MicrosoftのEdgeブラウザに垂直タブなどの新機能を発表！

現地時間の3月30日、Microsoftが、Chromium版Edgeブラウザに「垂直タブ」や「パスワードモニター」機能など、多くの新機能を追加することを発表しました。

Microsoftでは、新機能としてChromium版Edgeブラウザに追加する機能については、9項目の機能を追加する予定となっており、タブを垂直に表示する「垂直タブ」機能については、今後、数カ月中にInsiderチャンネルにて利用可能になる予定です。

新機能として、Chromium版Edgeブラウザに追加する機能については、パスワードのセキュリティを強化する「パスワードモニター」機能や、タブの管理が容易簡単にできるようになる「垂直タブ」機能をはじめとして、９項目が追加される予定です。

これまでの利用可能だった「Collections」機能では、閲覧したページを管理する機能が拡大される予定となっており、その他にも、ウェブのコンテンツについて、体裁を崩すことなく文書にコピーが可能となる「スマートコピー」機能が追加される予定です。

その他にも、文字を読むことを学んでいるユーザーや、失読症や視覚障害を抱えながらウェブを利用しているユーザー向けに、画面表示をシンプルな表示に切り替える「Immersive Reader」機能が追加となりました。

Edgeの独自機能として昨年の年次開発者会議「Build 2019」で発表された「Collections」機能は、モバイル版「Collections」機能が、今年の春以降にリリースされる予定です。

「Collections」機能は、現在、Insiderユーザーを対象にしたベータ版にて提供されていますが、Stable版でも利用可能となります。

「Collections」機能では、タスクバーに表示されている、Collectionsボタンをクリックすると、ブラウザの右側に、「Collections」用の枠が開くようになっています。

「Collections」の中に、ユーザーが気になったネット上のWebページやテキスト、画像などを、ドラッグ＆ドロップすることで簡単に整理してまとめることができます。

なお、「Collections」機能は、WordまたはExcelに転送することも可能となっており、Outlookその他のメールにコピーで添付することで、他のユーザーと共有することも可能となっています。

Microsoftが、Chromium版Edgeブラウザに追加する機能の一つに「垂直タブ」があり、今後数ヶ月以内にInsiderチャンネルで提供予定となっています。

通常であれば、ウィンドウ画面の上部に横に並んで表示されるタブ項目について、「垂直タブ」機能では、ワンクリックで画面の側面に移動し、縦にならべて表示してくれる機能となっています。

「垂直タブ」機能を利用することで、通常時はファビコン表示にしておけ、必要に応じて表示を広げることも可能となっているため、画面上部でタブの幅が狭くなり、タイトルがわからないということが避けられるようになります。

続いて、新機能として追加予定の「スマートコピー」機能についてご紹介していきましょう。「スマートコピー」機能は、Webページのコンテンツを選択してそのフォーマットのままペーストすることができる機能となっています。

パソコンのWebページ上にて、右クリックを行うと、メニューが表示され、ページ上のコンテンツをドラッグ＆ドロップで選択してコピーする「スマートコピー」を選択できるようになります。

コピーしたコンテンツをWordなどにペーストすることで、コピー元のフォーマットを保ったまま、ペーストが可能となります。なお、この、「スマートコピー」機能は、5月にInsiderチャンネルで提供を開始する予定となっています。

新機能として追加されるパスワードの流出を警告する「パスワードモニター」機能についてご紹介していきましょう。

Chomeブラウザでは、バージョン79に「Password Checkup」として搭載されていたパスワード保護機能を「パスワードモニター」機能として、今後、数カ月中に、Insiderチャンネルにて提供が開始される予定です。

「パスワードモニター」機能を、有効にすると、自動入力設定にしたパスワードの認証情報がダークWebなどで検出された場合、画面上に警告が表示されるようになります。

新機能が追加となるアップデートが配信される時期については、マイクロソフトのアップデートの配信予定が、4月17日以降に変更となっています。