2019年12月11日更新
Android 8.1の新機能・変更点・特徴・不具合まとめ
Android8が更新されAndroid 8.1となりました。新機能・変更点・特徴・不具合をご存知でしょうか?Android8が更新されたAndroid 8.1の新機能・変更点・特徴・不具合をまとめましたので詳しく解説します。
目次
- 1Android 8.1とは
- ・2017年にリリースされたAndroidのバージョン
- 2Android 8.1の新機能
- ・Pixei Visual Coreの有効化
- ・スマートテキスト機能
- ・緊急メッセージの受信
- 3Android 8.1の変更点
- ・デザインの変更
- ・クイックパネルの設定画面のカスタマイズ
- ・ダウンロードマネージャーの変更
- ・Bluetooth接続機器のバッテリー表示機能
- ・通知の制限
- ・電源メニューの変更
- ・バックグラウンド機能の改善
- 4Android 8.1の特徴
- ・主な特徴
- 5Android 8.1の不具合
- ・主な不具合
- 6Android 8.1のアップデート方法
- ・アップデートの事前準備
- ・アップデートの実行
- ・アップデート後の設定
- 7Android 8.1の評価/レビュー
- ・評価の高いレビュー
- ・評価の低いレビュー
- ・合わせて読みたい!Androidに関する記事一覧
Android 8.1とは
Android8が更新された、Android 8.1の新機能・変更点・特徴・不具合をご存知でしょうか?Android8から更新されたAndroid 8.1の新機能・変更点・特徴・不具合を詳しく紹介するので、Android8/Android 8.1を検討している方はぜひ参考にしてください。
2017年にリリースされたAndroidのバージョン
Android 8.1は2017年にリリースされたAndroid8の次のバージョンのAndroidOSです。Android8から新機能が追加(有効化)されたり、Android8のいくつかの機能やレイアウトに変更点があるなど特徴があるバージョンのOSです。
Android 8.1はメジャーアップデートAndroid8の修正版のような立ち位置ですので、基本的にはAndroid8と同じような操作感や使い勝手で利用することができますが、一部Android8と比べて変更点があります。
また、Android 8.1はAndroid8と同じコードネームであり、Android8 Oreoと呼ばれている世代です。また、Android8/Android 8.1は現在最も多くのAndroid端末で稼働しているバージョンのAndroidOSです。
Android 8.1の新機能
Android 8.1の新機能を紹介します。Android 8.1にはいくつかの新機能・変更点・特徴がありますので、Android 8.1の新機能・変更点・特徴のうち本項では、Android 8.1の新機能を紹介します。ぜひAndroid 8.1の新機能を確認してください。
また、Android 8.1はあくまでもAndroid8のマイナーアップデートですので、Android 8.1の新機能・変更点・特徴は操作感などが大きく変わるものではなく一部機能の高性能化など一見すると変更点に気が付かない特徴があります。
Android 8.1で追加せた新機能・変更点・特徴を紹介するので、一般ユーザーだけでなくデベロッパーなど開発者側の方は特にAndroid 8.1の新機能・変更点・特徴を参考にしてください。
Pixei Visual Coreの有効化
Android 8.1ではPixei Visual Coreが有効化されました。Pixei Visual Coreが有効化されたことにより、カメラでHAL HDR+対応することができるようになったことが特徴と言えます。これにより対応機種では鮮明なHDR写真が撮影可能となります。
スマートテキスト機能
Android 8.1では、スマートテキスト機能が追加されて開発者側からみると、TextClassで利用できる機能が増えました。これらの新しい機能の詳細についてはAndroid8.1 APIを御覧ください。
緊急メッセージの受信
Android 8.1では緊急メッセージの受信がOS側で対応することになりました。以前まではキャリアアプリなどが必要であった緊急メッセージ受信機能ですが、今後はOS側で対応できるのでより多くの端末で緊急メッセージの受信が可能となるでしょう。
Android 8.1の変更点
Android 8.1の変更点について紹介します。Android 8.1ではいくつかの変更点があり、変更点の中にはデザインなどUIに関わる部分もあります。開発者向けの変更点が多いAndroid 8.1ですが、デザインの変更は一般ユーザーにも影響してきます。
Android 8.1でのデザインなど一般ユーザーからみてわかりやすい変更点はいくつかありますので、デザインなど一般ユーザー側から見てわかりやすい変更点についてそれぞれの項目に分けて解説します。
主に、Android 8.1のデザインなどの一般ユーザーから見てわかりやすい変更点はクイックパネルや設定画面など細かい部分になりますので、自身の端末のクイックパネルや設定画面と見比べながらデザインを確認してください。
デザインの変更
Android 8.1では一部デザインが変更されました。デザインの変更点は大きいものではありませんが、上記の画像のようにAndroid 8.1のデザインではアイコンは基本的に円形になりました。また、クイックパネルなどのデザインも変更されました。
クイックパネルの設定画面のカスタマイズ
Android 8.1ではクイックパネルをカスタマイズできます。クイックパネルに自分のよく使う機能を追加したり、クイックパネルの機能の順番をカスタマイズするなど、クイックパネルの設定を行うことができます。
ダウンロードマネージャーの変更
Android 8.1ではダウンロードマネージャーが変更されました。Android 8.1以前のAndroidと基本的に大きな違いはありませんが、Android 8.1のダウンロードマネージャーは変更されています。
Bluetooth接続機器のバッテリー表示機能
Android 8.1ではBluetooth接続されている対応デバイスのバッテリー残量を表示させることができるようになりました。Android 8.1ではワイヤレスイヤホンなどのイヤホン側のバッテリー残量を表示することができます。
通知の制限
Android 8.1では通知の制限を今までよりも詳細に設定できるようになりました。Android 8.1では設定画面だけでなくクイックパネル下の通知一覧などからも通知の設定を変更することができます。
電源メニューの変更
Android 8.1では電源メニューのデザインが変更になりました。Android 8.1では、シャットダウンや再起動を行なうボタンのデザインが変更されています。Android 8.1の電源メニューは上記の画像のようなデザインとなっています。
バックグラウンド機能の改善
Android 8.1ではバックグラウンド機能が改善されました。Android 8.1ではよりスマートにバックグラウンドプロセスを制御してバッテリの消費やパフォーマンスの低下を抑えています。
Android 8.1の特徴
Android 8.1の特徴を紹介します。クイックパネルや設定画面などのデザインや内部処理が一部変更されたAndroid 8.1ですが、Android 8.1の特徴がわからない方も多くいらっしゃるかと思います。Android 8.1の特徴を紹介します。
基本的にAndroid 8からAndroid 8.1への変更点はクイックパネルや設定画面などのデザインや一部内部機能の有効化です。そのため、Android 8.1は一般ユーザからしたら特徴がわかりにくいバージョンのOSとも言えます。
そのため、本項ではAndroid 8.1の特徴を一般ユーザでもわかりやすく理解できるように紹介します。開発者の方も一般ユーザの方もぜひ本記事のAndroid 8.1の特徴を参考にしてください。
主な特徴
Android 8.1をAndroid 8.1よりも前のAndroidOSと比較した際の主な特徴です。Android 8.1ではクイックパネルや設定画面周りなど一般ユーザでもわかりやすい変更点はありますが、あまり大きな変化はありません。
Android 8.1はAndroid 8.1よりも前のAndroidOSと比較すると、内部処理や開発者側の機能に変更点・特徴があります。本項では、Android 8.1の特徴をそれぞれの項目に分けて詳しく解説するのでぜひ参考にしてください。
また、本項ではAndroid 8.1の特徴として、クイックパネルや設定画面などではなくAndroid 8.1の変更点である内部処理や開発者向け機能に重点をおいて紹介するので、ぜひAndroid 8.1の特徴を確認してください。
OSの軽量化
Android 8.1の特徴として、OSの最適化・軽量化があります。Android 8.1ではAndroidシステムの処理プロセスや内容が最適化されて、よりスマートにAndroid 8.1が動作するように改善されました。特にメモリ周りの処理が改善されています。
そのため、Android 8.1は一昔前の端末でも違和感なく利用することができる場合が多くあります。例えば、Android4.4時代の端末でも、高負荷アプリやゲームなどをしなければAndroid 8.1を違和感なく操作できる場合が多いです。
Android 8.1を利用すれば今まで動作がもたついていた端末でも、動作のもたつきが改善される可能性があります。特にメモリ周りの処理・バックグラウンドプロセスに対する処理が改善されているので参考にしてください。
開発者向け機能の充実
Android 8.1では開発者向けオプションに機能が追加されており、より詳細にデバイスの制御を行ったり、ログの採取などが行いやすくなっています。開発者向けオプションは主に開発者が利用するためのオプションをまとめた総称となります。
開発者向けオプションの表示方法
Android 8.1だけでなくAndroidの開発者向けオプションは通常非表示なっており、表示させるには特定の操作が必要です。Android 8.1で開発者向けオプションを表示させるには、設定画面からビルド番号を表示して数回タップします。
設定画面のビルド番号を数回タップすると、画面下部にこれでデベロッパーになりました!と表示されます。この表示が出れば設定画面に開発者向けオプションが表示されているので、そこから開発者向けオプションを利用可能です。
Android 8.1の不具合
Android 8.1の不具合を紹介します。Android 8.1ではいくつかの不具合が報告されているのでそれらの既知の不具合について紹介します。これらは端末によっては再現しない、今後のアップデートにより改善される可能性があります。
本項では、Android 8.1に対する既知の不具合について紹介しますが、Androidデバイスはデバイスのメーカーや機種によって相性や一部内部ソフトウェアが異なるため、再現する端末としない端末があります。
また、メーカー独自のAndroid 8.1ベースのOSが走っていたり、メーカー独自ファームウェアが利用されている場合も多いため注意が必要です。また、メーカー独自アップデートによって改善されている可能性もあります。
主な不具合
Android 8.1の主な不具合の紹介を行います。Android 8.1のレビューなどで多くのユーザーから報告されている不具合の紹介です。Android 8.1の既知の不具合について項目ごとに分けて詳しく解説するのでぜひ参考にしてください。
また、これらの既知の不具合についてはすでにメーカー独自のアップデートやAndroid 8.1の更新などにより改善されている場合があります。特にメーカー独自のAndroid 8.1ベースのOSを利用している端末では注意が必要です。
Android 8.1の既知の不具合についてより詳しく端末ごとに回避策や恒久的な対策を講じるには、Android 8.1の更新やデバイスメーカーによるアップデートが必要な場合があるためぜひ参考にしてください。
マルチタッチ機能の問題
Android 8.1の既知の不具合として、マルチタッチ機能の問題が報告されています。レビューなどによると、一部Android 8.1端末、Android 8.1にアップデートした端末でマルチタッチ機能に問題が発生しているようです。
Android 8.1で報告されているマルチタッチ機能の問題とは、複数の指でタップしたときや長押ししているときに、反応しない指が出てきたり、長押しが途中で途切れてしまうことを指します。また、問題が再現しない端末もあります。
この現象の確認を行う場合には、設定画面の開発者向けオプションから画面タップの軌跡を表示するなどの方法があります。この不具合は画面タップを頻繁に行なうリズムゲームなどでは注意したい不具合となります。
電池関係の問題
Android 8.1の既知の不具合として、電池関係の問題がレビューなどにより報告されています。レビューなどによるとAndroid 8.1にアップデート後から電池消費が多くなりバッテリ持ちが非常に悪くなったとのレビューが多くあります。
ただし、Android 8.1などOSアップデート直後はバックグラウンドで追加の最適化処理などを行っているため、それらが終了して落ち着いた状態と比較すると、バッテリ持ちが悪くなる傾向にある点に注意が必要です。
もし、Android 8.1にアップデート後しばらくしても電池持ちが悪い場合にはAndroid 8.1の不具合の可能性があります。今後のアップデートにより、改善される可能性がありますので時々更新がないか確認しましょう。
Android 8.1のアップデート方法
Android 8.1へアップデート方法を紹介します。Androidのアップデート方法には2種類あります。アップデート方法の1つは端末に通知が来たアップデートについて更新を行なう最もオーソドックスな方法です。
別のAndroidアップデート方法は、Rootを取得してAndroid端末にパソコンなどから直接任意のバージョンのOSを書き込む方法です。こちらに関してはメーカなどもサポートはしておらず上級者・玄人が行なう方法です。
本項では、Android 8.1へのアップデート方法として前者のアップデート方法である端末に通知が来たアップデートについて更新を行う方法を紹介します。そのため、デバイスによってはアップデートできない可能性があります。
アップデートの事前準備
Android 8.1へのアップデート前の事前準備について解説します。基本的には特に設定する必要はありませんが、Android 8.1へのアップデート前に万が一のことを想定してバックアップを作成しましょう。
また、Android 8.1へのアップデートにはAndroid 8.1のダウンロードのために大容量通信を行えるWi-Fi環境、十分な充電または電源への接続が必要です。電源に接続してWi-Fiに接続しておくことをおすすめします。
バックアップの手順
アップデート前にバックアップを行いましょう。キャリア端末の場合はキャリア独自のバックアップアプリを利用したり、メーカーによってはメーカー独自のバックアップアプリが提供されている場合があります。
バックアップ時には破損したり失っては困るデータのバックアップを行いましょう。アプリを使わない方は、設定画面からバックアップの項目に移動してバックアップ項目を選択、バックアップを行いましょう。
バックアップはアップデートに失敗したときや何らかの原因によりアップデート後にファイルにアクセスできなくなったときなどに有効です。また、アップデート時だけでなく日頃からのバックアップも忘れないようにしましょう。
アップデートの実行
アップデートを実行するには、設定画面から端末情報の画面に移動します。端末情報の画面でシステムのアップデートが無いか確認を行いAndroid 8.1へのアップデートが来ていればそこからアップデートを行います。
Android 8.1へのアップデートを行なう際には、Android 8.1をダウンロードする必要があるのでWi-Fi環境に接続することをおすすめします。また、十分な充電があることまたは電源に端末が接続されていることを確認しましょう。
アップデート後の設定
Android 8.1アップデート後に通常、ユーザーの操作は特に必要ありませんが、アップデート直後は内部でアプリの最適化やアップデート処理の終了処理などが行われています。
そのため、アップデート直後は動作が遅くなったりバッテリ持ちが悪く感じる場合があります。Android 8.1へアップデートした直後はなるべく端末を触らずに置いておきましょう。
Android 8.1の評価/レビュー
Android 8.1の評価・レビューを紹介します。Android 8.1のレビューについてはいいレビューだけではなく、悪いレビューも紹介するのでいいレビューだけではなく、悪いレビューも参考にしてAndroid 8.1を検討してください。
Android 8.1は不具合も少なく安定しているバージョンですので悪いレビューはあまり多くありませんが、Android 8.1の不具合で紹介したようなレビューもありますので、不具合の項も参考にしてください。
評価の高いレビュー
Androidの隠しゲー
— OR1029 (@OR1029_Channel) December 9, 2019
ただこいつを動かせられるだけやけどな
Android 8.1.0 pic.twitter.com/P65lwFyGRN
Androidに従来から隠し要素が組み込まれています。Android 8.1では上記のTweetのようなゲームが組み込まれています。
やっぱりandroid8.1軽いな
— ねくさす (@NexusMine) December 20, 2017
Android 8.1ではメモリ周りやバックグラウンドプロセスの処理関係で最適化が行われています。そのため、端末によってはAndroid 8.1以前のバージョンのOSよりも動作が軽く感じるものもあります。
評価の低いレビュー
別にAndroid 8.1でも困ることはないんだけど、ナビゲーションバーの関係で出来ればAndroid 9を使いたい
— うめず (@nazeumezu) December 8, 2019
Android 8.1はAndroid 8のマイナーアップデートということもあり不具合も少なく非常に安定しているバージョンですが、Android 9ではナビゲーションバーなどがより改善されています。そのため、人によっては使いにくいと感じる方もいます。