GMOは東急線の券売機で利用することができるスマホによるキャッシュアウトサービスを5月から開始することを発表しました。国内初となるGMOの東急線の駅券売機で使えるスマホによるキャッシュアウトサービスについてご紹介していきます。
株式会社横浜銀行・株式会社ゆうちょ銀行・東京急行電鉄株式会社・GMOペイメントゲートウェイ株式会社(以下GMO )の4社は、東急線各駅の券売機で利用することができるスマホによるキャッシュアウトサービスを、5月8日から提供開始することを発表しました。
駅の券売機を利用したスマホでのキャッシュアウトサービスとしては、国内初の実用化になります。
GMOの東急線各駅の券売機を利用して行う、スマホによるキャッシュアウトサービスは、横浜銀行とGMOが開発した「銀行口座と連動したスマホ決済サービス」の仕組みを活用したものとなります。
キャッシュアウトサービスの引き落とし口座には、横浜銀行とゆうちょ銀行の口座が利用することが可能で、それぞれ銀行の提供するスマホアプリ「はまPay」もしくは「ゆうちょPay」経由で引き出し金額を指定することができます。
なお、6月30日までの期間限定で、駅の券売機を利用したスマホによるキャッシュアウトサービスの利用手数料を無料で提供する手数料無料キャンペーンが実施されています。
GMOの東急線各駅の券売機を利用したスマホによるキャッシュアウトサービスの利用できる時間は、平日・土日祝日ともに5時30分~23時までの時間に利用することができます。
東急線各駅の券売機を利用したスマホによるキャッシュアウトサービスですが「はまPay」もしくは「ゆうちょPay」アプリから一度の引き出しが可能となっています。
一回の利用でキャッシュアウトできる金額については、1万円・2万円・3万円から指定することができます。また、駅の券売機からの1日の引き出し限度額は、限度額上限が3万円と設定されています。
限度額上限の3万円までであれば、一日複数回の利用も可能となっています。券売機を利用したキャッシュアウトサービスの利用には108円の手数料(横浜銀行は土日216円)がかかります。
なお、6月30日までの期間限定で、駅の券売機を利用したスマホによるキャッシュアウトサービスの利用手数料を無料で提供する手数料無料キャンペーンをおこなっています。
GMOの駅の券売機でスマホによるキャッシュアウトサービスを利用する方法について確認しておきましょう。
スマホによるキャッシュアウトサービスを利用する方法は、利用者はまず「はまPay」もしくは「ゆうちょPay」のいずれかのアプリから「キャッシュアウト」ボタンをタップし金額を選択します。
次に、暗証番号を入力するとQRコードが発行されます。尚、QRコードの有効時間は5分となっています。
東急線の各駅にある券売機のタッチパネル上の「QRコード・バーコードを使う」または「その他」から「キャッシュアウト」を選択します。
駅に設置された券売機の右下のQRコード読み取り部分に、スマホの発行されたQRコードをかざすと、ディスプレイに表示された引き出し金額や手数料を確認後、現金が出てくる流れとなります。
スマホによるキャッシュアウトサービスを利用する場合も、券売機で利用明細の発行も可能となっています。
「はまPay」は、ユーザーのスマートフォンと普段お使いの横浜銀行の口座で、お買い物代金のお支払いができる2017年7月から開始したサービス方法です。
「はまPay」は「銀行Pay」に対応しており、ゆうちょ銀行など導入銀行間のマルチバンクにより、銀行や地域を越えて利用することができます。
ゆうちょ銀行の「ゆうちょPay」とは、2019年5月8日(水)から取り扱いを開始する新しいスマホの決済サービスです。
ゆうちょ銀行の口座をお持ちのお客さまが、「銀行Pay」参加銀行とご契約いただいた店舗等での料金支払いの際に、スマホの「ゆうちょPay」アプリを操作する事で、予め登録したゆうちょ銀行口座から即時に代金が引き落とされる仕組みとなっています。
「ゆうちょPay」は、クレジットカードの登録や事前チャージの必要がなく、ユーザーの銀行口座直結型のサービスとなっています。
今回の発表では、GMOのスマホによるキャッシュアウトサービスが利用可能な券売機は、世田谷線とこどもの国線を除いた東急線各駅の券売機とされています。
4社は今後、他事業者とも連携し、特許出願中の駅の券売機におけるキャッシュアウトサービスについて、東急線沿線以外での提供も検討し、提供を拡大していく予定とのことです。
ATMや金融機関の不足している過疎地に向けて、通勤や通学の際に利用することができる駅で現金の受け取りを可能とすることで、地域課題の解決と利便性向上を目指していくと発表しています。
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