2019年09月05日更新
iPhoneのSMSの送信可能文字数は?制限はある?
SMSとは電話番号で送信可能なメールのことです。簡単なやり取りをする場合に向いていて、iPhoneやスマホなどで利用することができます。SMSは送信可能文字数に制限があります。この記事では送信可能文字数や制限について説明します。
目次
SMSとは?
SMSとは何か知っていますか。
電話番号で送信可能なメールのこと
SMSとはShort Message Serviceの略で、電話番号で送信可能なメールのことです。簡単なやり取りをする場合に向いていて、iPhoneやスマホなどで利用することができます。また、メールアドレスを登録する必要もなく簡単に利用することができます。
しかし、SMSには文字数制限があったり件名を加えることができないといった弊害もあります。文字のみ可能なメールなので、画像も送ることができません。
似ている言葉にSNSがありますが、これはSocial Networking ServiceでSNSとは全く異なるものなので混合しないように注意してください。
メールとの違い
ここで、SMSとメールとの違いを見ておきましょう。
メール
SMSは電話番号で送信可能なメールであったのに対し、メールはメールアドレスを宛先にして送るサービスです。SMSのように制限が少なく、件名を付けることはもちろん、画像を送ることもできます。
しかし、メールアドレスを登録しなければならないという手間もあります。状況によって使い分けると良いです。
SMSの設定方法
SMSの設定方法は簡単です。
設定アプリを開く
SMSを設定するために、まずはiPhoneの「設定アプリ」を開きます。
メッセージをタップ
「メッセージ」をタップします。
SMSで送信をオン
メッセージを開いたら、「SMSで送信」をオンにするだけです。これで、SMSの設定が完了します。SMSの設定が完了したら、ボタンが緑色になります。
iPhoneのSMSの送信可能な全角/半角文字数と料金
SMSは電話番号のみで送信することができるので便利なサービスですが、文字数制限があるため長い文章を送ることができません。ここではiPhoneを例にSMSの送信可能な全角文字数/半角文字数と料金を見ましょう。ドコモ、au、ソフトバンクを例に紹介します。
携帯電話会社共通の料金表
全角文字数 | 半角文字数 | 料金 |
1〜70文字 | 1〜160文字 | 3円 |
71〜134文字 | 161〜306文字 | 6円 |
135〜201文字 | 307〜459文字 | 9円 |
202〜268文字 | 460〜612文字 | 12円 |
269〜335文字 | 613〜765文字 | 15円 |
336〜402文字 | 766〜918文字 | 18円 |
403〜469文字 | 919〜1071文字 | 21円 |
470〜536文字 | 1072〜1224文字 | 24円 |
537〜603文字 | 1225〜1377文字 | 27円 |
604〜670文字 | 1378〜1530文字 | 30円 |
ドコモの場合
ドコモの場合、全角文字最大で670文字(半角文字の場合は最大1,530文字数)送信可能です。しかし、他社携帯電話会社の携帯宛にSMSを送る場合は、全角文字で71文字数(半角文字で161文字数)以上送信することができません。
文字数制限ごとに3円ずつ上がる仕組みになっています。受信料金は、無料です。ドコモ同士であっても送信料がかかるので注意してください。
auの場合
auもドコモ同様、全角文字の場合、最大で670文字数(半角の場合は最大1,530文字数)送信可能です。他社携帯電話会社の携帯宛には、全角文字で71文字数(半角文字で161文字数)以上送信することができません。
SMS受信料金は無料で、au同士のやり取りは送信料も無料です。海外他社携帯電話やPHSに送る場合、料金が変動するので注意が必要です。
海外他社携帯電話やPHSに送る場合の料金表
全角文字数 | 半角文字数 | 料金 |
1~70文字 | 1~160文字 | 100円 |
71~134文字 | 161~306文字 | 200円 |
135~201文字 | 307~459文字 | 300円 |
202~268文字 | 460~612文字 | 400円 |
269~335文字 | 613~765文字 | 500円 |
336~402文字 | 766~918文字 | 600円 |
403~469文字 | 919~1,071文字 | 700円 |
470~536文字 | 1,072~1,224文字 | 800円 |
537~603文字 | 1,225~1,377文字 | 900円 |
604~670文字 | 1,378~1,530文字 | 1,000円 |
このように、文字数制限ごとに100円上がる仕組みになっており、通常の料金システムよりも高くなります。そのため、海外他社携帯電話やPHSに送る場合は事前に文字数/料金を確認するようにしましょう。
ソフトバンクの場合
ソフトバンクも、他2つの携帯電話会社と同様の料金システムです。全角文字の場合最大で670文字数(半角文字の場合は最大1,530文字数)送信可能で、他社携帯電話会社の携帯宛には、全角文字で71文字数(半角文字で161文字数)以上送信できません。
受信の場合もauと同じ無料で、ソフトバンク同士であれば送信料も無料です。
iPhoneのSMSの文字数超過を防ぐ設定方法
SMSを使っていると、今何文字打っているのか確認することが難しいです。しかし、設定でSMSの文字数超過を防ぐことができます。ここで、iPhoneのSMSの文字数超過を防ぐ設定方法を見ておきましょう。
手順
「設定からメッセージを選択」→「文字数をオンに設定」するだけで、簡単に設定できます。
設定アプリを開く
まずは、iPhoneの設定アプリをタップして開いてください。
設定からメッセージを選択
設定アプリを開いたら、「メッセージ」を選択してください。緑色のアイコンで、電話とFaceTimeの間にあるのが分かります。
文字数をオンに設定
最後に文字数をオンにしてください。これで、文字数超過を防ぐことができます。ボタンが白色から緑色に変わったことを確認したらアプリを閉じてください。
文字数超過した場合
SMSを送る際に文字数超過やエラーがあった場合、画像のように「!」マークが表示されます。この場合は、送信されていないというマークなので、文字数超過をしないように注意してください。
iPhoneのSMSの制限に関する注意点
iPhoneのSMSの制限に関する注意点を見ておきます。
一日の送信可能件数がある
iPhoneでSMSを送る場合、1日に送信できるSMSを200通と制限されています(70文字で送信されたSMSを1通分とカウントします)。そのため、頻繁にSMSを利用する場合は送信件数を把握しておく必要があります。
文字数超過の場合と同様に、送信可能件数を超えると「!」マークが表示され送信できなくなります。この表示がされたら一旦送信するのをやめ、原因を探すようにしてください。
料金は定額プランの対象外
SMSは、ドコモ、au、ソフトバンクで提供している定額プランの対象外であることに注意しましょう。
そのため、定額プランに加入したとしてもSMSの料金は文字数によってカウントされるシステムになります。詳しくは携帯会社(ドコモ、au、ソフトバンク)の公式サイトを確認してください。
iMessageとMMSとは違う
SMSはiMessageとMMSとは違うので注意が必要です。MMSとは、Multimedia Messaging Serviceの略で、簡単に言うと携帯メールのことです。
SMSは、文字数や画像が送れないなどといった制限があるのに対し、iMessageやMMSの場合は文字数制限などの送信時の制限がありません。SMSで送信すると画像のように緑色で表示されるのに対し、iMassageの場合は青色で表示されます。
MMSメールアドレス
また、MMSにはMMSメールアドレスがあります。MMSメールアドレスとは、携帯メールアドレスのことで、設定のメッセージ画面から「MMSメールアドレス」で確認することができます。
SMS同様、MMSを利用する際は「MMSメッセージ」をオンにすることを忘れないようにしましょう。いかがでしたか。SMSは、他のメッセージツールとは異なり文字数や画像/動画が送れないといったSMS独自の制限があります。
また、SMSは携帯会社(ドコモ、au、ソフトバンクソフトバンク以外の携帯会社でも)によっても料金や文字数カウントの差があるため、事前にしっかりとチェックすることをお勧めします。