2021年08月20日更新
【Windows10】フォルダの読み取り専用が解除できないときの対処法
Windows10ではファイルやフォルダの読み取り専用が解除できないで上書き保存ができないことがあります。この記事では、上書き保存したいのにファイルやフォルダの読み取り専用が解除できない原因と対処法について詳しく解説します。
【Windows10】フォルダの読み取り専用が解除できないときの対処法
Windows10でフォルダの読み取り専用が解除できないことがあります。この記事では、読み取り専用を解除できないときの原因と対処法を詳しく解説します。
フォルダの読み取り専用を解除するとできること
フォルダの読み取り専用を解除したらどのようなことができるのでしょうか。
データーの編集や上書き保存ができる
読み取り専用というのは、フォルダの中に格納されているファイルのデータを読み込んで閲覧することはできるということです。しかし、ファイルを編集して上書き保存することができません。
読み取り専用を解除できないというのは、ファイルの編集や上書き保存ができないということです。読み取り専用を解除すれば、そのフォルダの中のファイルの編集と上書き保存ができるようになります。
Windows10でフォルダの読み取り専用が解除できない原因
Windows10でのフォルダの読み取り専用が解除できない原因について解説します。
書き込み不可のメディア内のファイル
音楽や映像作品などを販売する目的で作成されたCDやDVDなどは、保存されているコンテンツの内容を守るために書き込み不可となっていることがあります。この場合には、読み取り専用は解除できないので注意しましょう。
ファイルを他のフォルダにコピーできれば読み取り専用を解除できる可能性もありますが、コピーガードがかかっていることもあります。
コンテンツが保護ビューになっている
保護ビューとは、ネットからダウンロードしたり、メールに添付されていたファイルを開くときに、ウイルス対策として読み取り専用でファイルが開かれた状態です。この場合には「編集を有効にする」もしくはメニューバーの「ファイル」から「編集」を開くと編集可能になります。
セキュリティソフトが作動している
保護ビューで読み取り専用になるのと同じ理由で、セキュリティソフトが読み取り専用でファイルを開くようにする場合があります。
他の人が共有ファイルを開いている
共有サーバーなど、複数の人がファイルを共有できる環境で、複数の人が同じファイルを同時に開くと、後から開いた人は読み取り専用でしか開くことができません。
プレビューウインドウ機能が有効になっている
エクスプローラーで「表示」のタブを開くと「プレビューウィンドウ」のオンオフを切り替えられます。プレビューウィンドウをオンにしていると、エクスプローラーの右側にファイルのプレビューが表示されますが、この場合に読み取り専用になり解除できない場合があります。
ストレージの容量オーバー
PCの内部ストレージやクラウドストレージの容量がいっぱいになってしまい、これ以上書き込めないという状態になると、読み取り専用を解除できない状態になります。この場合には、ストレージ容量を増やすか、不要なファイルを削除するなどの対処法が必要です。
対処法
読み取り専用を解除できない場合の対処法について解説します。
ファイルのプロパティから読み取り専用を解除
Windows10ではフォルダごとの読み取り専用の解除はできないので、編集したいファイルごとに読み取り専用を解除してみましょう。
エクスプローラーで読み取り専用を解除したいファイルを右クリックして「プロパティ」を開きます。「全般」タブで「読み取り専用」からチェックを外して「OK」をクリックしましょう。すると読み取り専用を解除できます。
複数選択で読み取り専用を解除する場合は?
複数のファイルの読み取り専用を一度に解除したい場合には、Ctrlキーを押しながら読み取り専用を解除したいファイルを指定します。もしくは、読み取り専用を解除するファイルだけを集めたフォルダを作り、フォルダの中でキーボードの「Ctrl+A」を押してファイルの全選択をします。
選択したファイルの1つの上で右クリックをして「プロパティ」を開き、読み取り専用を解除します。すると、選択したすべてのファイルの読み取り専用を解除できます。
他のアプリでファイルが開かれていないか確認
読み取り専用を解除できない場合には、同じPC上で他のアプリが同じファイルを開いていないか確認してみましょう。他のアプリが同じファイルを開いている場合には、そのアプリを閉じてから読み取り専用を解除できるか確認してみましょう。
セキュリティソフトを一時的に無効に
セキュリティソフトが読み取り専用を解除できない原因である場合には、セキュリティソフトを一時停止してみましょう。ただし、セキュリティソフトを停止するとPCの安全性を保てないので、読み取り専用を解除できたらすぐに有効化するのを忘れないようにしましょう。
PCを再起動
他のアプリが同じファイルを開いていた場合、アプリを閉じてもファイルが開かれた状態が続き、読み取り専用を解除できないことがあります。原因となるアプリを閉じたはずなのに、読み取り専用を解除できないときには、PCを再起動してみましょう。再起動すれば全てのファイルが一度閉じられるので、読み取り専用を解除できるでしょう。
管理者権限で読み取り専用を解除
ファイルの編集権限が与えられていないときには、読み取り専用を解除できません。管理者権限がないと編集できないようにファイルが設定されている場合があります。この場合には、いったんログアウトして管理者権限でログインしてみましょう。
もしくは、そのファイルの権限を持っているユーザーに編集権限を与えてもらうように頼んでみましょう。