ネット通信量をできるだけ抑えるために、Outlookでメールをオフライン閲覧したい状況というのはあるものです。この記事では、Outlookのメールをオフラインの状態で閲覧する/見る場合の設定方法や注意点などについて解説をしていきます。
Wi-Fi環境下であれば問題なくても、その環境から出てしまうとOutlookでメールをオンラインで閲覧するのは少々ためらうものがある人もいると思います。
Outlookではメールをオフラインですべて閲覧することが可能ですので、その設定・変更方法について説明してきましょう。
Outlookでメールをオフラインですべて閲覧する/見るためには、Exchangeキャッシュモードを有効化する必要があります。
このExchangeキャッシュモードが利用できるのは、後述しますがメールの種類の所に「Microsoft Exchange」と表示されているもののみです。
POPもしくはIMAPアカウント(例えばYahoo!メールなど)では「Microsoft Exchange」と表示されず、Exchangeキャッシュモードを利用することはできませんので注意が必要です。(ただし一時的なオフライン作業は可能です)
キャッシュを利用してメールをオフラインですべて閲覧する/見る、という流れになりますので、まず、OutlookアプリのファイルメニューからExchangeキャッシュモードの有効化、およびキャッシュの保持期間の変更を行いましょう。
Exchangeキャッシュモードの有効化方法ですが、まず「ファイル」をクリックして、ファイルメニューを開いてください。
「ファイル」メニューの中にある「アカウント設定」をクリックします。
その下にさらに「アカウント設定」が表示されますので、そこをクリックしてください。
Exchangeキャッシュモードを利用するために、利用可能な任意のメールアカウントをダブルクリックしてください。そのメールアカウントを選択後「変更」をクリックでも同じ画面を表示させることができます。
「オフラインの設定」の欄に[Exchangeキャッシュモードを使う]という部分がありますので、そこのチェックを入れてオンにしてください。
このキャッシュの保持期間の変更はその下に表示されている均等目盛で行います。保持期間は最短で「1ヶ月」、最長で「すべて」となります。すべてのメールをオフラインで閲覧する場合は、「オフラインにしておくメール」を「すべて」にしておきましょう。
なお、保持期間が短くてもメールが多ければキャッシュは多く保持され、逆に保持期間を長く設定してもメールの数が少なければキャッシュの量は少なくなります。
キャッシュは容量を圧迫するものでもありますので、メールの数に応じて保持期間の変更・設定をしてください。
Outlookの再起動が促されますので、一度Outlookを閉じ、再度開いてください。そうすることでExchangeキャッシュモードが有効化されます。
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