2020年12月17日更新
AndroidでSafariブラウザを使う方法は?
Safariをご存知でしょうか?iPhoneにデフォルトで搭載されているブラウザアプリです。Androidには搭載されていません。なぜ搭載されていないのでしょうか?また、AndroidでSafariを使う方法はあるのでしょうか?ここではその点を解説します。
目次
スマホブラウザSafariとは?
スマホのブラウザで、「Safari」をご存知でしょうか?恐らくその認知度というのはスマホユーザーの中で、iPhoneとAndroidで大きく分かれることでしょう。
iPhoneユーザーであればご存知でしょう。また、Androidユーザーの方でも勘の良い方なら既に気が付いていることでしょう。
「Safari」の認知度とはデバイスで大きく分かれるのです。つまり、iPhoneユーザーであれば「Safari」を知っており、Androidユーザーであれば「Safari」を知らない可能性が高いということです。
では、そもそもその「Safari」とは何のことでしょうか?
「Safari」とはいわゆるアプリのことです。読み方も、「さふぁり」でOKです。アフリカの野生動物が溢れかえるあの「サファリ」のイメージで問題ありません。
おそらく、Androidユーザーはこの辺りからの説明が必要でしょう(笑)
また、アプリとしての「Safari」の説明については次の箇所でより具体的に説明していきますが、「Safari」のイメージについてはアフリカのサバンナのようなイメージで問題ないと前述しました。
より、アプリの具体的なイメージを持って頂くために、この「Safari」は「探索する」というようなイメージを持ってもらえればより記憶に定着しやすいかもしれません。
アフリカの手つかずの大自然であるサバンナを探索。「Safari」というイメージを持っていただければ、この後のAndroidユーザーのご理解も早いと思います。
iPhone標準搭載のブラウザ
ではそんな「Safari」とはいったいどんなアプリなのでしょうか?
その正体は、iPhoneにデフォルトで搭載されているブラウザアプリです。
インターネットを利用しようとした際に、iPhoneを使うユーザーもAndroidを使うユーザーも、調べる方法として検索を行うと思います。
恐らく「Safari」を知らないAndroidユーザーの方からすると、「Googleか!」という風に頭に思い浮かぶと思います。そのイメージは正解です。つまり、「Safari」というのは、iPhoneで初めから入っている検索エンジンのアプリのことなのです。
そのため、「Safari」とはiPhoneを使うユーザーからはよく認知はされていますが、Androidを使うユーザーの認知度が低いのはそのためなのです。
近頃ではAndroidユーザーもiPhoneユーザーも検索することを簡単に「ググる」なんていう風に言ったりしますが、iPhoneを使うユーザーからすると、「ググる」と言いつつ「Safari」でしっかり検索しているわけです。
では、この「Safari」とGoogleが提供している「chrome」はどのように違うのでしょうか?
正解からお伝えすると、「Safari」と「chrome」は全く同じです。「Safari」で検索したからと言って、検索結果が全く違う、ということはありません。
これにはAndroidユーザーもiPhoneユーザーも驚かれたのはないでしょうか?
では、「Safari」と「chrome」がなぜ全く同じと言い切れるのかと言うと、その検索方法の仕組みが同一だからです。
確かに、「Safari」はapple社が提供しているもの、「chrome」はGoogle社が提供しているもので、この2社は全くの別物です。
しかし、この「Safari」という製品の中で動いている検索エンジンというのは、「chrome」と同一のものを使用しています。そのため、「Safari」と「chrome」は全く同じものと言い切れるのです。
例えば、全く違う自動車が2台あったすると、似たケースとしはこうなります。
「この自動車の最高速度は全く同じなんだよ。なぜなら、全く同じエンジンを積んでるからね。」という理屈なのです。
AndroidでSafariを使う方法
では、iPhoneは「Safari」がデフォルトで搭載されているということが分かりました。しかし、Androidではどうでしょうか?Androidでは「Safari」はデフォルトで搭載されておりません。
Androidの場合は、「Chrome」などのほかのブラウザアプリを使う方法となります。
実際の所、ブラウザアプリは「Safari」や「Chrome」以外にも、「Yahoo!」や「Firefox」、「InternetExplorer」など、知名度の高いものだけでもこれくらいあり、iPhoneに限らずAndroidでも自由に使用することが可能です。
では、なぜ「Safari」はiPhoneには標準で搭載されていて、Androidには標準で搭載されていないのでしょうか?
それは、「Safari」はApple社の製品だからです。そして、iPhoneももちろんApple社の製品です。Apple社はAndroidは生産しておらず、iPhoneを生産しています。
つまり、Apple社からするとAndroidのスマートフォンはライバルなわけで、Apple社からすると今Androidを使っているユーザー達に、もっとiPhoneの良さを知ってもらいたい、という立場にいるわけです。
ここまでで、iPhoneとAndroidの立ち位置が見えてきたかと思います。では、気の早い方はすでに気が付いているかもしれませんが、Androidで「Safari」を使うことはできるのでしょうか?
次からはその点、「AndroidでSafariは使えるのか?」を見ていきます。Androidユーザー必見です。
AndroidではSafariは使えない
結論から申し上げますと、Androidで「Safari」を使う方法というのは存在しません。
これはなぜかというと、「Safari」はApple社の製品でありアプリだからです。前述のとおり、Apple社は、既存のAndroidユーザーに、iPhoneの良さを知ってもっと使ってもらいたいと考えています。
そのため、Androidは立場上Apple社のライバルとなるわけです。
ですので、もしAndroidユーザーも、Apple社の「Safari」を使っても大丈夫ですよ!
という風に、「Safari」をAndroid端末でも使うようにしてしまうと、Androidユーザーは、「AndroidでもiPhoneと同じ機能が使えるならiPhoneはいらないかも。」と考えてしまい、ますますiPhoneを購入しなくなるリスクがあるのです。
そのため、Androidではそもそも「Safari」が使えないようになっています。これはデフォルトで搭載されていないということもそうですし、あとになって「Safari」をインストールしようと思ってもできないのです。
ですので、もしAndroidユーザーが、自身のAndroid端末で「Safari」をどうしても利用したい!ということであれば、Androidとは別にiPhoneを新しく契約するしかない、というのが回答になります。
Androidで「Safari」が利用できないということは残念ですが、逆に「Safari」以外の選択肢が広がる、という点をポジティブに考えていきましょう。
次からは、Androidでも使うことのできるブラウザアプリを紹介します。
Androidで使えるブラウザ
残念ながら、Androidで「Safari」を利用する方法はありません。こればかりはどうしようもないので非常に残念ではあります。
しかしながら、逆のことを考えると、「Safari」以外他にもあるブラウザアプリを改めて見直すことが可能です。
改めて見直す、というのは他のブラウザアプリの良いところや悪いところ、使い勝手などを改めてみてみて、自分にあったブラウザを考えてみるということです。
もしかしたら「Safari」よりも自分にマッチしたアプリが見つかるかもしれません。
では、次からはブラウザアプリを紹介していきます。せっかくですので、「Safari」越えを狙っていきましょう!
標準搭載の「Chrome」
Androidでは基本的にChromeはデフォルトで入っています。おそらく、認知度もChromeが一番高いのではないでしょうか?
Chromeのおすすめの点としては、Gmailとの連動性や、PCブラウザの豊富な拡張機能、Googleの検索の精度の高さ、他アカウントとの連携が挙げられます。
他アカウントとの連携ができることがどう良いのかというと、例えば他のアプリに新規ログインするときなどは、FacebookやTwitterなど、既にもっているアカウントを活用して登録、ログインすることが可能です。
それをGmailでアカウントを所持していればサクサクできるわけです。特にAndroidのスマホでサクッと新規登録を済ませたいときなどは大活躍です。
このように、AndroidでSafariが使えなくても、他にも便利なブラウザアプリはたくさんあるのです。
スマホ版も多い「FireFox」
続いてはFirefoxです。こちらのブラウザはユーザー自体はそれほど多くないのですが、根強いファンが多いことでも知られています。
特徴としては拡張機能が非常に豊富で、自分なりにカスタマイズすることでかなり使いやすくなります。
また、Android版も多く、対応している端末が非常に多いです。そのため、PCもAndroidスマホもFireFoxという方は多いです。
逆にデメリットとすると、使い始めの最初は何も拡張機能が入っていない状態のため、カスタマイズするのに時間がかかるということです。
しかしながら、何も入っていない状態であればブラウザの表示速度はとても速いのである意味これもメリットかもしれません。Androidユーザーなら、検討してみる価値はあるでしょう。
タブを多様する人なら「Sleipnir Mobile」
Androidユーザーで、PCよりもAndroidでブラウザをよく使う、という方におすすめなのが、こちらの「Sleipnir Mobile」です。
こちらはAndroidならではの機能といえるでしょう。
一番の注目は、通常のAndroidのブラウザとは違い、タブに関する操作が全て1回で済む。ということです。
例えば、タブを閉じる、更新する、検索する、などなどのタブに関する操作は、それに関わる各ボタンを呼び出して操作を始める、という流れだったと思います。
ところが、Sleipnir Mobileではブラウザの画面上からフリップ操作で自由自在にブラウザを扱うことができるのです。
もちろん自分なりにカスタマイズすることが可能です。たくさんの情報をサクサク扱いたい、という方におすすめです。
AndroidにもSafari風のブラウザならある
ここまで、Androidにおすすめの他のブラウザを紹介してきました。
しかしながら、やっぱりSafariに憧れがある!という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方のために、実際はSafariではないのですがSafari風のブラウザをご紹介します。
もしSafariのデザイン的なところでの満足感を重視しているのであれば、もしかしたら役立てられるかもしれません。
このSafari風のブラウザを使えば、Android端末であってもSafariを使っている感覚を味わうことがきっとできるでしょう。これについてはまず試してみる価値はあると思います。
Boat Browser MiniというSafari風ブラウザ
Androidユーザーの希望に応えて、というわけでは決してないのですが、Boat Browser Miniというブラウザアプリは、Safariのように扱うことができる高速ブラウザです。
特にその操作性について、Safariに近いものがあって使いやすい!という評価を得ているようです。
ブラウザのカラーも変えられますが、メニューの存在感がSafariっぽいですね。というより、まるでSafariを見ているようです。
もちろん、自分の扱いやすいようにカスタマイズすることも可能です。
Androidユーザーだけど、Safariを扱いたい!という方は試してみる価値はあるかもしれません。
あくまでも似せているだけで別物
Boat Browser Miniは、Safariではなくあくまで似せているだけで別物です。もちろんSafariと連携させることはできません。
うまく使う方法としては、やはりSafariを使ってみたいというユーザーか、もしくはプライベートはiPhoneなんだけど、会社で支給された端末がAndroidで、上手く使う方法が分からず慣れてもいないから、Safariに近い方法で使えるものが欲しい。
そんなときにはこちらのアプリを使うという方法はうってつけかもしれません。