2021年12月30日更新
MacでUSBメモリをフォーマット(初期化)する方法
MacのパソコンでUSBメモリを利用することはありますか。MacのパソコンでUSBメモリを利用するときにフォーマットという初期化方法をやる必要があります。ここではMacのパソコンでのUSBメモリのフォーマット(初期化)方法を紹介します。
目次
- 1【Mac】USBメモリをフォーマット/初期化するとは?
- ・初期の状態にすること
- 2【Mac】フォーマット/初期化の種類
- ・FAT32
- ・MS-DOS (FAT)
- ・exFAT
- 3【Mac】USBメモリをMacとWindows両方のOSで使用するときのフォーマット/初期化は?
- ・フォーマットの種類によっては認識しない
- ・MacとWindowsに互換性があるようにUSBをフォーマットする方法
- 4【Mac】でUSBメモリーをフォーマット/初期化する方法
- ・フォーマットの操作手順
- 5【Mac】でUSBメモリー内部のデータを完全消去する方法
- ・消去レベルは4段階
- ・MacでUSBを「最も速い」消去でフォーマットする
- ・MacでUSBを「ゼロ消去を1回」でフォーマットする
- ・MacでUSBを「DOE準拠の確実な消去3回」でフォーマットする
- ・MacでUSBを「最も安全」な消去でフォーマットする
- ・データの流出対策には早い段階でのフォーマット/完全消去が大切
- ・合わせて読みたい!USBメモリに関する記事一覧
【Mac】USBメモリをフォーマット/初期化するとは?
みなさんはUSBメモリをMacのパソコンで利用することはありますでしょうか。MacのパソコンではUSBメモリを利用するときにフォーマット(初期化)という処理を実行する必要があります。
フォーマット(初期化)とは、初期の状態にして使えるようにする作業のことを言います。
初期の状態にすること
USBメモリのフォーマット(初期化)とは、指定されたファイルシステムに基づいて、モノの出し入れのしやすくするために細かく区切っていき、それぞれの区切りに番地を付けることで、どこに何があるのか管理できるようにします。
ここではそのUSBメモリのフォーマット(初期化)方法について紹介します。
【Mac】フォーマット/初期化の種類
それではまずMacのパソコンでUSBをフォーマットする際の種類について紹介します。USBメモリをフォーマットしようとしても、方法や種類が複数あるのでまずはフォーマット/初期化の種類について理解しましょう。
またここで紹介するフォーマット/初期化の種類は、一般的なものしか紹介しません。ここで紹介しないUSBメモリのフォーマット(初期化)方法もあるので、もしかしたら今まで利用していたフォーマット/初期化方法がないかもしれません。
あくまでも今までMacのパソコンでUSBメモリの初期化をしたことがない人を対象にフォーマット/初期化の種類について紹介します。
FAT32
まず紹介するのは、FAT32というフォーマット方法です。FAT32とは、クラスタサイズがFAT16よりも小さく、ディスクを効率的に使用できます。また1つの領域として確保できる容量は最大2テラバイトまでです。
上記条件に合う場合は、安全に確実にUSBメモリのフォーマットが行えるので、活用するといいかもしれません。しかし最大ファイルサイズ4GBまでという制限もあるので注意してください。
またFAT32は、Windows以外の MAC OSでも基本的に読み書きが可能というメリットがあります。なのでMacのパソコンでも安全に確実にUSBメモリのフォーマットが行えます。
MS-DOS (FAT)
次に紹介するのは、MS-DOS (FAT)というフォーマット方法です。MS-DOS (FAT)とは、マイクロソフトが開発・販売していた、8086系マイクロプロセッサをCPUとする、IBM PCのパーソナルコンピュータ向けのオペレーティングシステムです。
MS-DOS (FAT)の特徴とは、ディスクのサイズが 32 GB 以下の場合は安全且つ確実にUSBメモリのフォーマットを行うことができます。もし32GB以上の場合は、フォーマットを行うことができません。
このようにUSBメモリのサイズによってもMacのパソコンでフォーマットする際に利用する方法が変わってくるので、知っておきましょう。
exFAT
そして最後に紹介するのは、exFATというフォーマット方法です。exFATとは、マイクロソフトが主にフラッシュドライブ向けに開発したプロプライエタリなファイルシステムであり、File Allocation Table (FAT) の後継規格です。
したがって1ファイルが4GB以上でも保存できたり、容量制限がありません。またmacOSで利用可能というメリットがあり、比較的Macのパソコンのユーザは活用している人が多いのではないでしょうか。
しかしWindows XP SP2/SP3をexFAT形式に対応させるためには、マイクロソフトが公開しているexFAT対応の更新プログラムを適用する必要があります。自分が利用しているOSを確認してから利用するようにしましょう。
【Mac】USBメモリをMacとWindows両方のOSで使用するときのフォーマット/初期化は?
USBメモリは色んな場所で利用できて、持ち運びできるというメリットがあるかと思います。しかしいつもMacのパソコンだけで利用するとも限りません。
ここではMacとWindows両方のOSで利用する場合のフォーマット方法について紹介します。もし間違った方法でフォーマットするとMacのパソコンで利用できなくなることもあります。
確実に且つ安全にUSBメモリを利用するために是非正しいフォーマット方法を覚えましょう。またWindowsはOSも色々あります。もしかしたらWindowsのOSによって利用できないフォーマットもあるので注意してください。
フォーマットの種類によっては認識しない
まずUSBメモリをMacのパソコンとWindowsのパソコンで利用する場合は、フォーマットの種類によってははWindowsで利用できなかったり、逆にMacのパソコンで利用できなかったりします。
なのでMacのパソコンでもWindowsのパソコンでも両方に対応しているフォーマット方法でデータをマウントする必要があります。
もし間違ったフォーマットでUSBメモリを利用している場合は、安全で且つ確実なフォーマット方法に変更するようにしましょう。
MacとWindowsに互換性があるようにUSBをフォーマットする方法
それではMacとWindowsに互換性があるようにUSBをフォーマットする方法や種類について紹介します。まずは自分のMacのパソコンやWindowsのパソコンのOSのバージョンを確認しましょう。
OSのバージョンによってサポートされていない場合もあるので、注意してください。
おすすめのフォーマット方法は、exFATというフォーマット方法です。フォーマットが早い特徴もあり、データを安全で確実に認識します。
【Mac】でUSBメモリーをフォーマット/初期化する方法
それではここからはMacのパソコンでUSBメモリをフォーマットする方法について紹介します。まずはUSBメモリを家電量販店やねインターネットで購入しておいてください。
またMacのパソコンでフォーマットする際は、USBメモリの大きさや性能によって少し時間がかかる場合もあるので、時間に余裕があるときに行いましょう。
フォーマットの操作手順
Macのパソコンでフォーマットの操作手順を紹介しますので、今後データをが破損したり利用できなくなることを防ぐためにも、是非フォーマット方法を覚えておきましょう。
またWindowsでも利用する場合やMacのパソコン以外でも利用する予定の場合は、フォーマットの種類も事前に確認しておきましょう。
Launchpad「その他」でディスクユーティリティを開く
まずは顔のアイコンをクリックして [Finder] を表示します。[Finder]が表示されたら、[移動] メニューの [ユーティリティ] を選択します。
[ユーティリティ] 画面で[ディスクユーティリティ] をダブルクリックします。
フォーマット/初期化するUSBを選択して「消去」ボタンを押す
[ディスクユーティリティ]画面で、[表示] メニューの [すべてのデバイスを表示] を選択します。
※必ず実施してください。表示を切り替えないと正常にフォーマットできません。
フォーマットするドライブをクリックします。
[消去] をクリックします。
USBのデバイスの名前を入力してフォーマットの形式をクリック
ポップアップが表示されるので、まずはUSBのデバイスの名前を入力してフォーマットの形式をクリックします、
USBのデバイスの名前は、任意なので自分が覚えやすい名前にするといいでしょう。
フォーマットの形式を選択
フォーマットの形式や種類を選択します。ここのでフォーマットの形式を間違えるとMacのパソコンやWindowsでUSBメモリのデータを確認できなくなる可能もあるので注意してください。
全てを入力して、「削除」をクリックするとフォーマットが開始されます。
フォーマットが完了
少し時間はかかりますが、待っていればフォーマットが完了します。もしエラーやポップアップが表示されたら、途中で失敗したことになるので、エラー原因を確認してみましょう。
早いフォーマットは、逆に正常にUSBメモリのフォーマットが終わったか確認する必要もあります。
【Mac】でUSBメモリー内部のデータを完全消去する方法
それでは最後にMacのパソコンでUSBメモリー内部のデータを完全消去する方法について紹介します。USBメモリは、Macのパソコンで使いまわす場合もあると思います。
その場合データを削除する必要があるときもありますよね。なのでここではMacのパソコンで早いUSBメモリー内部のデータを完全消去する方法を紹介します。
消去レベルは4段階
まずMacのパソコンでUSBメモリー内部のデータを完全消去するには、消去レベルが4段階あることを知っておいてください。
簡単にはMacのパソコンでUSBメモリー内部のデータを完全消去できないようになっています。
MacでUSBを「最も速い」消去でフォーマットする
またMacのパソコンでUSBメモリを早いスピードで消去し、フォーマットすればUSBメモリー内部のデータを完全消去することもできます。
フォーマットのスピードが早いので、時間の短縮にもなります。しかし安全性が少しかけます。
MacでUSBを「ゼロ消去を1回」でフォーマットする
そしてMacのパソコンでUSBメモリをフォーマットする際に「ゼロ消去を1回」のオプションを利用するとUSBメモリー内部のデータを完全消去することができます。
こちらも比較的スピードが早いフォーマット方法になります。
MacでUSBを「DOE準拠の確実な消去3回」でフォーマットする
MacのパソコンでUSBメモリをフォーマットする際に「DOE準拠の確実な消去3回」のオプションを利用しても、USBメモリー内部のデータを完全消去することができます。
絶対に漏洩したくないときはこの方法がおすすめします。
MacでUSBを「最も安全」な消去でフォーマットする
MacでUSBを「最も安全」な消去でフォーマットすることでUSBメモリー内部のデータを完全消去します。
USBが壊れないか心配の人は、この方法でMacのパソコンでUSBをフォーマットしましょう。
データの流出対策には早い段階でのフォーマット/完全消去が大切
USBメモリはデータの流出や漏洩の主な原因になることがよくあります。なので会社によっては、USBメモリの利用を禁止している場合もあります。
USBメモリによるデータの流出対策には早い段階でのフォーマット/完全消去が一番大切です。
最後に
MacのパソコンでUSBメモリをフォーマットする方法はわかっていただけましたでしょうか。フォーマットには種類もあり、特徴もあるので是非メリット・デメリットを理解して利用しましょう。