ARツール「Sodar」でソーシャルディスタンスを保つ【Google】

Googleはソーシャルディスタンスを保つことができるARツール「Sodar」をリリースしました。ARツール「Sodar」とは自分を中心とした半径2メートルの「ソーシャルディスタンス」を表示するツールで、他の人との距離を目で確認できるため便利です。

ARツール「Sodar」でソーシャルディスタンスを保つ【Google】のイメージ

目次

  1. 1Google、ソーシャルディスタンス保つARツール「Sodar」リリース
  2. ARツール「Sodar」とは
  3. 2新型コロナウイルス対策「3密」を防ぎ「ソーシャルディスタンス」を保つ
  4. 合わせて読みたい!新型コロナに関する記事一覧

Google、ソーシャルディスタンス保つARツール「Sodar」リリース

ARツール「Sodar」

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため「ソーシャルディスタンス(社会的距離)」という一定距離を保つことが推奨されています。

「ソーシャルディスタンス」では、一般的には人と人とがお互いに手を伸ばして届く距離が2メートルとされ、それを目安にするとしていますが、正確な距離を保つことはとても難しいことです。

そこで今回Googleは自分を中心とした半径2メートルの「ソーシャルディスタンス」を表示し確認できるARツール「Sodar」をリリースしました。

ARツール「Sodar」とは

Googleが開発したツール「Sodar」はWebXRを使ったブラウザベースのアプリで、スマホのカメラ画面で自分を中心とした半径2メートルの円が表示され「ソーシャルディスタンス」を保てるARツールとなっています。

「Sodar」の利用方法としては、まずAndroid端末からGoogle Chromeブラウザでサイトにアクセスするとアプリが起動して、スマホカメラを地面に向けると平面を認識します。

そしてスマホカメラの画面を移動させていくと、周囲2メートル(6.6フィート)の円が表示されるので「ソーシャルディスタンス」を確認できるようになります。

これは周りの他の人との距離を目で確認できるので、行列に並ぶ時など「ソーシャルディスタンス」を保つにはとても便利なサービスと言えます。

Googleが開発したツール「Sodar」はアプリではないためインストールする必要はなく、以下のWebサイトにアクセスするだけで利用可能です。このツールは端末によっては使えない場合もあるので注意しましょう。

Googleによると、このARツールは技術的なデモという意味合いが強いとされています。ただ利用方法として、「ソーシャルディスタンス」を保つために相手にスマホカメラを向けることになるため現実的に利用するとなると、難しいかもしれません。

Sodar
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新型コロナウイルス対策「3密」を防ぎ「ソーシャルディスタンス」を保つ

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「3密」を防ぎ「ソーシャルディスタンス」を保つという点に関して多くの人が対策をとっています。「3密」とは、「密閉」「密集」「密接」からきた言葉です。

この「3密」は日本において新型コロナウイルスの集団感染が起こった場所の共通点を検証した際に、感染の原因となっている場合が多いということが分かり、3つの密を控えるようにすることが求められています。

「密閉」とはカラオケボックスなどのように窓がなく換気ができなかったりする場所を指します。「密集」とは、ライブハウスやテーマパークなど人がたくさん集まったり、また少人数であっても近い距離で集まることになったりする点が挙げられます。

そして「密接」とはお互いに手が届く距離で会話をしたり運動したりすることを言い、スポーツジムでの運動や公共の乗り物の中で会話をすることが挙げられています。これら「3密」の対策をとり社会生活を送ることが勧められています。

また「ソーシャルディスタンス」は前述したように、人と人とがお互いに手を伸ばして届く距離の2メートルを目安とするとされています。これは新型コロナウイルスが、くしゃみや咳で相手へ感染をさせてしまうことなどを防止するためです。

くしゃみや咳による飛沫が相手に届く距離とは、くしゃみで3メートル、咳で2メートルといわれていて、この距離を考えて保つべき距離として相手との距離を2メートル取ることを勧めています。

普段から「3密」や「ソーシャルディスタンス」を保ち続けることはとても難しいかもしれませんが、この「ソーシャルディスタンス」をできるだけ意識して行動を行うと良いでしょう。

Googleが開発したツール「Sodar」も、相手に直接向けるのではなく2メートルという距離の感覚を掴むのに利用しても良いかもしれません。

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