「Google Home」は自動アップデートで文鎮化する不具合が発生しています。この不具合は「Google Home」が自動的にアップデートされてしまうため、文鎮化現象を防ぐことは実質不可能とされていて、この現象は今なお修正中とされています。
Googleのスマートスピーカー「Google Home」は自動でアップデートを受信し適用する機能を持っていますが、そのソフトウェアアップデートで文鎮化する現象が発生していることが分かりました。
この不具合は、少なくとも2019年1月にはGoogleのサポートフォーラムで報告されていて、9月末には「チームがこの問題に取り組んでおり、根本原因を確認している」とのコメントもありましたが、現在もなお修正中とされています。
「Google Home」の文鎮化の症状とは、内蔵されている4つのLEDがすべて点灯し、無反応になってしまうというものです。電源の抜き差しや工場出荷状態へのリセットで復旧したとの報告もありますが、それでは対処できないという例もあります。
この文鎮化が発生しているのは主に「Google Home」や「Google Home Mini」で、そのほかのデバイスについては報告は少ないようです。
近いうちに修正されると予想されるため、本来であればアップデートは控えた方が良いのですが、「Google Home」はネットワークに接続された状態では自動的にアップデートされてしまうため、防ぐことは実質不可能です。
自動的にアップデートが開始され、そのまま文鎮化してしまうとアップデートに起因するかはユーザーには判断が難しいと言えます。もし完全に文鎮化してしまった場合は初期化を試みるかサポートへの連絡が必要になります。
「Google Home」文鎮化現象の対処方法としては、「Google Home」を初期化する方法が紹介されています。ただ初期化の際、端末のデータを消去すると元には戻せまず、もう一度最初からセットアップが必要ですので注意してください。
GoogleはGoogleのサポートフォーラムで、問題をすでに認識していて不具合は修正中であることを報告しています。ただこの「文鎮化」の症状や対処法に関してGoogleとしてはいまだ修正中としていて、正式な案内は出ていません。
実際にサポートの対応についても情報が錯綜していて、保証期間外でも交換対応になったという情報もあれば、保証期間切れでは何も対応してもらえなかったという情報も見受けられます。
ちなみに「Google Home」「Home Mini」の保証期間は購入後1年となっています。同じような症状が出ている場合は、まずはサポートへ連絡してみるのが良さそうです。