地方公共団体情報システム機構は10月16日、iPhoneでマイナンバーカードの証明書を読み取り可能なiPhoneアプリ「JPKI利用者ソフト」を公開しました。「JPKI利用者ソフト」アプリではiPhoneでマイナンバーカードの証明書を読み取りが可能となります。
地方公共団体情報システム機構(J-LIS)は、10月16日、iPhoneでマイナンバーカードを読み取りすることができるアプリ「JPKI利用者ソフト」を公開しました。
iPhoneでマイナンバーカードを読み取りすることができるアプリ「JPKI利用者ソフト」では、マイナンバーカードにiPhoneを当てるだけで、電子証明書の内容を表示することが可能となります。
iPhoneでマイナンバーカードの証明書を読み取りが可能となる「JPKI利用者ソフト」についてご紹介します。
iPhoneアプリ「JPKI利用者ソフト」では、iOS13以降がインストールされたiPhone7以降のiPhoneで、マイナンバーカードに含まれる電子証明書の内容を読み取ることができます。
「JPKI利用者ソフト」の開発元のJ-LISは、マイナンバー制度のシステム構築や行政手続きのデジタル化を目的に設立された地方共同法人となっています。
開発元のJ-LISでは、今後アプリの機能を強化する方針を示しており、オンラインでの各種行政手続きなどに活用が期待されています。
iPhone版「JPKI利用者ソフト」を利用できる対象のバージョンについては、iOS 13以降、iPhone 7以降の機種が対象となっています。
これまで「JPKI利用者ソフト」を利用できるデバイスについては、iPhoneのほか、Windows、Mac、Android版が提供されています。
開発元のJ-LISでは今後、マイナンバーカードに搭載される電子証明書を利用したり有効性を確認したりできる利用者クライアントソフトとしての機能拡充に取り組んでいくとしています。
「JPKI利用者ソフト」ですが、なお、iPhone版での利用者クライアントソフトは、スマートフォンでは、「JPKIMobile」と表示されます。
iPhoneで「JPKI利用者ソフト」を利用するには、AppStoreより「JPKI利用者ソフト」をダウンロードし、「JPKI利用者ソフト」アプリを起動します。「JPKI利用者ソフト」を開くと、「自分の利用証明書を確認する」が表示されます。
画面が遷移したら、次の画面で、「署名用電子証明書」と「利用者証明用電子証明書」のどちらかを選択します。
画面右上に表示されている「読み取り」をタップし、パスワードを入力してカードの上にiPhoneを乗せるよう案内が表示されます。
「署名用電子証明書」を選択して読み込みを行うと、マイナンバーカード所有者の氏名や生年月日、カード有効期間などの基本情報と、sha256フィンガープリントなどの詳細情報について表示されます。
ICカード(マイナンバーカード)に記録されている自分の電子証明書の内容についてみていきましょう。
iPhone版「JPKI利用者ソフト」では、電子証明書の有効性確認やファイル出力を行うことができます。なお電子証明書には次のような事項が記載されています。
今後、iPhoneと電子証明書を使った厳密な本人確認によってオンラインで行政手続きができるようになることで、行政サービスのデジタル化が活用されるようになります。
また、企業の間でもマイナンバーカードを利用したデジタルサービスの導入が進んでいくことが期待されています。
1 / 2
続きを読む