auは機種返却で最大で12回分(合計の1/3)の分割金の支払いが免除となる「アップグレードプログラム」の改定を発表しました。11月1日からスタートする改定されたauの「アップグレードプログラムNX」では機種返却により支払いについて1/3が免除となります。
auでは、10月1日から提供を開始した「アップグレードプログラムDX」について、10月末にて新規受け付けを終了することとなります。
「アップグレードプログラムDX」の終了に伴い、11月1日から改定され、機種返却により支払いについて1/3が免除となる新しい端末購入補助プログラム「アップグレードプログラムNX」をスタートすることとなります。
「アップグレードプログラムNX」では、36回の分割払い(割賦)と端末返却を組み合わせたプログラムとなっており、端末を返却すれば最大で12回分(全体の1/3)の分割金の支払いが免除されるしくみとなっています。
「アップグレードプログラムNX」のプログラム利用料金は無料で、端末の購入時にのみ加入することができます。
「アップグレードプログラム」の改定により、スタートとなる「アップグレードプログラムNX」では、プログラム加入時にはau回線の契約が必要となりますが、ひも付けた回線を解約した場合も、条件を満たせばプログラムを行使することが可能です。
auでは、11月の「アップグレードプログラムNX」の提供開始に伴い、「アップグレードプログラムDX」のサービスを10月31日をもって新規受け付けを終了すると発表しています。
10月31日までに加入したユーザーについては、「アップグレードプログラムDX」終了後も引き続きプログラムを利用することができます。なお、auでは、48回の分割払い自体は11月1日以降も引き続き提供するとしています。
「アップグレードプログラムNX」の特徴についてご紹介していきましょう。まず、「アップグレードプログラムNX」の名称について「NX」は、「Nextの略」であるとKDDI広報部は案内しています。
従来の「アップグレードプログラムEX」や「アップグレードプログラムDX」と異なり、プログラム行使時に機種変更が不要となる点が大きな特徴となっており、端末購入の翌月(2カ月目)から単純な返却も含む端末返却が可能となります。
なお、「アップグレードプログラムNX」の分割金免除については12カ月分が上限となるため、早期に返却した場合は24回目まで支払いは継続することとなりますので注意が必要です。
また、端末の回収については、制度上、端末購入の翌月(2カ月目)から端末返却が可能ですが、auでは2020年夏頃から受け付ける予定となっているため、プログラム開始当初に契約した場合、半年程度は端末を返却できないので確認の上対応する必要があります。
なお、端末の返却には、端末が一定の査定基準を満たす必要があり、もしも基準を満たさない端末を返却する場合、最大で2万2000円(不課税)の負担金が発生するとのことです。
「アップグレードプログラムNX」の対象機種は、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone 11と「その他のスマートフォン」と発表されています。
なお、「その他のスマートフォン」の詳細については、auのWebサイトで案内するとされています。