iOS15でiPhoneの写真とカメラが便利に!新機能を紹介!
iOS15では、iPhoneの写真アプリとカメラアプリがより便利になりました。iOS15にアップデートした写真アプリやカメラアプリがどのような形で便利になったのか、iOS15で追加された写真アプリやカメラアプリの新機能を含め紹介します。
【iOS15】iPhoneの写真とカメラの新機能
iOS15は、様々な機能の追加があり、注目している人、実際にiOS15へアップデートして利用している人もいるかと思います。そんな中で注目したいiOS15の"写真"アプリと"カメラ"アプリの新機能についてこの記事で紹介します。
iOS15での写真とカメラの新機能
iOS15での写真・カメラの新機能としては、次の項目があります。それぞれの内容について詳しく説明しますので、iOS15の写真・カメラの新機能について知りたいと思っていた人は是非目を通してみてください。
- メモリー
- 「For You」タブの「あなたと共有」
- 情報パネル
- iCloud写真がより短い時間で同期
- 他社製アプリが提供する選択ワークフローがよりシンプルに
- 「ピープル」アルバムの個人識別機能が進化
- ピープルの名前の修正がより簡単に
- 写真の画像ピッカー
- 「候補への表示を減らす」
- 写真の検索がしやすく
- 「テキストの認識表示」
- iCloudストレージの無料増量
メモリー
iPhoneの写真アプリには、人物や年月日、場所などをテーマとして写真データをBGM付きのスライドショーにしてくれる「メモリー」という機能があります。
iPhoneにおまかせして自由にメモリーを作成してもらうのでも十分に面白いのですが、このメモリーは自分でカスタマイズして作成できることもあって、利用している人も多いのではないでしょうか。
このメモリー機能は、iOS15にアップデートすることでBGMとして利用できる対象にApple Musicも含まれるようになりました。
Apple Musicのサブスクリプション登録している場合という制限はあるものの、メモリーのスライドショームービーに自身の好きな音楽を当てたかったという人には、iOS15のこれは嬉しい新機能と言えるでしょう。
「For You」タブの「あなたと共有」
また、iOS15では写真アプリの「For You」タブの中にメッセージで送られてきた写真データなどが「あなたと共有(Shared with You)」が加わったことで、より目的の写真データを見つけやすくもなりました。
iPhoneに保存しなくてもメッセージの写真データを見ることができる上に、共有元(送信元)の情報も表示されます。「For You」タブ内では共有元および受信時間で分類されているため、そちらでも写真データの確認がしやすいです。
また、メッセージアプリで送信されてきた写真データはサムネイルの左下に吹き出しマークが表示されます。他の写真と一緒に写真アプリで閲覧していても、それがメッセージで送信されてきた写真なのかどうか、ということも分かりやすいです。
情報パネル
iOS14以前では、写真アプリから写真の情報――写真を撮影した時間や位置情報、シャッタースピードといったEXIF情報を確認することができませんでした。
iOS15にアップデートすると、写真アプリからこのEXIF情報で時間や位置情報、シャッタースピードなどの確認がすることが可能となっています。
また、iOS15の写真の情報パネルでは写真の撮影時間や位置情報以外にも、写真の解像度、焦点距離、レンズ名、シャッタースピードなどが確認できます。
これまでは位置情報やシャッタースピードなどはそれらが確認できる別のアプリを利用したり、PCにわざわざ移動させてから位置情報やシャッタースピードを確認するなど手間がかかっていました。
それがiOS15にしたiPhoneの写真アプリでできるようになったのは嬉しいことですね。なお、iPhoneへ転送されてきた写真の位置情報やシャッタースピードなども確認可能です。
iOS15にアップデートしたiPhoneから位置情報、シャッタースピードなどを情報パネルで確認しようと思ったときは、その写真の下のバーに表示される「i」マークをタップすることで可能です。
位置情報が写真になかった場合も「位置情報を追加」から追加する事もできる他、位置情報の削除などの編集をすることもできます。
iCloud写真がより短い時間で同期
新しいデバイスを利用した際、iCloud写真を同期することになりますが、iOS15にアップデートすることでその同期時間もより短くできるようになりました。
他社製アプリが提供する選択ワークフローがよりシンプルに
iPhoneを利用しているからといって標準の写真アプリを利用しているとは限りませんよね。他社製の写真データの確認ができるアプリから写真アプリへアクセス許可する際、他社製アプリが提供する選択ワークフローがよりシンプルになっています。
「ピープル」アルバムの個人識別機能が進化
写真に写っている人物の顔や、人物に見える写真を自動で認識してくれる「ピープル」の個人識別機能も、iOS15でより進化しています。
顔がマスクに覆われていることも、コロナ禍などもあって写真に映る確率も増えている状況ですが、そういったマスクやアクセサリーにより隠れてしまっている顔も識別してくれるようになりました。
ピープルの名前の修正がより簡単に
さらに、その「ピープル」の名前の修正もiOS15にすることでよりやりやすくなりました。写真を開いた際、ピープルタグが写真左下に表示されます。そこをタップすることで、ピープルタグへ名前をつける、誤認識の修正などもできます。
写真の画像ピッカー
写真の画像ピッカーも、メッセージアプリのものも含め、特定の順序で写真を選択した上で共有することができるようになりました。
「候補への表示を減らす」
写真アプリでのハイライト表示である「候補」は「候補への表示を減らす」ことも可能です。
「For You」タブには「メモリー」「おすすめの写真」が表示されますし、「ライブラリ」タブでもハイライト表示されます。これは自動でピックアップされているものなので、自身としてはピックアップはあまりしてほしくないものもあるでしょう。
iOS15へのアップデート後も自動表示の停止はできないのですが、表示される頻度を減らすことであれば可能です。
この「候補への表示を減らす」は写真そのものだけでなく、時間や場所、人物(ピープル)に対しても適用することが可能ですので、そういった対象ごとに「候補への表示を減らす」の設定をしてください。
写真の検索がしやすく
また、写真の検索もiOS15にすることでしやすくなっています。これまでは写真アプリを起動して検索する必要がありましたが、ホーム画面を一番左までスワイプして表示されるスポットライトからも写真の検索が可能になりました。
人物、風景、キャプション、位置情報などを基準とした検索ができるため、ホーム画面上から簡単に写真の検索ができます。
「テキストの認識表示」
iOS15へのアップデート内容が発表された際に注目されたものの1つとして、写真アプリでの「テキストの認識表示」があります。現状では英語、中国語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語に対応しています。
対応言語は今後増えるということですが、現状日本語は正式対応していません。
もっとも、日本語も認識しないというわけではありません。ただ現在のiOS15のバージョンの時点では十全に対応できていないため、テキストとして認識されない部分があるのです。
対応している言語のほうがテキストとして認識されやすい、ということを理解の上、今後日本語に対応することを期待しつつテキスト認識機能を利用しましょう。
iCloudストレージの無料増量
写真データをiCloudと同期している人も多いかと思いますが、そのiCloud容量が不足して困るのが機種変更時のデータ移行です。
iPhoneのデータ移行のためのバックアップデータを取るためだけに容量を増量しているという人もいるかもしれませんが、iOS15ではデータ移行のためのiCloudストレージを無料で21日間という制限付きで増量してくれます。
iOS15アップデート後に利用できるバックアップ用の増量した部分は21日間という制限付きではあるものの、機種変更がしやすくなるというのは嬉しい点でしょう。
iOS15にしたことで、新しい端末にiCloudの増量をしないとデータ移行ができないことがなくなりますので、今まで以上に気軽に機種変更しやすくなります。
最後に
iOS15は、写真アプリに関して(iCloudの増量なども含め)いろいろな新機能が追加されています。
iOS15にすることでよりiPhoneでの写真アプリが便利に使える部分もありますので、まだアップデートしていないという人はiOS15にアップデートしてみてはいかがでしょうか。