2020年06月17日更新
【スマホ】過充電を気にする必要があるのか解説!
スマホのバッテリー劣化の原因に挙げられる過充電。スマホに必要な充電容量を超えて充電することが原因でバッテリーの寿命が縮まり故障の原因にもなります。本記事では過充電によるバッテリー劣化を防ぐための対策方法と劣化の原因となる事項について確認します。
目次
【スマホ】過充電とは
スマホの過充電とはどのような状態で、そのことで起きる問題や解決法について解説します。
充電を長くし過ぎること
スマホの過充電とは、スマホに必要な充電容量を超えて充電することです。また過充電で起こる可能性がある弊害のことも刺します。
よく言われている情報
スマホの過充電とは必要な充電容量を越えて充電し続けることですが、スマホのバッテリーについて一般的によく言われている情報についてご紹介します。主に言われているバッテリー劣化を要因は以下の2つです。
一般的に知られるバッテリーの劣化原因 |
バッテリーを使い切って0にしてから充電すると劣化を早める |
頻繁にバッテリー充電を繰り返すと充電回数の上限を越えてしまう |
バッテリーを使い切ってから充電する
スマホはバッテリーを使い切ってから充電とバッテリーの劣化を早めることになると言われています。バッテリーにはメモリー効果があるため、使い切ってから充電しないと消耗が早まってしまうという説があります。
バッテリーの充電回数は決まっている
スマホなどのバッテリーの充電回数には上限があるとも言われています。そのため継ぎ足し給電でもカウントされてしまうという説があります。「継ぎ足し給電」とは、頻繁に細かくバッテリー充電をすることです。
継ぎ足しで細かく充電するより、一度に十分な量を充電した方がバッテリーの充電回数をセーブすることができます。
【スマホ】充電できないときの確認点
スマホのバッテリー充電に関する問題とはどのようなものがあるでしょうか。もしスマホが充電できないときの確認点について解説します。
主な確認点
もしスマホが充電できなくなったときに必ずしもスマホの故障とは限らないケースもあります。特に確認したい事項は以下となります。
もしスマホが充電できくなったときに確認したい事項 |
充電器が劣化、もしくは故障していないか確認する |
スマホ本体を一度再起動して充電が正常にできるか確認する |
充電器の劣化
スマホに充電できないときに、充電器の劣化による接触不良やケーブルの断線などの可能性も考えられます。
ケーブルの接触不良でスマホとケーブルが正しく繋がっていない、ケーブルが断線して正常に充電できないなど、スマホ側の不良だけでなく、充電器の不良やケーブル劣化なども確認することをおすすめします。
本体の動作が不安定
スマホを充電する際に本体の動作が不安定で正しく充電できない場合があります。本体が動作不安定な状態の場合は再起動し充電ができるようになるか確認してください。もし上手くスマホの充電ができなくても再起動で解決する場合があります。
【スマホ】過充電を気にする必要はある?
スマホの過充電や、充電に関する問題点について指摘してきましたが、ここからはスマホの過充電は気にする必要はあるか検証していきます。
実は気にする必要はない
以前のスマホが抱えてた過充電の問題は現在のスマホでは余り気にする必要はないと言われています。ここまで紹介した過充電に関する情報は少し古いスマホに関する情報や定説であり、現在のデバイスでは当てはまらない場合も多いようです。
気にしなくて良い理由
スマホの過充電を気にしなくて良い理由に挙げられるのは最新のスマホやデバイスに実装されている過充電防止機能の存在です。
現在の機種には過充電防止機能がある
スマホの過充電を気にしなくて良い理由として真っ先に挙げられるのは、現在のデバイスには過充電防止機能が搭載されているというものです。
近年のスマホのバッテリーは80%までは急速で充電され、その後は充電ペースは遅くなり100%で給電が停止するので過充電を防止する仕組みが実装されています。
バッテリーが劣化する原因
では最新スマホのバッテリーの劣化とはどのような状況で起きるのか、原因と理由について検証します。
スマホのバッテリーが劣化する3大原因 |
バッテリー残量0になるまで使う、もしくは残量0のままでデバイスを使わない |
高温の環境で使い続ける、高熱を出す充電器などのそばに置いている |
充電中にスマホを使用する |
残り残量を0にする
スマホのバッテリー残量を0にすると劣化が進みます。バッテリー残量0になるまで使い、そのままの状態で置いていた場合にもバッテリーは劣化してしまいます。
基本的に電子デバイスは使わずに放置しておくと、バッテリー残量はやがて0になるので、バッテリーの劣化だけでなく故障の原因にもなります。デバイスを長持ちさせたい方は常に充電することを忘れないようにしましょう。
高温の環境に置く
スマホのバッテリーは高温の環境に置くと劣化が進むと言われています。例えば、スマホを高温の環境で使ったり、熱くなる充電器を使った場合に最もバッテリーが劣化してしまいます。
例えば気温の高い車の車内に置きっぱなしにしたり、性能の低いバッテリーで充電する、バッテリー充電器のそばのスマホを置くなどはバッテリー劣化の理由になるので気をつけてください。
充電しながら使う
さらにスマホのバッテリーを痛めて劣化を早める行為の一つに充電しながらスマホを使うことがあります。どうしても充電中にスマホを使いたくなる場合がありますが、スマホ充電しながら利用するとバッテリーにダメージを与えます。
もしスマホとバッテリーを長持ちさせたい場合は、充電中のスマホ使用は控えたほうがよりバッテリーの状態を良く保ち結果的にスマホを長持ちさせることができます。
【スマホ】過充電を避けバッテリーを劣化させない方法
ここからはスマホの過充電を避け、バッテリーを劣化させない方法を確認します。
バッテリーを長持ちさせる使い方
バッテリーを長持ちさせる使い方は幾つかありますが全て電子デバイスを使用する上で基本的なものばかりです。紹介する基本的な使い方のルールを守ることで、スマホのバッテリー劣化はある程度抑え長持ちすることができます。
スマホのバッテリーを長持ちさせるコツ |
純正品の充電器を利用してスマホを充電する |
過放電・過充電の管理(20%以上放電しない/80%以上充電しないルールを守る) |
充電中のスマホの使用は絶対に避ける |
純正品の充電器を利用する
バッテリーを長持ちさせる際に気をつけたいポイントに挙げられるのが純正品の充電器を利用することです。メーカーがデバイスの給電を目的に作った純正品ではなく、他社製品や相性の悪い充電器を使うと故障の理由にもなります。
また粗悪なサードパーティの充電器で充電すると、端末の要求する供給量と違う量の電力が供給されてしまいスマホの寿命を縮めてしまう可能性があるので、充電器の扱いは最も気にするべき事項に挙げます。
過放電/過充電を割ける
スマホのバッテリーの劣化で気にする点として過放電/過充電を避けるというのはやはり重要です。前半で過充電の問題は過充電防止機能があるため現在のスマホでは余り気にする必要はないと紹介しました。
しかし放電深度と熱の発生を意識し20%以上放電しない/80%以上充電しないを守ることでより効果的にバッテリーを保護することができます。
充電中は使用しない
スマホのバッテリー劣化に関することで最も気をつけたい事項は充電中は使用しないということです。前の項目でも触れたように、充電しながら使用するとより熱が発生します。
スマホと搭載されているバッテリーは熱が発生することで故障の理由にもなり、バッテリーにダメージを与え劣化を早めます。充電しながらのスマホ使用はハード故障の理由と、熱による劣化といずれにしてもスマホに悪影響です。
まとめ
ここまでスマホの過充電についての対処法と、スマホのバッテリーを長持ちさせるために守りたい基本的なルールやバッテリー劣化の理由などについて解説してきました。
近年のスマホは以前のものに比べて過充電防止機能などで、比較的バッテリー劣化を抑える作りになっていますが、ユーザー側がしっかりとバッテリーのマネジメントをすることでより長持ちさせたり故障なども避けることができます。
新しいスマホは高額な商品も多いので、本記事を参考によりスマホを長く快適に使えるように工夫してみてください。