2020年05月06日更新
【2画面端末向けOS】「Windows 10X」まずは1画面端末をリリース!
2画面端末向けOS「Windows 10X」は2020年末までにリリース予定とされていましたが、まず1画面端末をリリースするとしています。新型コロナの影響でユーザーのニーズが変化しているとして最初の「Windows 10X」搭載端末は1画面端末になるようです。
目次
2画面端末向けOS「Windows 10X」、まず1画面端末からリリース
Microsoftは2019年10月、2画面端末向けOS「Windows 10X」を2020年末までにリリース予定と発表していました。
ただ新型コロナウィルス感染拡大の影響でユーザーのニーズが変化しているとして、新OS「Windows 10X」搭載の最初のリリース端末は1画面端末になると予告しています。
Microsoft最高製品責任者Panos Panay氏が言及
米現地時間5月4日、Microsoftにおける最高製品責任者(CPO)であるPanos Panay氏は、公式ブログの中で5月にリリース予定である「Windows 10 May 2020 Update」の新機能について言及しました。
さらに2画面端末向けOS「Windows 10X」の開発状況について説明し、この新しいOS「Windows 10X」搭載の最初の端末は1画面端末になることを予告しました。
Panos Panay氏は、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、2画面端末向けOS「Windows 10X」を発表した2019年10月と今とでは全く異なる状況であるとし、ユーザーのニーズを考えて今必要なものを提供しなければならないと説明しました。
Panos Panay氏は「Windows 10X」について柔軟性を考えた設計を開発してきたとし、その柔軟性を活かしてユーザーが求めているクラウドを活用した利用方法をサポートするために1画面搭載「Windows 10X」端末に向かっていくとしています。
2画面搭載「Windows 10X」端末は2021年以降になる可能性
Microsoftは2019年10月、2画面端末向けOS「Windows 10X」とそれを搭載する2画面端末「Surface Neo」、2画面を搭載したAndroidスマートフォンの「Surface Duo」について発表しました。
Panos Panay氏は2画面搭載「Windows 10X」端末については、OEMメーカーと共に提供するタイミングを検討していくと説明していますが、リリースは2021年以降になる可能性があるようです。
「Windows 10X」は2画面デバイス専用のバージョンとしていましたが、Microsoftの中での位置づけが変わってきている可能性もあります。
年次開発者会議「Build」にて発表の可能性
Microsoftは、年次開発者会議「Build」の2020年度版は、5月19日~21日の期間で48時間連続でオンライン開催することを発表しています。
新型コロナウイルス感染拡大の影響でリアルなイベントの中止が相次いでいますが、「Build」に関してもオンラインでの開催となります。
ここにPanos Panay氏も登壇する予定で、「Surface Neo」の発売スケジュールや「Windows 10X」搭載の1画面端末についても発表がある予定です。
一方で、2画面を搭載したAndroidスマートフォン「Surface Duo」に関しての発売延期などの情報は報道されていません。こちらに関しては予定通り2020年年末に発売がされるでしょう。