2021年01月30日更新
DirectX エンド ユーザー ランタイムとは?インストール方法を解説!
Windowsでは、ゲームなどをする際DirectX エンド ユーザー ランタイムのダウンロード/インストールを求められることがあります。DirectX エンド ユーザー ランタイムとは何か、そのインストール方法を含めてこの記事で解説していきます。
目次
DirectX エンド ユーザー ランタイムとは?
Windowsでは、ソフトウェアを利用する上で必要なプログラムが様々あります。Windowsの機能を補助するためのプログラムの中の1つ、Microsoftから正式に配布されているものの中にDirectX エンド ユーザー ランタイムというものがあります。
DirectXとは
DirectXとは、Windowsで3Dグラフィックスや音声といったマルチメディア機能の処理をおこなうためにMicrosoftが提供しているAPIライブラリのことです。
Microsoftが開発したパソコンのゲーム開発やゲーム処理のために使われるAPI
Windowsを利用している人の中には、Wordでの文書の作成やExcelでの表計算の利用など普遍的な使い方を目的としている人も多いと思いますが、中にはゲームや映像などのマルチメディア関連のことをしたいという人もいます。
ゲームや映像などのマルチメディア関係の処理をおこなうためには、Windowsのもともとの性能だけでは快適かつ高速に利用できるようまかなえない部分があります。
そのため、Windows利用時にもともと入っているプログラムだけではままならない場合、その部分をカバーするために必要なプログラムも多く存在しており、無料もしくは有料で提供されています。
DirectXはその不足部分を補うために必要なもので、Microsoftが開発しているAPIということもあって安全かつ安心してWEB上からインストーラーを入れることができます。
DirectX自体はゲームの開発で利用されることが多く、それ以外にも、高品質なリアルタイム描画をおこなう事が必要とされるアプリケーションを開発する際にも利用されています。
DirectX エンド ユーザー ランタイムとは
DirectXの基本ランタイムは、Windowsの更新プログラムと一緒にインストールされます。そのため、ゲームの開発などのプログラミング関係をおこなうための環境はWindows自体に備わっているわけです。
しかし、そのDirectXの基本ランタイムを利用して作成されたWindows対応のゲームを使うためには、Windowsにもともと入っているDirectXの基本ランタイムだけでは利用することができないのです。
Windowsでゲームをしようとしたときに「DirectX」が必要だと表示されることがありますが、こちらはゲームを利用するために必要なプログラムであるDirectXの追加ランタイムがないことを示します。
DirectX エンド ユーザー ランタイムはどんな時に必要?
そんなゲーム開発に必要なDirectXですが、同じような名称のDirectX エンド ユーザー ランタイムがどのようなときに必要なものなのか、というのは分からない人も多いでしょう。
パソコンに入ってないとできないゲームがある
WindowsでSteamなどのゲームで遊ぼうとしたとき、DirectX エンド ユーザー ランタイムがないとゲームを利用することができないことが多いです。
DirectX エンド ユーザー ランタイムはWindowsでゲームをする際に必要なプログラムであり、デフォルトで入っているプログラムではありません。
何の前知識もなく利用している場合は、ないとゲームができないDirectX エンド ユーザー ランタイムがなんなのか焦ることも多いでしょう。
ここで必要な、DirectXの追加ランタイムというゲームなどでそれを利用するためのDirectX エンド ユーザー ランタイムとは、ゲームのほうが利用する「DirectX」がよく利用するプログラムの定型文をまとめてあるライブラリのようなものです。
プログラムの定型文は当然更新されていくものです。DirectXも例外ではなく、これまでも何度も更新されてきています。
最新のDirectXがインストールされていても、DirectXのエンド ユーザー ランタイムが必要であることは前述した内容から分かると思います。
しかし、その追加ランタイムであるDirectX エンド ユーザー ランタイムも、その作成されたゲームのDirectXのバージョンに合わせたDirectX エンド ユーザー ランタイムを入れる必要があるのです。
Windowsパソコンにゲームを利用するため必要なDirectX エンド ユーザー ランタイムが入っていない以上、ゲームなどを利用することができないため、他のDirectX エンド ユーザー ランタイムのインストールを要求されることも多いです。
ゲームを利用しようとしたときにDirectXのプログラムである「d3dx9_4.dll」が見つからない胸の表示があることもありますが、これはDirectX エンド ユーザー ランタイムがインストールされていない、もしくは破損している可能性を示しています。
DirectX エンド ユーザー ランタイムをインストールする手順
さて、DirectX エンド ユーザー ランタイムをWindowsパソコンへダウンロード/インストールする手順とはどのようなものかの説明に移ります。
これでDirectX エンド ユーザー ランタイムを導入することにより、Windowsなどでゲームを使うことができない状況が改善するはずです(原因がそれ以外にある場合は除きます)。
DirectX エンド ユーザー ランタイム WEB インストーラーからダウンロード/インストール
では、DirectX エンド ユーザー ランタイムのインストーラーのダウンロード方法の説明からしていきましょう。DirectX エンド ユーザー ランタイムは、下記MicrosoftのWEBサイトからWEBインストーラーをダウンロードして実行します。
DirectX エンド ユーザー ランタイムのWEBインストーラーのダウンロード画面になりますので、インストールする言語が日本語になっていることを確認してください。
言語が日本語になっていることを確認したら、DirectX エンド ユーザー ランタイムのインストーラーのダウンロード画面にある「ダウンロード」ボタンをクリックしてください。
DirectX エンド ユーザー ランタイムのWEBインストーラーを適当な場所へ保存します。今回はデスクトップに保存しましたが、分かりやすいところに保存すれば問題ありません。
ダウンロードしたWEBインストーラー「dxwebsetup.exe」を起動しましょう。ユーザーアカウント制御画面が表示されたら「はい」を押します。
DirectX エンド ユーザー ランタイムを利用する上での使用許諾契約へ「同意する」を選択しましょう。
DirectX エンド ユーザー ランタイムを利用する上での使用許諾契約へ同意したら「次へ」をクリックします。
抱合せでインストールするかどうか確認される「Bingバー」は、デスクトップ画面にBingという検索エンジンの検索窓を入れるためのアプリです。
「Bingバー」に関してはインストールしなくても、DirectX エンド ユーザー ランタイムが利用できないというわけではありませんので、「Bingバー」が不要なのであればインストールのチェックを外しましょう。
「Bing」バーのインストールの選択画面で「次へ」をクリックすると、DirectX エンド ユーザー ランタイムのインストールがおこなわれます。
これでDirectX エンド ユーザー ランタイムがインストールされますので、Windows10でゲームなどを利用して遊ぶことが可能になります。DirectX エンド ユーザー ランタイム以外に原因があればそちらも解消しておきましょう。
なお、インストールが完了したのであればDirectX エンド ユーザー ランタイムのWEBインストーラーは不要になるため、保存した場所からインストーラーを完全削除してしまって問題ありません。
最後に
WindowsでSteamなどからゲームを利用する場合、ほぼほぼ必要となるのがDirectXのエンド ユーザー ランタイムです。導入自体はさほど難しくありませんので、手軽にダウンロード/インストールすることができます。
WindowsでSteamなどのゲーム利用時には必須とも言える要件であることも多いため、推奨要件などを確認して、必要な場合はそれに応じたバージョンのDirectX エンド ユーザー ランタイムのダウンロード/インストールをおこなってください。