Skypeは画面共有機能をAndroid/iOS版のアプリに対応したことを発表しました。Skypeの画面共有機能は、Android端末とiOS 12以上がインストールされたiOS端末上のSkypeの最新版バージョンで利用できます。
米Microsoft(マイクロソフト)は現地時間の6月4日、モバイル向け「Skype」アプリがデスクトップ版で最も人気がある「画面共有機能」に対応したことを発表しました。
この画面共有機能は「Android」端末と「iOS 12」以上がインストールされた「iOS」端末上のSkypeの最新版バージョンで利用できます。
この画面共有機能は、Microsoftが以前に提案していたようにパワーポイントのプレゼンテーションを共有するなど仕事関連で利用できるとされています。
さらに画面共有機能を利用することでゲームアプリで友達と盛り上がったりオンラインショッピングにも活用できたりし、特に必要とされる家族へのスマートフォンの技術的なサポートのためにとても役立つでしょう。
このモバイル向けの画面共有機能はまず4月にテスター向けにベータ版が導入され、現在はすべてのユーザーが利用できるようになりました。
また最新版のモバイル向けのSkypeでは、スマートフォンによる通話の使い勝手も改善されていると言い、通話コントロールがワンタップで解除できるように通話画面のデザインが変更されています。
新しい通話画面はこれまでになくシンプルで、相手側のビデオ(音声通話の場合はアイコン)の他は、マイクのON/OFF、カメラのON/OFF、通話の終了という3つのボタンのみとなっています。
そのボタンもワンタップで簡単に隠すことが可能で、さらにダブルタップすれば自分のアイコンも含めたすべてのコントロールが消えてビデオ通話がフォーカスされるようになっています。またもう1回タップすればコントロールが復帰するようになっています。
Skype会話へのユーザーの追加や録音・録画、リアルタイム字幕といった追加の機能は、画面右隅にある[…]ボタンからアクセス可能です。今回追加された画面共有機能もここから起動できるようになっています。
iOS版「Skype」アプリの場合は、「iOS 12」以降に追加されている「画面収録(ブロードキャスト)機能」を利用する仕組みになっていて、連携先を「Skype」に切り替えると通話中に「Skype」アプリから離れて、OSの画面を相手側に見せることが可能です。
Android版「Skype」アプリの場合は、画面共有機能を起動する際アプリによるキャプチャーを許可すればOSの画面を配信できるようになっています。
「WhatsApp」や「Snapchat」のようなチャットアプリや「iMessage」や「FaceTime」のような内蔵コミュニケーションサービスなど数多くのアプリやサービスが導入されても、Skypeは依然として月間3億人のユーザーを抱えています。
さらにSkypeにはHD動画やSignal Protocolによる暗号化、通話録音など、新機能の追加も導入されています。なお画面共有は、Linux、macOS、Windowsと、Skype for Windows 10(バージョン14)にも対応しています。