2020年03月27日更新
YouTubeが再生画質をSD(標準)に!新型コロナ拡大での負荷対策!
YouTubeの再生画質が、SD(標準)になることが発表されました。新型コロナ拡大により、ネットワークにかかる負荷に対する対策だとされています。YouTubeの再生画質をSD(標準)にする詳しい理由や、様々なサービスのネットワーク負荷対策をご紹介します。
目次
YouTubeの動画再生が全世界でSD(標準)画質に
世界中に利用者がいる動画配信ネットワーク「YouTube」が、全世界中の動画再生画質をSD(標準)に設定することを発表しました。YouTubeの再生画質は、本来なら利用者の回線速度に合わせて自動的に設定されるものです。
なぜ、YouTubeの再生画質がSD(標準)に設定されるようになったのか、今回はその詳しい内容や、YouTube以外の動画配信サービスの対応もご紹介します。
SD(標準)画質に固定されるわけではない
今回行われるYouTubeの動画再生画質をSD(標準)に設定するという対策は、画質を変更できないように固定されるわけではありません。自分で画質の変更を行えば、誰でも簡単にSD(標準)画質から高画質へ変更させて動画を楽しめるようになっているんです。
しかし、多くの人はSD(標準)画質がデフォルトになっていればわざわざ画質を変更させることはないだろうと考えたうえでの対策のようです。
YouTubeが画質をSD(標準)にする理由
今回発表された、YouTubeの動画再生画質をSD(標準)に設定する対策は、なぜ行われるのでしょうか?ここでは、その理由について詳しくご紹介します。
新型コロナ拡大による対策
YouTubeの動画再生画質をSD(標準)にするという対策は、2020年3月現在世界中で拡大を続けている新型コロナウィルスが原因だということです。
現在新型コロナが拡大している欧州やアメリカでは、外出禁止令が発表され多くの人が自宅で過ごす状態が続いています。そのため、普段以上の人がYouTubeを始めとする動画配信サービスを利用する状況になっているんです。
ネットワークへの負荷を減らせるため
世界中でいつもより多くの人がYouTubeを利用すると、YouTubeのネットワーク回線が大きな負荷がかかってパンクしてしまう可能性があります。これを避けるための対策として、動画再生画質をSD(標準)に設定することが決まりました。
YouTubeの動画再生画質を世界中でSD(標準)に設定させることで、ネットワークにかかる負荷をかなり軽減できるようになると期待されています。
YouTube以外でも新型コロナ拡大による対策を展開中
多くの人が自宅で過ごすことによりかかる、動画配信サービスへのネットワーク負荷はYouTubeだけではありません。
YouTube以外の、NetflixやFacebookビデオなどでもネットワークへの負荷は心配されるため、それぞれの動画配信サービスでは様々な対策を行うことが発表されています。
ここでは、YouTube以外の動画配信サービスが行うと発表している新型コロナ対策についてご紹介します。様々な動画配信サービスを利用している人は、参考にしてください。
NetflixはEUで再生画質を低下
YouTubeの新型コロナに対しての対策は全世界に向けてのものでしたが、同じく世界中に利用者がいる動画配信サービスNetflixは、現在新型コロナが大幅に拡大しているEUのみで30日間再生画質を低下させる措置を取ることが発表されています。
これによって、ネットワークにかかる負荷を25%削減できる見通しだということです。
Facebookビデオ・Instagramも欧州で制限
FacebookビデオやInstagramでも、欧州(EU)においてビットレートの削減を行うと公開しました。新型コロナの影響によるネットワークの負荷を避けるためで、しばらくこの対策で対応していくということです。