2020年02月18日更新
【Chromebook】日本版テレビCMをGoogleが公開でついに本腰に?
ついに日本でも「Chromebook」のテレビCMが開始されました。これまで日本での販売に関してやる気を感じられなかったGoogleが「Chromebook」の日本語版のテレビCMを公開したことで、ようやく日本での販売促進に本腰を入れ始めたことが見て取れます。
ついに日本でも「Chromebook」のテレビCMが開始し、販売に本腰?
Googleの「Chromebook(クロームブック)」とはChrome OSを搭載したパソコンで、アメリカではWindowsでもMacでもない「Chrome OS」という独自OSとして存在感を確立しています。
これまでは「Chromebook」の熱烈なファンが居ながらも、日本での販売に関してはあまり本腰を入れていないようでしたが、Googleが日本語版のテレビCMを放映し始めたため、今後はこのような状況も変わって来るかもしれません。
日本での「Chromebook」のテレビCMは2月の初旬から地上波テレビで公開されていて、YouTubeには2月13日付けでアップロードされています。
内容はアメリカで2018年7月に公開されたバージョンを基本にしたもので、CMのストーリーはWindowsやMacで発生する処理待ちやアップデート、ウイルス感染などが表示されている様子を紹介しています。
その様子を流した後に、こうしたイライラが起こらない「Chromebook」にしましょうという販売を促進させる内容のテレビCMとなっています。
「Chromebook」はWindowsやMacと比較しても、データ処理をほぼブラウザ上で行うため負担が軽いことが大きな特徴です。余計な機能を削ぎ落とした、最低限の機能で作られているためコストパフォーマンスにも優れている点も評価が高いです。
「Chromebook」はGoogle Play Storeからアプリのインストールも可能なため、インターネットや動画視聴、メールや文章作成までほとんどの作業がGoogleアプリで対応できる点も助かります。
日本版テレビCMで紹介される「Chromebook」は3機種
登場当初の「Chromebook」は、WindowsやMacなど他のOSでは実現できないほどの安い価格ながら、普段使いに十分な性能というモデルが中心でした。アメリカ国内の教育機関などではそうした点が受け入れられています。
今回日本版テレビCMで紹介されている「Chromebook」の機種は以下の3機種で、これらは「Chromebook」としてはかなりのハイスペックモデルとされています。
ASUS製「Chromebook Flip C434TA」 |
HP製「Chromebook x360 14」 |
Acer製「Chromebook Spin 13」 |
しかし今回日本のCMで公開されている機種は価格も約6万円台から10万円台で、CPUにインテル製のCore mやCore i(TDP15W版)系を搭載し、画面はフルHD、RAMも8GB、ストレージも64GBという構成です。
Google側としては「日本の個人ユーザー向けには安い価格のモデルではなく、高級モデルから攻めていくと判断しているのかもしれません。もちろん、日本でも安い価格の「Chromebook」は販売されていて購入可能です。
いずれにしても、今回の日本版CM公開はGoogleの姿勢が明らかに変わり、日本市場での販売に本腰を入れ始めたということを示すものと言えます。