「マイナポータル」にて、11月5日よりiPhoneでもマイナンバーカードの読み取りとログインが行えるようになったことが発表となりました。iPhoneでマイナンバーを読み取り専用アプリ「マイナポータル」にログインが可能になった件についてご紹介します。
11月5日、日本政府はマイナンバーの個人専用サイト「マイナポータル」にて、iPhoneでもマイナンバーカードの読み取りとログインが行えるようになったことを発表しました。
マイナンバーの個人専用サイト「マイナポータル」では、iPhoneにマイナンバーカードをかざして行政手続きを行えるサービスが、11月5日より本格的に開始となっています。
ユーザーが「マイナポータル」専用アプリをインストールすると、マイナンバー制度のポータルサイト「マイナポータル」の利用者登録やログイン、オンライン申請の電子署名などが行えるようになります。
「マイナポータル」は、専用アプリをインストールし、利用者登録を行うことで、自身の情報を確認できるほか、子育てなどに関する手続の検索やオンライン申請などが行える政府が運営するオンラインサービスとなっています。
「マイナポータル」では、すでにAndroidは対応していましたが、5日からは、iPhone 7(iOS13.1)以降のFeliCaに対応した機種でも専用アプリをインストールし、利用者登録を行うことでマイナンバーカードを読み取りができるようになります。
マイナンバーの個人専用サイト「マイナポータル」の利用方法についてご紹介します。マイナンバーの個人専用サイト「マイナポータル」を利用する方法ですが、事前準備としてICチップが埋め込まれたマイナンバーカードが必要となります。
専用アプリ「マイナポータル」をインストールの上、専用アプリの手順に従い、対応するスマートフォン機種にマイナンバーカードをかざすことで個人情報の読み取りとログインが行えるようになります。
マイナンバーの個人専用サイト「マイナポータル」の対応機種については、iOS13.1以上をインストールしたiPhone 7以降の機種にて利用可能となっています。
iOS13.1以上をインストールしたiPhone 7以降の機種にて利用可能となった経緯については、10月21日よりマイナンバーカードの読み取り機能を活用した各種行政手続きのオンライン申請に対応となっていました。
今回、マイナポータルの利用者登録やログインにも対応したことで、ユーザーはiPhoneの対応機種からも自分の個人情報を確認したり、e-Taxを使った確定申告など外部サイトとの連携機能も使えるようになります。
iPhoneでもマイナンバーカードの読み取りとログインが行えるようになったことが発表されましたが、マイナポータルの利便性向上を目的として、地方自治体や行政機関、個人情報を扱う事業者を対象に「自己情報取得API」の提供も開始されました。
「自己情報取得API」とは、行政機関等が保有するユーザーの個人情報のことを指しています。「自己情報取得API」の例としては、世帯や税、予防接種などに関する情報などの情報が「自己情報取得API」にあたると説明しています。
これまでは、ユーザーが「マイナポータル」と当該サービスにそれぞれログインし、自己情報の検索・ダウンロードとアップロードを手動で行なう手続きが必要となっていました。
今後は、自治体や事業者が運営するWebサービスやアプリにログインし、マイナンバーカードで自己情報を提供を行うことが可能となります。
「自己情報取得API」を活用することで、サービスとマイナポータル間で情報のやり取りが行われ、ユーザー側ではそれ以上の操作をすることなく、スムーズにサービスの利用ができるようになります。
これまで「マイナポータル」では、スマートフォンにマイナンバーカードをかざして利用できる一連のサービスは、これまでAndroidスマートフォンのみ対応かのうとなっていました。
iPhoneでもマイナンバーカードの読み取りとログインが行えるようになった経緯については、OSの新バージョン「iOS 13」で、マイナンバーカードが採用する無線通信規格を含む、NFCやFeliCaなどの読み書きが可能となったことから実現したものです。
「自己情報取得API」を利用するメリットについて一例をご紹介しておきましょう。APIの使い方としては、予防接種記録の利用シーンを一例として挙げられています。
子育てで忙しいご家庭にとって、予防接種の際に母子健康手帳アプリに保存した自己情報を利用する際の手続きを減らせるメリットがあります。
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