数の公開表示が中止となるユーザーインターフェイスとなるようです。
デザイン変更後の【Instagram】アプリでは、画面左側のInstagramフィールドの画面では「いいね!」数のトータルは公開は中止され、「いいね!」したユーザーのプロフィールはいくつか公開表示されるだけのユーザーインターフェイスとなっています。
ユーザーの自分自身の投稿には「いいね!」数が公開表示されるが、「これを見ることができるのは投稿者本人だけ」という注意が表示されることに変更されます。
現在、多くのInstagramユーザーが、自分がInstagramに投稿・公開した写真に、あまり「いいね!」の数が集まらなかった場合に、Instagramの投稿を削除したりすることが多く見受けられます。
また、一部ユーザーの中には「いいね!」の数を集めるよう、既存のアカウントではなく、コンテンツをFinstagram(フィンスタ)などと呼ばれる別アカウントを作成することがありました。
Finstagram(フィンスタ)などと呼ばれる別アカウントにふさわしくない写真や動画の投稿・公開を行い「いいね!」の数を稼ぐ行為が判明することがたびたびありました。
今回のInstagramで検討されているデザイン変更についてのユーザーインターフェイスについて確認しましょう。
「いいね!」数がInstagramを利用している他のユーザーに一般公開されなくなることで、「いいね!」を過剰に意識した群衆心理である無益な競争や気遣いを抑制することができます。
「いいね!」を過剰に意識することが抑制が可能となれば、投稿・公開のコンテンツにもっと集中することができるユーザーインターフェイスとなるではと期待されています。
TechchCrunchの取材に対し、Instagramの広報担当者は新しいUIをテストしていたことの経緯を認め、Instagramのデザイン変更について声明を公表しました。
「現在、このプロトタイプのテストは行っていないが、Instagramのユーザーが感じがちな競争的圧力を減らす方策の一環として各種の新しいデザインを検討してきたのは事実だ。」とのことです。
このInstagramの広報担当者の声明からも、デザイン変更についての大きな目的は、本来の望まれる姿ではない「いいね!」の数を過剰に意識してしまう群衆心理を抑制することだということがわかります。
1 / 2
続きを読む