Appleが2019年新型「iPod Touch」を発表しました。2019年新型「iPod Touch」の発表は約4年ぶりです。A10 Fusion搭載の第7世代でストレージ容量は最大で256GB、パフォーマンスは2倍、グラフィック性能も3倍に向上しています。
5月28日、Appleが第7世代「iPod Touch」の発売を開始を発表しました。2015年7月に発売された第6世代のiPod Touch以来、約4年ぶりの新型モデルとなります。
チップセットに「A10 Fusion」を搭載することで前モデルに比べてパフォーマンスは2倍に上がり、グラフィック性能も3倍に向上しています。カラーラインナップを含め主な仕様はチップ以外に大きく変化はなくデザインはそのままです。
第7世代「iPod Touch」のストレージ容量は32GBと128GBに加えて256GBが登場しています。ディスプレイやカメラの仕様に変化はなく、指紋認証「Touch ID」や顔認証「Face ID」にも対応していません。
販売価格はストレージ容量によって変わります。32GBモデルの価格が21,800円、128GBモデルが32,800円、256GBモデルは43,800円です。Apple公式サイトからはすでに注文が可能でお届け予定日は5月30日以降になっています。
2019年新型「iPod touch」のカラーラインナップは以前と同じくピンク、シルバー、スペースグレイ、ゴールド、ブルー、(PRODUCT) REDの6色です。
6色のカラーラインナップのうち、特別色の(PRODUCT)REDは売り上げの一部を「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」に寄付することができます。(PRODUCT)REDを選んでも価格に変更はありません。
また、アップルの延長保証制度であるAppleCare+は、本体価格にかかわらず一律の6400円(税別)です。良く画面を割ってしまうと言う人はAppleCare+も付けておくのが無難でしょう。
発売された新型「iPod Touch」のA10 Fusion搭載のメリットについて、Appleは「従来モデルの2倍のパフォーマンスがゲームに最適であること」そして「iPodとしては初めてのAR体験ができること」を述べています。
A10 Fusion搭載によってサイズを半分に抑えられる「HEIF」による写真の撮影と「HEVC」によるビデオ撮影も可能になりました。カメラの顔検出も強化され最大32人のビデオ通話とオーディオ通話が可能な「グループFaceTime」にも対応する仕様です。
A10 Fusionといえば、iPhone 7 /iPhone 7 Plus、第6世代iPadに搭載されているプロセッサーです。2015年に発売された第6世代 iPod touchのA8プロセッサーからは2世代ほど新しくなって高効率省電力化を実現しています。
グラフィック性能としては従来の3倍となり、ゲームの動きがなめらかかつ美しく表示されるとしています。
今秋日本でも登場予定のApple Arcadeでは「100本以上の新作ゲームが独占配信」されると予定なので、様々なモバイルゲームを楽しみたい人には嬉しいグラフィック性能の高い「携帯ゲーム機」と言えるでしょう。
もちろん音楽や動画などのストリーミングサービスを楽しむデバイスとしても活躍し、3.5mmのイヤホン端子も搭載しています。外出時も音楽や動画を楽しみたい人はストレージ容量が大きなモデルを選んでおくことをおすすめします。