Mac OS X Yosemiteの初期化と再インストール(クリーンインストール)方法を解説します。再インストールとは?iTunes,iCloudのバックアップや初期化するための所用時間など、OS X Yosemiteでの方法をご紹介します。
使っているMacが重くなってきたり、固まって動かなくなってしまったり、買ったばかりの時のようにサクサク動かないようになったりなど、そういう時にOS X Yosemiteの再インストールは効果があります。
しかし、手軽に見える再インストールでも、やり方を間違えると時間がかかってしまったり、必要なデータを失ってしまうことになる可能性もあります。
こちらの記事では、正しい再インストールやクリーンインストールの方法や、iTunesやiCloudの認証削除の方法をご紹介いたします。
再インストール(クリーンインストール)とは、「データを初期化して新品状態に戻すこと」をさします。
OS Xユーティリティを使用し、中身を新品状態に戻すことにより、使っていたMacが軽くなったり、不調でトラブルしがちなMacの状態を改善することを目的として行います。
手順を踏めばほぼ自動で行ってくれますが、iTunesやiCloudのアカウント認証は手動で削除をする必要があります。
再インストール(クリーンインストール)にはメリットもデメリットもあります。両方を把握して、よく準備をしてから再インストールを行う必要があります。準備を万端にして作業をすれば、スムーズに行うことができます。
メリットは何と言ってもMacが軽くなることです。動作の重いMacを軽くするには初期化して真っ白な状態に戻すのが一番です。
パソコンも使い続けていればデータが蓄積してシステム内にゴミがたまり、重くなっていきます。それを再インストール(クリーンインストール)で綺麗にすることができます。
Macの再インストール(クリーンインストール)はとにかく時間がかかります。状況や環境にもよりますが、だいたい合計で8時間ほどはかかる場合が多いです。
再インストール前にバックアップをとり、その後復元をする工程もありますので、時間に余裕を作り作業に取り掛かる必要があります。
OS X Yosemiteにはデータを残して再インストールする方法とデータを全て消してインストールする方法があります。まずはデータを残して再インストールする方法をご紹介いたします。
データを残して再インストールするのは、時間が早くすみます。定期的にマックがシステムトラブルを起こしたり、重くなってしまっている場合は有効な手段です。
システムが原因でトラブルを起こしている場合、このシステムを再インストールするため問題が解決します。反面、データやアプリが原因でのトラブルの場合は、こちらをしても症状があまりよくならないこともあります。
どちらの作業もOS Xユーティリティを起動し作業していきます。
OS X Yosemiteのデータを残したまま再インストールの手順です。OS Xユーティリティを起動する前に確認事項があります。
空き容量は20GBぐらいは必要です。動画など、大きなファイルを外付けHDDに一度移動するなどをしてまずは十分な空き容量をつくります。
そして、左上メニューバーりんごアイコンをクリックして、表示されるメニューから「再起動」をクリックします。
その後、画面が暗くなります。暗くなったら「command+R」キーを推し続けます。
command+Rを押し続けていると、「OS Xユーティリティ」というウィンドウが起動し表示されます。
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