AmazonのトラッキングIDで追跡できない・商品が届かない時の対処法

ネットショッピングで商品を注文し、いつまでたっても商品が届かないというトラブルを経験する人はたくさんいます。ネットショッピングを展開する企業の多くは、こうしたトラブルに遭わないように対策を講じています。

ネットショッピング大手のAmazonは、商品を注文した人が商品の配送状態を追跡し、確実に商品が届くことを目で見て確認できるように、商品の追跡サービスを提供しています。Amazonは購入された商品にトラッキングIDを割り振り、発送された商品の配達状況を追跡できるようにしています。

商品を注文した人が配送状況を自分で追跡して確認できれば安心できますが、AmazonのトラッキングIDで追跡できないケースがあります。この記事ではAmazonのトラッキングIDで追跡できなかったり、商品が届かなかったりした場合の対処法を紹介します。

トラッキングIDは、Amazonが購入商品を確実に購入者の元に届けるために割り振る商品追跡番号です。トラッキングIDさえ分かれば、選択した配送業者が佐川急便、ヤマト運輸、日本郵便といったAmazon以外であっても配送状況を追跡できます。

トラッキングIDは信頼できる商品追跡番号ですが、トラッキングIDを使っても商品の追跡ができない場合が実際にあります。追跡できない場合に考えられる原因は4つあります。

トラッキングIDを使っても商品の追跡ができない場合に考えられる原因の1つは、注文した商品が出荷されてそれほど時間が経っていないことです。Amazonの「注文履歴」から商品追跡画面を立ち上げると、商品が発送されたかどうかが表示されるだけでなく、トラッキングIDも表示されます。

しかし選択した配送業者の荷物問い合わせページを立ち上げて検索しても、商品の追跡はすぐにできないことがあります。理由は配送業者の営業時間外にAmazonから商品発送データが送られたため、Webページ上で送られたデータがアップデートできないことです。

配送業者が営業を開始したら、トラッキングIDを使って配送状況が追跡できるようになります。

トラッキングIDを使っても商品の追跡ができない場合に考えられる別の原因は、配送業者がヤマト運輸、佐川急便、日本郵便といった大手ではなく、Amazonと直接契約しているデリバリープロバイダだということです。

デリバリープロバイダは、Amazonにとって格安で配送を依頼できるため重宝されていますが、荷物を手渡しで渡さずドア越しに放置する、商品を乱暴に扱い壊れるケースもあるなど大変評判が悪く不人気です。

またデリバリープロバイダの場合、トラッキングIDで検索をかけ、商品の配送状況を追跡できないことがあります。

トラッキングIDを使っても商品の追跡ができない場合に考えられる他の原因は、注文した商品がAmazonが販売しているものではなく、Amazonに出品して販売をしているAmazonマーケットプレイスのものだということです。

Amazonマーケットプレイスで商品を出品しているのは個人である場合が多く、配送方法もAmazonが手配するのではなく出品者が自分で行うため、トラッキングIDを使って検索をかけ、配送状況を追跡できない場合があります。

Amazonではなく商品の出品者に配送方法を問い合わせ、配達状況の追跡を行いましょう。

トラッキングIDを使っても商品の追跡ができない場合に考えられる原因はもう1つあります。先ほど説明したように、Amazonの商品の中には個人が出品しているAmazonマーケットプレイスものが多くあり、通常は出品者が配送の手配を行います。

Amazonマーケットプライスの商品を出品している人の中には大量の商品を扱うため、Amazonに商品の保管から配送までをすべて委託するFBA（Fulfillment by Amazon）を利用している人がいます。

FBA利用者は、注文が入り次第Amazonの倉庫から商品の発送と配送をAmazonが請け負ってくれるため、1、2日で商品を届けられます。

しかし個人で配送手配をする出品者は、商品の注文が入ってから商品を出荷するまでのプロセスをすべて自分で行わなければならないため出荷が遅くなり、その結果検索をかけてトラッキングIDを使った配達状況の追跡ができない場合があります。

ここまで、AmazonのトラッキングIDで注文した商品の配送状況を追跡できない4つの原因を紹介しましたが、原因に関係なく配送状況を追跡できないケースが4つあるので、これからどんな場合にトラッキングによる配送状況の追跡ができないかを紹介します。

注文した商品をトラッキングIDで追跡できない最初のケースは、購入した商品がAmazonマーケットプレイスのもである場合です。

先ほども紹介しましたが、Amazonマーケットプレイスで商品を出品している出品者がFBA（Fulfillment by Amazon）を利用している場合はAmazonプライム対象商品になるため、お急ぎ便・当日お急ぎ便などAmazonプライム配送特典の対象になります。

また商品の出荷、発送、配送までをAmazonがすべて行ってくれるので、発送元が「Amazon.co.jp」と記載されます。しかしFBAの手数料を支払いたくない出品者は、個人で商品の出荷から配送までを行わなければならないため、発送元がAmazon記載ではなくなるため追跡ができないことがあります。

注文した商品をトラッキングIDで追跡できない別のケースは、注文した商品が「欲しいものリスト」の商品である場合です。

「欲しいものリスト」とは、Amazonで販売されている商品で自分が欲しいものを登録してリスト化し、リストを見たファンが商品を購入して送ってくれるサービスのことです。

「欲しいものリスト」を作成した人は、商品の届け先をAmazonに登録しているので、誰かがリスト内の商品を購入して送ると、リスト作成者の住所が表示されてしまいます。プライバシー保護の目的で、発送状況が表示されないように設定されているので追跡はできないことを覚えておきましょう。

注文した商品をトラッキングIDで追跡できない他のケースは、選択した配送業者が日本郵便である場合です。日本郵便は2005年に実施された郵政民営化の前は、国営の特殊法人でしたが、郵政民営化によって郵便事業は民営会社日本郵便が引き継ぐことになりました。

日本郵便は民営化前に日本全国からの郵便物の郵送手段として郵便ポストを利用していましたが、民営化されてからも引き続き使用しています。Amazonマーケットプレイスで出品されている商品の中には、小さいものがたくさんあります。

そのため出品者は郵便ポストに商品を投函して郵送する場合があります。問題は郵便ポストに商品を投函すると発送状況が追跡できないということです。日本郵便を配送業者に選ぶ場合は、この点を確認し商品の追跡ができない配送方法選択しないように依頼しましょう。

注文した商品をトラッキングIDで追跡できないケースはもう1つあります。Amazonの公式サイトがメンテナンスやアップデート中か、あるいは何らかの障害が起きていることです。

原因がAmazon側にあるなら、時間がたてば問題は修正されるはずなので、しばらく時間をおいてから検索をし、トラッキングIDを使って配送状況を追跡してみましょう。

SNSアプリで「Amazon」と入力すれば、追跡できない問題持ったユーザーからの投稿を確認できるので、原因がAmazon側にあるかどうかを確認できます。

検索をしてAmazonのトラッキングIDを使い、配送状況を追跡してもできない原因や、追跡できない状況についてここまで紹介しましたが、検索をかけてトラッキングIDによる追跡ができるようにするため、どんなことができるかをこれから紹介します。

追跡できるようにする2つの対処法があるので順番に説明します。

AmazonのトラッキングIDで追跡できない場合にまず確認して欲しいのは、注文した商品のトラッキングIDです。トラッキングIDの番号はDAと10桁の数字で構成されることが多いですが、この商品追跡番号を知っていないと配送状況を追跡できないので重要です。

トラッキングIDの追跡番号を確認する方法は、Web版Amazonの場合は、「アカウント＆リスト」にマウスを近づけるとプルダウンメニューが表示されるので「注文履歴」を選択しクリックします。

トラッキングIDの追跡番号を知りたい商品を選択して「配達状況を確認」を選択すると追跡画面が表示され、画面の下にトラッキングIDの追跡番号が表示されます。

AmazonのトラッキングIDで追跡できない場合に確認して欲しい2つ目は、配送状況です。Amazonが発送元の場合は、先ほどの説明した手順で「アカウント＆リスト」→「注文履歴」→「商品の選択」→「配達状況を確認」と進みます。

「さらに表示」をクリックすれば、具体的にどこまで配送されたか追跡できます。

配送業者をヤマト運輸に選択した場合は、「荷物お問い合わせシステム」にアクセスし、トラッキングIDの追跡番号を入力して「お問い合わせ開始」をタップすれば、配送状況を追跡できます。またヤマト運輸に電話をして確認と追跡を行うことも可能です。

ヤマト運輸の電話番号は「0120-01-9625」または「0570-200-000」です。ヤマト運輸の営業時間は8:00AMから21:00PMまでなので、ヤマト運輸の営業時間内に電話しましょう。

選択した配送業者が佐川急便なら、「お荷物問い合わせサービス」にアクセスし、トラッキングIDの追跡番号を入力して「お問い合わせ開始」をタップすれば配送状況を追跡できます。また佐川急便に電話をして確認と追跡を行うことも可能です。

佐川急便の電話番号は「0120-881-724」です。佐川急便の営業時間は9:00AMから19:00PMまでなので、営業時間内に電話しましょう。

選択した配送業者が日本郵便なら、「個別番号検索URL」にアクセスし、トラッキングIDの追跡番号を入力して「追跡スタート」をタップすれば配送状況を追跡できます。また佐川急便に電話をして確認と追跡を行うことも可能です。

佐川急便の電話番号は「0120-23-28-86」です。佐川急便の営業時間は8:00AMから21:00PMまでなので、営業時間内に電話しましょう。

選択した配送業者がプラスカーゴサービスなら、「お問い合わせ運送状番号」にアクセスし、トラッキングIDの追跡番号を入力して「送信」をタップすれば配送状況を追跡できます。

AmazonのトラッキングIDの追跡番号を使って注文した商品の配送状況を追跡する方法をAmazon、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便、プラスカーゴサービスでどのように行うかを紹介しましたが、配送状況を検索したものの追跡ができないため、結局商品が届かない場合もあります。

注文した商品が届かない場合の対処法は主に2つあるのでこれから紹介します。

追跡番号を使って検索しても注文した商品の足取りがつかめず、いつまでたっても商品が届かない場合、考えられる原因はヤマト運輸、佐川急便、日本郵便、あるいは他の配送業者による配送トラブルがあったことです。

ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便などの大手配送業者で配送トラブルが起きることは極めてまれですが、とかくトラブルが報告されるデリバリープロバイダが配送業者として配送を担当している場合は、商品が届かないことがあり得ます。

その場合はAmazonのカスタマーサービスに連絡をして介入してもらいましょう。Amazonの公式ページを開き、「アカウント＆リスト」にマウスを近づけるとメニューがプルダウンされるので、「アカウントサービス」を選択しクリックします。

アカウントサービスのメニューの中に「カスタマーサービスに連絡」があるので選択しクリックしましょう。

「今すぐチャットをはじめる」をクリックしてチャットで商品が届かない問題を伝えて問い合わせましょう。

注文した商品が届かない原因は、配送が遅れているからかもしれません。ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便は大手で信頼があるとはいえ、交通渋滞や事故に巻き込まれてしまえば、予定通りに荷物を届けることができません。

しばらく待てば荷物が届くかもしれないので、少し辛抱しましょう。

AmazonのトラッキングIDは商品の追跡番号ですが、検索しても商品の配送状況を追跡できないなら、ヤマト運輸や佐川急便などの配送業者に問い合わせてみましょう。商品が届かない場合はAmazonのカスタマーサービスに連絡できます。

AmazonのトラッキングIDで追跡できない問題を解決してください。