Microsoftが人気ゲーム「マインクラフト」のティーザー映像を公開しました。スマホAR版が登場するかもしれません。5月17日であるマインクラフトの10周年記念日にスマホAR版「マインクラフト」に関して発表される予定です。
「マインクラフト(Minecraft)」の世界を現実世界にミックスするスマホAR版が登場するかもしれません。
米Microsoftは5月6日(現地時間)から開催された年次開発者会議「Build 2019」の基調講演の最後に、同社傘下のMojangによる人気ゲーム「マインクラフト」に関するティーザー映像を公開しました。
サティア・ナデラCEOが基調講演の最後にゲーム事業について短く説明して、「最後はうちのチームがこの会場(Washington State Convention Center)の外で作ったスニークピーク動画でお別れだ」と語って、このティーザー映像が流れました。
正式な発表ではなく短いチラ見せのティーザー映像ですが、スマホの画面越しにマインクラフトのブロックやモブ(キャラクター)が目の前にいるかのように表示される、いわゆるAR(拡張現実)を使ったアプリあるいはモードであることが分かります。
5月17日はマインクラフトの10周年記念日です。5月17日にMojangの拠点であるスウェーデンのストックホルムでスペシャルイベントが開催される予定ですが、このイベントでARゲームが発表されるとみられています。
Microsoftが公開したティーザー映像のタイトルは「What's Minecraft up to?(マインクラフトはどうしてる?)」です。
これは一分にも満たない短い映像で、内容を説明すると携帯を取り間違えられた女性が画面をチェックしてみた所、スマホには目の前に実際にあるかのように表示されるマインクラフトのブタとブロックが映っています。
さらにマインクラフトの世界から抜け出したようなモブが二人現れます。そして最後に画面に「Tune In May 17th Minecraft.net」と表示されます。つまり開発者がうっかり置き忘れたスマホで、未発表の何かを垣間見てしまったような内容です。
スマホ画面に映っていたのはマインクラフトのブロックとモブですが、すでに提供中のスマホ版マインクラフトとは明らかに異なる画面で、ブタのキャラクターもMODかスキン変更のように微妙に違います。
画面の下にはアイテム欄があることから、ただの3Dモデルビューアや撮影モードではなく何らかのゲームのようですが、これが提供中のスマホ版マインクラフトのAR版なのか、新しい何かなのかは全く不明です。
マインクラフトにはVR版がすでに存在していて、Oculus RiftやWindows Mixed RealityヘッドセットなどのVRヘッドマウントディスプレイでプレイ可能です。
また過去にはE3でMicrosoft HoloLensでのデモも公開されていて、スマホAR版「マインクラフト」が進出するというのはありえない話ではないでしょう。
「Tune In May 17th Minecraft.net」は、5月17日にライブストリーミングされるマインクラフトのイベント Minecon Earthを指したものと考えられます。今年のMineconではその正体がはっきりするでしょう。