2020年07月16日更新
【iPad Pro】「LiDARスキャナ」でできることを解説!
本記事ではiPad ProのLiDARスキャナでできることとは何かご存じですか。第4世代のカメラに搭載されて、AR(拡張現実)ができるという特徴があります。本記事ではそんなiPad ProのLiDARスキャナでできることとは何かをご紹介します。
目次
- 1【iPad Pro】「LiDARスキャナ」とは
- ・iPad Pro(第4世代)に搭載された光で距離測定するスキャナ
- 2【iPad Pro】「LiDARスキャナ」の特徴
- ・ダイレクトタイムオブフライト(TOF)方式採用
- ・A12Z Bionicのアルゴリズムで強化
- ・カメラ/モーションセンサーからデータ採取
- ・シーンジオメトリーAPIのARKit最新アップデートを使用
- 3【iPad Pro】「LiDARスキャナ」でできること
- ・AR(拡張現実)が向上
- ・人体の動き/サイズの把握
- ・家具の配置
- 4【iPad Pro】「LiDARスキャナ」の展望
- ・新しいAR(拡張現実)アプリの開発
- ・iPhone 12(仮称)に搭載される?
- ・まとめ
- ・合わせて読みたい!iPadに関する記事一覧
【iPad Pro】「LiDARスキャナ」とは
皆さんiPad ProのLiDARスキャナでできることとは何かご存じでしょうか。LiDARスキャナとは第4世代のiPad Proの背面カメラに搭載されて、AR(拡張現実)ができるという特徴があります
本記事ではそんな第4世代のiPad Proの背面カメラに搭載されて、AR(拡張現実)ができるという特徴があるiPad ProのLiDARスキャナでできることとは何かをご紹介していきたいと思います。
本章ではまず初めにiPad ProのLiDARスキャナでできることとは何かをご紹介する前に、そもそもLiDARスキャナとはどのようなものなのかについてご紹介していきたいと思います。
iPad Pro(第4世代)に搭載された光で距離測定するスキャナ
LiDARスキャナとは第4世代のiPad Proに搭載された光で距離測定するスキャナのことです。これだけで納得できる方は非常に少ないと思いますが、詳細な説明は次章で行っていきたいと思います。
そもそもこのLiDARスキャナのLiDARとはLight Detection and Rangingの略称で、光が対象物に到達後、反射して戻るまでの時間を測定して距離を計算しています。
iPad Pro(第4世代)の背面カメラに搭載
このLiDARスキャナは第4世代のiPad Proの背面カメラに搭載されています。そのため、第4世代以前のiPad Proには搭載されていないため、このLiDARスキャナを使いたい場合は第4世代の搭載されているiPad Proを購入してください。
【iPad Pro】「LiDARスキャナ」の特徴
前章ではLiDARスキャナとはどのようなものなのかについてご紹介しました。本章ではそんなLiDARスキャナの特徴についてご紹介していきたいと思います。
ダイレクトタイムオブフライト(TOF)方式採用
LiDARスキャナの特徴として、ダイレクトタイムオブフライト(TOF)方式を採用しています。これは先述の通り、光が物体の表面に到達し、反射して戻ってくるまでの時間を測定しています。
そのため、屋内外で最大5メートル先から反射を測定することができるようになっています。
A12Z Bionicのアルゴリズムで強化
A12Z Bionicのアルゴリズムで強化されていることもLiDARスキャナの特徴として挙げられます。ほぼ全ての人がA12Z Bionicアルゴリズムとは何かわからないと思います。
簡単に説明を行うと、反射された光を測定するときに行う処理(アルゴリズム)をA12Z Bionicというものにしている、つまり測定の精度をより強化されているということになります。
カメラ/モーションセンサーからデータ採取
LiDARスキャナの特徴として、カメラ/モーションセンサーからデータ採取が挙げられます。カメラ/モーションセンサーからデータを採取できるということはiPad Pro内だけで行える処理ということになります。
そのため、iPad Pro上で全く新しいレベルのAR体験が可能になったということも非常に大きな特徴です。
シーンジオメトリーAPIのARKit最新アップデートを使用
シーンジオメトリーAPIのARKit最新アップデートを使用していることもLiDARスキャナの特徴として挙げられます。これは完全に開発者の話になってくるため、ほとんどの方には関係のない話になります。
このシーンジオメトリーAPIのARKitが最新アップデートを使用しているため、壁や建物などの障害物の億に隠れる/表現の多い障害物の多いマップでの描画の負担を軽くすることができるようになりました。
【iPad Pro】「LiDARスキャナ」でできること
前章ではLiDARスキャナの特徴についてご紹介しました。これでLiDARスキャナがどのような特徴を有しているのかをご理解いただけたかと思います。次に本章ではLiDARスキャナでできることについてご紹介していきたいと思います。
AR(拡張現実)が向上
iPad ProiのLiDARスキャナでできることとして、AR(拡張現実)の向上が挙げられます。このAR(拡張現実)の向上とはどのようなものを指すのかについては次項からご紹介していきたいと思います。
高品質ゲームができる
iPad ProのLiDARスキャナでAR(拡張現実)の向上にできることとして高品質ゲームができることが挙げられます。これはLiDARスキャナがあるのに加え、Apple Arcadeでプレイできるゲーム/真新しいゲームの開発がで切るようになっています。
人体の動き/サイズの把握
人体の動き/サイズの把握ができることがiPad ProのLiDARスキャナでAR(拡張現実)の向上にできることとして挙げられます。そのため、スポーツのフォームを分析するアプリやヘルスケア系に活かすことができるようになっています。
家具の配置
iPad ProのLiDARスキャナでAR(拡張現実)の向上にできることとして家具の配置が挙げられます。より精度の高い距離測定ができるため、仕切り壁や机などの配置に活かせるようになります。
これは実際に家具を配置しているわけではなく、家具配置をAR(現実拡張)として行い実際に置いたらどのような結果になるのかを事前に見ることができるようになっています。
CAD/BIMに応用
CAA/BIMに応用ができることもiPad ProのLiDARスキャナでできることとして挙げられます。こちらも非常に専門性の高い話になってくるため、ほとんどの方には関係のない話になります。
このCAD/BIMに応用できるということはパーツや設備、検知のモデルを再現できたり、設計図の作成が簡単にできるようになるため、建築時の作業効率が向上するようになります。
【iPad Pro】「LiDARスキャナ」の展望
最後に本章ではLiDARスキャナの展望についてご紹介していきたいと思います。
新しいAR(拡張現実)アプリの開発
第4世代のiPad Proに搭載されているLiDARスキャナの展望として新しいAR(拡張現実)アプリの開発が挙げられます。今現在LiDARスキャナを使うときに問題は多くあります。起動が遅いや精度が悪いなどです。
しかし、LiDARスキャナがより進化すると、素早く軌道したり、より高い精度で距離測定できるようになるため、非常に高機能なアプリの開発がされるようになると思います。
ARメガネの開発
新しいARアプリの開発で噂になっているのが、ARメガネとなって慰安す。よくSF映画などで未来の世界などでARメガネが使われていますが、それが現実的になる可能性もあります。その先駆けがLiDARスキャナとなるかもしれません。
iPhone 12(仮称)に搭載される?
iPhone 12(仮称)に搭載されるかもしれないということが、第4世代のiPad Proに搭載されているLiDARスキャナの展望として挙げられます。現在はiPad Proにしか搭載されていませんが、技術力が向上したらiPhone12(仮称)に搭載できるかもしれません。
まとめ
本記事ではiPad ProのLiDARスキャナでできることとは何かをご紹介しました。これでLiDARスキャナとは第4世代のiPad Proのカメラに搭載されているスキャナであることをご理解いただけたかと思います。