【iPhone X】サイドボタンの使い方!カスタマイズ設定方法も解説!
この記事では、iPhone Xの「サイドボタン」の使い方について情報を記載していきたいと思います。使い方はもちろん、サイドボタンにどのようなカスタマイズ設定が行えるのか等を詳しくお伝えします。iPhone Xをお持ちのユーザーはぜひご参考ください。
目次
【iPhone X】サイドボタンとは
iPhoneは現在多くのシリーズが発売されており、X辺りからホームボタン、サイドボタンの仕様も変わっています。今回の記事では、「iPhone Xのサイドボタン」の使い方やカスタマイズ方法をご紹介致します。
サイドボタンとは具体的に何ができるボタンなのか、ぜひ詳細を当記事でご確認ください。サイドボタンが反応しない時の対処法等も紹介していきます。
端末左右のボタン
iPhone Xのサイドボタンとは、その名の通り端末の左右(サイド)にあるボタンの事を指します。X以前だと右側のボタンは、電源の位置にありました。
様々な操作が可能
iPhone Xからはホームボタンがなくなった代わりに、サイドボタンで様々な操作がおこなえるようになりました。長押しや連続推し、その他のボタンとの組み合わせで操作をショートカットする事ができたりします。
後程サイドボタンにより使える機能や操作方法等を詳しく紹介致しますので、ぜひご確認ください。
操作のカスタマイズが可能
様々な操作ができるサイドボタンですが、操作方法自体はある程度カスタマイズが可能です。すべての操作を変更できるわけではなく制限はありますが、自分のおこないやすいようにカスタマイズができます。
サイドボタンの誤操作で起動されてしまう機能をOFFにしたい等、そういった希望があれば後の項目でカスタマイズ方法についても記載していきますので、ぜひそちらを参考にしてみてください。
【iPhone X】サイドボタンの使い方
上記ではiPhone Xのサイドボタンの説明をおこないました。続いては以下項目で、iPhoneXのサイドボタンの使い方を確認していきましょう。右側と左側、また同時押し等でおこなえる操作が異なります。
表にて操作(押す回数)とおこなえる操作を記載しておりますので、基本的な使い方として以下の内容をご参考ください。
右側のボタンの使い方
以下が右側ボタンの使い方です。1回、2回、3回押し…と回数で操作が変わってきます。
押す回数 | おこなえる操作 |
1回押す | スリープのオンとオフ |
1回長押し | Siriの起動 ※ カスタマイズ可能 |
2回押し | Walletが起動、Apple Payや スリープ中でもFace IDによる支払い可能 ※ カスタマイズ可能 |
3回押し | ショートカットを起動 ※ カスタマイズ可能 |
5回押し | 緊急SOSに自動で繋がる ※ カスタマイズ設定 ※ 設定内容次第では大音量、緊急電話を自動でかける などの操作がおこなわれるので注意 |
左側のボタンの使い方
以下が左側ボタンの使い方になります。左側だけの出番は右よりは少な目です。
押す回数 | おこなえる操作 |
1回押す(上下) | 音量調整 |
カメラ起動中に1回押す | カメラのシャッターがきれる |
同時押しの使い方
以下が右と左の同時押しの使い方です。
押す回数/箇所 | おこなえる操作 |
左のボタンどちらか1ヶ所 と右側のボタン同時押し |
スクリーンショット撮影 |
左のボタンどちらか1ヶ所 と右側のボタン同時に長押し |
スライドで電源OFF 緊急SOS |
左上のボタン1回、左下のボタン1回 と右側のボタン長押し |
スライドで電源OFF |
左上のボタン1回、左下のボタン1回 右側のボタン長押しの後、さらに10秒程長押し |
強制電源OFF&再起動 |
【iPhone X】サイドボタンのカスタマイズ設定方法
上記ではサイドボタンの使い方をご紹介しましたが、一部操作は「カスタマイズ設定」をおこなう事が可能です。以下項目で、カスタマイズ設定の手順、方法を確認していきましょう。
操作をカスタマイズできるボタン
iPhone Xは、右側のボタンを1回長押し、また右側のボタンを3回押しで別の操作に変更、カスタマイズする事が可能です。右ボタンでカスタマイズ可能の機能(おこなえる操作)に関しては、先ほどの表をご確認ください。
設定を変更できるボタン
iPhone Xで設定を変更できるサイドボタンは、右側のボタン2回押し(オン/オフ)と、右側のボタン5回押し(詳細設定)になります。双方「機能のON/OFF」の切り替え設定が可能です。
各ボタンのカスタマイズ設定手順
サイドボタンのカスタマイズを行いたい方は、以下項目で各ボタンのカスタマイズ設定の方法・手順を確認していきましょう。以下項目では、1回押し・2回押し・3回押し・5回押しそれぞれの設定方法を記載しています。それぞれご確認ください。
1回長押し
右側ボタン1回押しの設定は、「設定アプリ」→「アクセシビリティ」→「サイドボタン」の順で可能です。1回押しで起動する機能の種類や、クリック感覚を変更する事ができます。
2回
右側のボタン2回押しの設定は、「設定アプリ」→「WalletとApple Pay」の順で可能です。Walletを起動させるかどうかの切り替えをおこなう事が可能です。
3回
右側のボタン3回押しの設定は、「設定アプリ」→「アクセシビリティ」→「ショートカット」の順で可能です。上記画像のような画面が表示され、使いたいショートカットにチェックを入れればOKです。
5回
右側のボタン5回押しの設定は、「設定アプリ」→「緊急SOS」の順で可能です。5回押しでの操作を無効にしたい場合は、サイドボタンで通報の部分を切っておきましょう。
下の方に「カウントダウンで音を出す」という項目もありますが、ここにチェックを入れると5回押しした時に大音量の警告音が鳴ります。必要に応じてここも設定変更をおこなっておきましょう。
【iPhone X】サイドボタンの各機能解説
上記ではiPhone Xのサイドボタンのカスタマイズ方法を記載しました。OFFにしたい機能がある方は、ぜひ上記の方法を参考に設定をおこなってみてください。
続いては上記項目で紹介した各操作、ボタンの「機能」について解説していきたいと思います。サイドボタンを活用する事でどのような機能を使う事ができるのか、ぜひご確認ください。
1回長押し
1回押しで使える機能はSiriと音声コントロールです。これらの機能が不要な方はオフにも設定できます。
Siriと音声コントロールの違い
Siriと音声コントロールは一見似た機能ですが、機能自体はSiriの方が多彩で性能が高めです。しかし音声コントロールにも、オフライン(インターネット未接続時)の時の利用が可能という利点があります。
2回
2回押しで使える機能はWallet/Apple Payです。普段この機能を扱う機会が多い場合は設定しておくと良いかもしれませんが、OFFにする事もできます。
WalletとApple Pay
WalletとApple Payではクレジットカード等を登録し、iPhone端末で手軽に支払いが可能になります。サイドボタンの2回押しで設定しておけば、簡単にこの機能を起動させる事ができるでしょう。
3回
3回押しで使える機能はショートカットです。複数設定可能で、操作を短縮できるので何かと便利な機能と言えます。ショートカット機能もいくつかあるので、それぞれの特徴を以下項目で記載していきます。
AssistiveTouch
AssistiveTouchは画面上に”◎”のボタンを表示させて、各種機能を呼び出す事ができる機能です。「コントロールセンター」にアクセスする事も可能です。この機能を使って端末の再起動等もおこなえるので、ぜひ利用してみてください。
VoiceOver
VoiceOverは画面上の情報を「音声」として聞く事ができる機能です。音声で操作していくようになるので、操作方法が大きく変わります。通常のボタンタッチ等が難しくなる恐れがあるので、起動には少し注意が必要です。
カラーフィルタ
カラーフィルタは画面上の色合い、色の強度等を調整することができる機能になります。画面の色合いを変更したい方は設定して実際に利用してみましょう。
スイッチコントロール
スイッチコントロールはジェスチャーでiPhoneの操作ができるようになる機能です。手を使わず、頭を動かす等のジェスチャーだけで操作ができるようになります。こちらも操作方法が異なるため、利用するのであればある程度の慣れが必要になります。
ズーム機能
ズーム機能はその名の通り、スマホの画面をズーム(拡大)する事ができる機能です。
ホワイトポイントを下げる
ホワイトポイントを下げるは、画面の明るさ(明度)を少し下げる事ができる機能です。画面が明かる過ぎる時などに利用してみてください。
反転
反転はクラシックとスマートの2つがあり、クラシックでは色が反転しますが、スマートの方ではアプリによって反転しないこともあります。
5回
5回押して使える機能は緊急SOSです。無効に設定できるほか、設定次第ではアラーム(警告音)を鳴らす事もできます。
自動通報
SOS操作時の自動通報がサイドボタンの5回押しで可能です。緊急SOSを起動してしまうと自動で119等に発信されてしまうため、誤操作防止にOFF切り替えておく方も少なくはありません。
カウントダウンで音を出す
緊急SOS機能には「カウントダウンで音を出す」という機能も備わっており、設定でここを有効にしていると5回押しすれば通報と同時に、”大音量の警告音”が鳴るようになります。
【iPhone X】サイドボタンが反応しない場合の対処法
上記ではiPhone Xのサイドボタンに使い方や、カスタマイズ方法をご紹介しました。サイドボタンで使える機能などは一通りご確認いただけたでしょうか。
最後の項目では、iPhone Xのサイドボタンが「反応しない場合の対処法」を記載していきたいと思います。一時的な不具合や故障等でサイドボタンが反応しないとお困りの方は、以下の方法をお試しください。
AssistiveTouchを使う
iPhone Xのサイドボタンが反応しない場合は、「AssistiveTouch」の機能を利用すると良いでしょう。上記でも説明しましたが、AssistiveTouchとは各種機能を呼び出す事ができる機能です。コントロールセンターの呼び出しや端末の再起動ができます。
設定アプリのアクセシビリティからAssistiveTouchを有効にする事ができるので、もしサイドボタンが反応しない場合は一度設定してみてください。AssistiveTouchを有効にしたら、以下の操作をおこないます。
デバイスをタップ
AssistiveTouchを有効にしたら、画面に表示されるAssistiveTouchのアイコン(灰色の”◎”のような表示)をタップします。いくつか項目が表示されるかと思いますので、その中から「デバイス」を探し、そこをタップで選択しましょう。
デバイスを選択したら、また新たな項目が表示されます。その中に「画面ロック」という項目が表示されますので、そこを”長押し”で選択してください。
電源を切る
画面ロックを長押しすると、電源を切るスライダーが画面に表示されます。そこをスライドさせ、一度「電源」を切りましょう。
USB接続を行う
電源を切ったら、ケーブルを使ってUSB接続をおこないます。USB接続は、パソコンとコンセントどちらでも構いません。USB接続をすることで充電状態になり、再びiPhoneの電源が入るでしょう。
この手順で端末の再起動をおこない、再起動をおこなった時にサイドボタンが使えているかどうかをご確認ください。改めて起動してもまだ、サイドボタンが反応しない場合は端末の故障の可能性があります。
故障の場合はAppleのサポート等に連絡し、端末修理の手続き等をおこなう必要があるかもしれません。
まとめ
当記事ではiPhone Xのサイドボタンに関する情報を記載しました。サイドボタンの使い方や、カスタマイズ方法はそれぞれご確認いただけたでしょうか。
ホームボタンで出来ていた操作がサイドボタンでの操作に切り替わっているので、最近X以降の端末にしたという方はこの記事の内容を参考に操作や設定をお試しください。