2018年12月28日更新
Googleマップのマイマップの作り方!地図作成の基本と使い方・共有方法を解説!
Googleマップは有名ですが、Googleマップにマイマップにという自分専用の地図を作成する機能があるのはあまり知られていません。 マイマップ機能でオリジナルの地図を作成すれば、雑誌いらずです。作り方は簡単ですので、ぜひ試してみて下さい。
目次
- 1Googleマップのマイマップとは
- ・Googleマップとマイマップの違い
- ・Googleマイマップでできること
- 2Googleマイマップの作成方法〜地図を作成する(PC)〜
- 3Googleマイマップの作成方法〜ルートを作成する〜
- ・手書きでルートを書き込む
- 4作成したGoogleマイマップにスマホアプリ(iPhone/Android)でアクセスする
- 5Googleマイマップを共有する方法〜地図の共有〜
- ・スマホアプリ(iPhone/Android)でマイマップを共有する
- ・パソコンでマイマップを共有する
- 6Googleマイマップを共有する方法〜ルートの共有〜
- 7Googleマイマップ・地図マーカーの削除・編集・非表示
- ・地図マーカーのタイトル・メモの編集
- ・地図マーカーの削除
- ・Googleマイマップを削除する
- ・Googleマイマップを非表示にする
- 8Googleマイマップの使い方【応用編】
- ・Googleマイマップや作成したルートをサイトに埋め込む
- ・Googleマイマップで作成した地図をインポート(合成)する
- ・ GoogleマイマップにCSVやスプレッドシートをインポートする
- 9Googleマイマップのおすすめの使い方
Googleマップのマイマップとは
Googleマップにはマイマップにという自分専用のオリジナル地図を作成する機能があるのはあまり知られていません。Googleマップのマイマップの作り方は難しくなく、基本的な操作だけで作成できます。
更には友だちと共有しておけば、「~walker(雑誌)」とか「~るぶ(雑誌)」いらずです。
Googleマップとマイマップの違い
Googleマップとマイマップの大きな違いがあります。
Googleマップは、すぐに目的地を設定して、経路(ルート)を検索して表示するというように、使い方が直近の予定向きです。目的地までの経路(ルート)と同時に分単位で到着する時間を把握できます。よって時間的な拘束が強いビジネスシーンでよく使われています。
それに対し、Googleマップのマイマップは前もって複数の目的地を登録しておき、あらかじめ経路(ルート)を検索しておき、予定の場所をスムーズに回りたいときなど、旅行やレジャー向けの使い方に適しているのです。
Googleマイマップでできること
Googleマップと違い、マイマップではオリジナルにカスタマイズした地図を作成できます。
ですから、自分用の「行楽地の名所マップ」「グルメマップ」「ドライブルートマップ」などを作るのに向いています。これらは、昔は雑誌で見ていましたが、自分用に手軽に作成できるようになったのです。
ここでは、「上野探索ぶらり旅」と称して、上野動物園、不忍池、アメ横などの名所やグルメスポットを調べ、自分オリジナルのルートマップを作りながら、マイマップの基本的な作り方と使い方を説明します。
Googleマイマップの作成方法〜地図を作成する(PC)〜
まず、言っておかなければならないのは、マイマップはパソコンでしか作成できないです。パソコンで作ったマップをスマホで閲覧することはできますが、スマホでは作成できないので注意してください。
それではマイマップの作り方を説明します。パソコンでGoogleマップを開いてください。
マイマップの場所は意外と知られていませんが、まずは左上の検索ボックスの左の3本線メニューアイコンをクリックします。するとメニューが表示されますので、左側真ん中あたりの「マイプレイス」をクリックします。
「マイプレイス」の文字の下の「マイマップ」をクリックすると、一番下に「地図を作成」がありますので、そこをクリックすれば地図の作成開始です。
左上に「無題の地図」と表示されますので、その文字をクリックします。
下図の画面が表示されますので、地図タイトルに好きなタイトルを入力し「保存」をクリックします。ここでは「上野探索ぶらり旅」と入力し、「保存」をクリックました。
次に「無題のレイヤ」のところをクリックして名前の入力をします。後でいくらでも変更できますので、とりあえず「動物園編」と入力しました。
でも、よくよく考えるとレイヤとは層とか階層のことなので、この場合、カテゴリー分けに使うべきでした。あとで「行くところ」名前を変えます。
次に目的地の保存です。真ん中上の検索ボックスに「上野動物園」と入力後「Enter」キー押します。
すると、下図のように「上野動物園」の表示が出ますので、「+地図に追加」をクリックします。
下図のように、「動物園編」のレイヤに「上野動物園」が追加されました。
同様に、「不忍池(しのばずのいけ)」「アメ横市場」など行きたいところいくつか保存してみました。
登録した場所は、地図上にマークが付きますが、どこも同じマークで判別ができません。いくつもいれたら煩雑になってしまいまうので、画面左の「動物園編」と記載したところの下「個別スタイル」をクリックして「個別スタイル」を「続き番号に変更します」
すると、画面左の一覧と地図の両方に番号がふられます。
勢い余って一つのレイヤにいっぱい登録しましたが、「行くところ」と「食事処」にレイヤを分けたほうが便利だと気付き、レイヤを追加することにしました。画面左の「レイヤを追加」をクリックすれば、レイヤを追加し、その名前を入力できます。
レイヤを増やしていったとき、これから保存する場所がどこのレイヤに入るのかわからなくなるときがあります。
こんなときはレイヤの左端に注目してください。下図ように青く縦のラインが入っているのがアクティブになっているレイヤで、そのレイヤに新しい場所が保存されます。
ちなみに下の画面で1つ目のレイヤの名前を「動物園編」から「行くところ」に変更しました。
「食事処」に該当する地点も一度削除し、「行くところ」に作成しなおしました。
次に、せっかくレイヤを分けたのですから、表示の色を変えましょう。この場合、下のレイヤの「肉の大山 上野店」の位置にマウスをあわせると右にインクマークが表示されますので、そこをクリックします。
すると色を変えられるメニューバーが表示されますので、好きな色をクリックしてください。ここではオレンジに設定しました。
ここまでが基本的な地図の作り方です。
Googleマイマップの作成方法〜ルートを作成する〜
マイマップの機能で、もう一つ便利なのが、ルート作成機能です。
これまでに入力した場所までの経路(ルート)が作成できるのです。Googleマップでは、細かく自分の希望でルートを代えられませんが、マイマップでは細かくルートを変えられます。これが、Googleマップとの大きな違いです。
まず、「行くところ」のレイヤにある「上野動物園」をクリックしてください。すると地図上の上野動物園の場所に説明ボックスが表示されます。このボックスの右下「ルートを表示」アイコンをクリックします。
新しいレイヤ「無題のレイヤ」ができ、Bの欄に「上野動物園」と表示されます。ここが目的地です。スタート地点はAの欄に入力します。ここでは「上野駅」と入力しました。
また、「上野駅」と入力した欄の上に青い車のマークが表示されているので、クリックして徒歩の表示に変更します。これでルートの作成完了です。
次に目的地の追加です。「上野動物園」と表示されている欄の下に青く「目的地を追加」と表示されていますので、そこをクリックし、次の目的地「アメ横市場」を入力します。
いくつか目的地を追加し、下図のようになりました。
下図は、「上野駅」から「上野動物園」、「アメ横市場」に寄って、「まぐろ人御徒町出張所」で食事をして「御徒町駅」に行くまでの経路(ルート)が作成できました。
基本的なGoogleマイマップの作り方や、基本的な地図の使い方がわかってきたかと思います。まだまだ細かい使い方をあげればきりがないですが、ここまでが基本です。
手書きでルートを書き込む
今回作った経路(ルート)マップを見ていたら、下図のような建物をすり抜けるルートが表示されました。
この建物をスルーするのはちょっと気が引けるので、まわり道を作ってみます。
上図のルートで避けたいところ(ここでは東京文化会館のあたり)にマウスをあわせ、クリック&ドラッグします。地図の下(南)側にドラッグしたら、うまくよけてくれました。
他にも方法があります。地図の上部に下図のアイコンがありますので、その中の「ラインを描画」のアイコンをクリックします。するとルートの途中から新しい道を追加保存することができます。
作成したGoogleマイマップにスマホアプリ(iPhone/Android)でアクセスする
iPhoneやAndroidではマイマップを作ることはできませんが、PCで作ったマイマップにアクセスすることはできます。
使い方は、
検索ボックスの左3本線のメニューアイコンをタップ
→一番上「マイプレイス」をタップ
→上部一番右「地図」をタップ
→閲覧したいマップをタップ
これで、自分が作った地図にアクセスできます。
Googleマイマップを共有する方法〜地図の共有〜
マイマップはパソコンで作成した地図を他人のパソコンやスマホとGoogleマップ上で共有することができます。
スマホアプリ(iPhone/Android)でマイマップを共有する
スマホのGoogleマップアプリを開きます。
→検索ボックスの左の3本線メニューアイコン→マイプレイス→上部右の「地図(Android)」or「マップ(iPhone)」→見たいマップ→「地図の凡例」→「共有」
これで共有設定画面が表示されます。
パソコンでマイマップを共有する
他人と共有することもできます。詳細は割愛しますが、「レイヤの追加」の右の「共有」をクリックすると、共有設定画面が表示されます。
Googleマイマップを共有する方法〜ルートの共有〜
Googleマイマップには、地点を登録したレイヤとルートを登録したレイヤが分かれています。(ルートを登録する時点で別レイヤが作られます。)よって、地図の共有と同じ方法でに、ルート(経路)の共有もできます。
Googleマイマップ・地図マーカーの削除・編集・非表示
作り方、使い方の説明は終りましたので、足早に説明して行きます。
Googleマイマップは作成した地図マーカーを削除・編集でき、マイマップを見やすく表示できます。
地図マーカーのタイトル・メモの編集
レイヤ名の下、「個別スタイル」から地図マーカーを編集できます。
地図マーカーの削除
登録した地点の名前をクリックすると紹介ウインドウが出てきますが、このウインドウの右下のゴミ箱アイコンで地図マーカーを削除できます。
Googleマイマップを削除する
マイマップのタイトルの右の3点メニューアイコン→ゴミ箱に移動で作成したマップを削除できます。
でも、頑張って作成したマップ全体が一瞬で削除されてしまうので、よく確認してください。
Googleマイマップを非表示にする
レイヤ名の左のレ点をクリックすると非表示になります。
Googleマイマップの使い方【応用編】
Googleマイマップには更に応用した使い方があります。
Googleマイマップや作成したルートをサイトに埋め込む
あらかじめ共有設定を「ウェブ上で一般公開」にしておき、マイマップのタイトルの右の3点メニューアイコン→「自分のサイトに埋め込む」で設定できます。
Googleマイマップで作成した地図をインポート(合成)する
まずはマイマップで作成した地図をエクスポートします。
タイトルの右の3点メニューアイコン→KML/KMZにエクスポート→ダウンロード
このデータをインポート先の地図にインポートします。
レイヤを追加→インポート で取り込みたいファイルを選択すれば、保存完了です。
GoogleマイマップにCSVやスプレッドシートをインポートする
先ほどはマイマップのデータを他のマイマップに取り込む方法を説明しましたが、csvファイルやGoogleスプレッドシートなどもインポートし新しい地図を作成することができます。
レイヤを追加→インポート で取り込みたいファイルを選択します。
登録したい場所がたくさんあって、csvなどのファイルにまとまっていればダイレクトに取り込めて便利です。
Googleマイマップのおすすめの使い方
後半はちょっと難しかったかもしれませんが、マイマップの基本的な作り方や使い方を知りたいという方は、ルート(経路)を作成して、共有するだけで十分便利です。
マイマップが使い方として一番適しているのでは、旅行に行くときに事前に行くところを地図上で検討し、友だちとワイワイ話すときです。計画を立てるのが楽しくなるし、おすすめです。
Googleマップだけでなくマイマップもぜひ使ってみてください。