Code for Japanが新型コロナの濃厚接触の通知アプリを開発中！

一般社団法人Code for Japan（コード・フォー・ジャパン）が、有志のエンジニアと企業にて新型コロナの濃厚接触の通知アプリを開発中であることを発表しました。

Code for Japan（コード・フォー・ジャパン）が開発中のアプリは、新型コロナウィルス感染症対策として、ユーザーに対し、陽性判定者との濃厚接触を通知する仕組みとなっており、5月上旬の提供開始に向かって、現在開発に取り組んでいるとのことです。

Code for Japan（コード・フォー・ジャパン）では、現在、世界中で問題となってる新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、東京都からの要請を受け、東京都公式の「新型コロナウイルス感染症対策サイト」を開発し、3月3日から公開されています。

Code for Japan（コード・フォー・ジャパン）が開発し公開を行っている「新型コロナウイルス感染症対策サイト」のWebサイトの仕組みは、オープンソースとして全国に公開されています。

現在、日本国内でも大流行となっている「新型コロナウイルス感染症対策」として、東京都以外の自治体についても、広く活用されています。

現在、Code for Japan（コード・フォー・ジャパン）が開発を進めている「コンタクト・トレーシング・アプリ」の仕組みについてご紹介していきましょう。

Code for Japan（コード・フォー・ジャパン）が開発を進めている「コンタクト・トレーシング・アプリ」では、ユーザー同士が、一定の距離と時間を同じ空間で過ごすと、端末内に暗号化された情報を保管する仕組みを採用するとのことです。

この仕組みにより、ユーザーの中で、誰かが「新型コロナウイルス感染症」に陽性と確認された場合、濃厚接触をしたユーザーに対し、「コンタクト・トレーシング・アプリ」上にて、濃厚接触の通知メッセージや情報が配信されるようになります。

現段階の状況として、「新型コロナウイルス感染症」に感染してしまった感染者に、実施されている積極的疫学調査にて、ユーザーの行動について「思い出せない」もしくは「言いたくない」などの理由から、経路が判明するまで、かなりの時間がかかっていました。

「コンタクト・トレーシング・アプリ」を利用することで、「新型コロナウイルス感染症」に感染してしまった濃厚接触者に、適切な情報や対応方法を通知することが可能となります。

また、気付かないうちに自身が感染していた可能性がある場合、「コンタクト・トレーシング・アプリ」より、早い段階で通知を受けることで、他の人へのウィルス感染を防止することができます。

Code for Japan（コード・フォー・ジャパン）が開発を進めている「コンタクト・トレーシング・アプリ」では、プライバシーの保護の観点から、GPSなどの個人の行動を推測できる情報を使用しない仕組みを採用しています。

「コンタクト・トレーシング・アプリ」では、「新型コロナウイルス感染症」の濃厚接触者となってしまった場合に行う通知でも、接触したと思われる日にちや場所、誰と接触したかについては、通知されないようになるとされています。

また、陽性判定者の情報入力については、行政職員のみに限定して利用できるようになるとのことです。このアプリを利用することで、感染経路の追跡を行うことができるようになるため、感染の広がりを抑止することが最大の目的としています。

海外の新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた取り組みについてみてみると、海外では、すでに、シンガポールのGovTech Teamで開発されたものを参考に、取り組みが進められているとのことです。

海外で開発を進めている新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けたアプリでは、現地時間の4月10日に発表されたAppleとGoogleによる共通規格にも対応する予定となっています。