VSCodeでgrep検索する方法!複数のファイルから文字列を指定・検索できる!
コードの構築などでも利用するVSCode(Visual Studio Code)では、ファイルから文字列を検索できるgrep検索が可能です。VSCodeでのgrep検索のやり方や、複数のファイルから文字列を指定したり置換したりする方法を解説していきます。
VSCodeでgrep検索する方法
プログラミングやCSSなどのコードの構築などによく利用されるMicrosoftのソフトウェアがVSCodeです。そんなVSCodeがコードの読み書き以外にも利用できることはご存知でしょうか。
VSCodeでファイルをgrep検索できる?
grep検索と言って、ファイルの中の文字列を検索することができる機能がありますが、エディタソフトだとファイル内の文字列の検索ができるものはそれなりに多いです。
サクラエディタなどと同様に可能
VSCodeの場合もファイルをgrep検索できるのかというと、サクラエディタなどと同じようにgrep検索することが可能です。複数ファイルにまたがるgrep検索も可能ですので、プロジェクト単位などでの検索もできます。
VSCodeでgrep検索する方法
では、VSCodeでgrep検索をする場合、どのような方法を取るのかという説明に移ります。日本語化する拡張機能を入れた状態での説明をしていますので、英語表記のまま活用している人は参考にしながら操作してください。
grep検索する方法
VSCodeでgrep検索したい場合、まずはgrep検索したいファイルをVSCodeの中で開いてください。ファイルメニューの「ファイルを開く」であればファイル1つずつ開くことができます。
「フォルダーを開く」でフォルダの中ファイルすべてを一括で開くことが可能です。プロジェクトなどフォルダ内にあるすべてのファイルを参照/検索したい場合はこちらがおすすめです。
grep検索をおこなう場合、キーボードで[Ctrl]+[Shift]+[F]キーを押してください。 虫眼鏡マーククリックでも開くことができます。
検索窓が表示されるため、ここからgrep検索をおこないます。
複数のファイルから文字列を指定/検索する方法
複数ファイルを開いた状態であれば、VSCodeで複数のファイルから文字列を指定/検索することができます。
検索したい文字列を入力すると、上記のように一致する部分が一覧で表示されます。
ファイルの右側に表示されている数字は、そのファイルの中に一致する文字列が何件あるかを示しています。
検索したい文字列の検索窓横には検索オプションが表示されています。大文字小文字の区別、単語単位での検索、正規表現などgrepのオプションに該当するものもあるため、必要に応じて合わせて利用してみてください。
なお、検索した文字列を置換したい場合もこの画面から可能です。置換したい場合は検索窓横にある「>」マークをクリックします。
「置換」と表示されている部分に、置換後の文字列を入力してください。
置換後の文字の入力欄横にあるボタンをクリックします。
上記画面で「置換」をクリックすれば置換完了です。
除外ファイルの指定の仕方
VSCodeで検索したファイル内の文字列を一括置換する場合、置換したくないファイルが含まれている場合もあることも多く、この部分だけは対象から除外したいと思う人も少なくないでしょう。
それ以外にも、検索するファイルと検索しないファイルとを区別するため、除外ファイルの指定が必要となることもあります。
除外ファイルの指定方法ですが、まず検索結果を表示している画面で、検索窓下にある「…」マークをクリックしてください。
「含めるファイル」と「除外するファイル」の枠が増えます。「除外するファイル」にファイル名などを入力してください。
除外ファイルとして指定したものが非表示となります。一括置換したい場合などに重宝できますので、合わせて活用すると良いでしょう。
最後に
VSCodeでのgrep検索は、VSCodeの検索機能を活用することで簡単に可能です。コードの入力なども必要ないため通常のファイル内検索と変わらない使い方という点もあり、初心者でも活用できます。
VSCodeで起動できるファイルであれば複数ファイルを一括して検索したり置換したりすることもできますので、この記事を参考に利用してみてください。