2020年02月02日更新
【Apple】マップアプリの新しい地図を全米で更新展開!欧州も数か月後に!
Appleのマップアプリで現在行っているデータ再構築について、全米の地図データの更新を完了し全米を対象にユーザーが利用できるようになったことを発表しました。新しいAppleのマップアプリでは全体的に詳細なデータが表示されていて、数か月後に欧州でも展開予定です。
目次
「Apple」新しいマップアプリ、全米の地図データ更新完了
米現地時間2020年1月30日、Appleのマップアプリで現在行っているデータ再構築について、全米の地図データの更新を完了し全米を対象に展開してユーザーが利用できるようになったことを発表しました。
AppleはiOS 13のリリースに合わせて、マップアプリのアップデートを発表していました。再構築されたマップアプリでは全体的に情報の精度が高くなっていて、道路や建物、公園、空港、モール、その他の公共の場所がより詳細な表示となっています。
この 「地図アプリの再構築」 について、当初は米サンフランシスコのベイエリア地域のみが更新対象となっていましたが、2019年から全米を対象とした更新作業が開始されました。
2019年中に全米のデータを公開するとしていましたが、2019年11月時点で51.4%がアップデートされて、2020年1月末に全米で利用できるようになりました。
「Apple」新しいマップアプリは、全米中をカメラを搭載した車で走り回ったり飛行機からの空撮も利用したりして詳細なデータを収集しています。道路や建物、公園、空港などより詳細な表示がされるようになっています。
今後数か月で欧州全体に展開。日本も対応予定?
Appleによるとこのマップの再構築は、今後数か月で欧州全体に展開されるとしています。また今年後半には世界中で公開するともしています。
iOS 13のリリース前には、オリンピックに合わせて米国の次は日本でのアップデートを予定しているとの話もありましたが、今のところ日本でのリリースについては触れられていません。
「Look Around機能」など豊富な機能が搭載
iOS 13では「Googleストリートビュー」のように街の一角を見渡すことのできる「Look Around機能」やリアルタイムの乗り継ぎスケジュール機能、コレクションと呼ばれるリスト作成機能、お気に入りなど、豊富な機能が追加されています。
さらに、Share ETA(到着予想時刻の共有)、今後の旅程のフライト情報、モールや空港内のインドアマップ、Siriによる自然言語のガイダンス、没入型の3Dビューを提供する主要都市のFlyover(フライオーバー)機能なども搭載されています。
「Look Around機能」はニューヨークやサンフランシスコのベイエリア、ロサンゼルス、ラスベガス、ヒューストン、ハワイ(オアフ島)など限定された都市において利用可能となっていますが、今後より多くの主要都市で使えるようになるはずです。
Appleのマップアプリは「プライバシー」を重視
Appleのマップアプリの特徴は前述した豊富な機能だけではなく、プラリバシー重視も大きな特徴と言えます。Googleでは、Googleマップから収集したデータを便利な機能のために利用しています。
そのためGoogleは「シークレットモード」を用意して、個人的なデータの収集を嫌うユーザーに対応しています。それに対しAppleのマップアプリではApple IDに紐付けされることもなく、クラウドサーバーにデータを送信しないとしています。
実際検索した場所やナビゲーションの経路、交通情報などの全てのデータは継続的にリセットすることでユーザーのプライバシーを守るとしています。