2019年06月16日更新
d払いとは?メリット/デメリットもくわしく解説!
d払いとは、docomoユーザーじゃなくてもdアカウントを持っていれば使える、スマホ決済サービスの事です。このページでは、d払いの特徴や、メリットとデメリット、現金決済とはまた違ったお得な使い方について紹介していきます。
目次
d払いとは
現在、日本にもキャッシュレス化の波が押し寄せ、スマホ決済を導入する人が増えています。クレジットカードや現金でぱんぱんになった財布を持ち歩く必要がないので、スマホ決済はとても便利です。
もし、dアカウントを持っている方で、スマホ決済を使ってみたいと思っているのなら、「d払い」がおすすめです。この「d払い」は、docomoユーザーじゃなくても簡単にスマホ決済でdポイントが貯められます。
この記事ではd払いの特徴や、メリットやデメリット、使い方、使える店、利用履歴の確認方法などについて解説します。
ドコモユーザーが利用できるスマホ決済サービス
d払いとは、携帯電話会社のdocomoが提供しているスマホ決済サービスです。docomoユーザーでなくても、dアカウントがあれば使用可能です。
お店でd払いする際には、d払いのアプリを利用すると便利です。バーコードをスマホに表示させ、それを読み取ってもらうだけで、簡単に支払いが可能です。
いちいち財布を出して現金を出したり、クレジットカードで決済して署名して控えを受け取るといった煩わしい動作が必要ないのが最大の魅力です。
d払いの特徴
d払いの特徴は、何よりdポイントがたまり、そしてどんどん使えること。d払いでは、購入金額100円につきdポイントが1ポイントたまります。たまったdポイントは、1ポイント1円としてショッピングなどで利用することが出来ます。
そのほか、d払いにはおすすめできる3つの特徴があります。以下でその特徴について解説します。
3つの特徴
d払いには特筆すべき3つの特徴があります。「4ケタのパスワードでかんたん決済」「月々のケータイ料金と一緒に支払い」そして「おトクな限定キャンペーン」です。
どれもこのd払いを導入するにあたってメリットとも言えるものですので、それぞれの特徴について説明します。
4ケタのパスワードでかんたん決済
3つの特徴のうちの1つめの特徴とは、4桁のパスワードで簡単に決済が済ませられる点です。
使い方も簡単で、ドコモのスマホを持っているのであれば、d払いを使える店でショッピングする時に、たった4桁のパスワードを入力すれば容易に決済を利用することが可能となります。
クレジットカードのように長い番号を入力して、カード裏の番号も入力、カードの有効期限も入力して…といった煩わしい作業がないので、気軽に利用することが出来るのがメリットです。
月々のケータイ料金と一緒に支払い
3つの特徴のうちの2つめの特徴とは、買い物した料金を月々のケータイ料金と一緒に支払いが出来る点です。
これは面倒な申込み手続きが不要で、月々のケータイ料金と一緒に支払いを済ませることが出来ます。わざわざ買い物の後にコンビニに支払いに行ったり、代引きで支払ったりする必要がないので、とても気軽にショッピングを利用できます。
引き落とし先がバラけて管理が煩雑になってしまうことを避けられるのも嬉しいポイントです。
おトクな限定キャンペーン
3つの特徴のうちの最後の3つめとは、お得な限定キャンペーンがある点です。
d払いとドコモ払いでは、限定のポイントアップキャンペーンや、キャッシュバックキャンペーンがたびたび開催されるので、普通にお買い物するよりもお得にショッピングを楽しむことが出来ます。
d払いのメリット/デメリット
d払いの特徴について解説しましたが、そのほかメリットやデメリットとは何があるのでしょうか。以下ではd払いを利用するメリットとデメリットについても解説します。
メリット
d払いを利用するメリットは3つの特徴でもいくつか述べましたが、そのほかにもあります。
まず、dアカウントさえあれば誰でも利用できる点です。ドコモユーザーじゃなくてもdアカウントを取得出来ますので、使っているケータイキャリアに関係なく利用が可能です。また、dポイントはコンビニやネットショップ、飲食店などでも使えます。
また、支払い方法を選ぶことが出来ます。前述したとおりバーコードを見せるだけで決済が完了するのもメリットなのですが、更に決済手数料がかからないのも嬉しいメリットと言えます。
また、こちらは冒頭で述べていますが、支払いのたびdポイントが貯まります。貯まったdポイントは、1ポイント1円としてショッピングで利用することが出来ます。
ネットの利用で購入金額100円(税込)につきdポイントは1ポイント貯まります。実店舗でd払いを使える店での利用ではお支払い金額200円(税込)につき、貯まるdポイントは1ポイントです。
つまり、どんどんポイントが貯まるので、d払いならよりお得にお買い物することが出来ます。
デメリット
メリットの多いd払いですが、デメリットもあります。ではそのデメリットとは何があるのでしょうか。
特にデメリットになりそうな点としては、まずアプリをスマホにダウンロードする必要がある点です。d払いが使える店でd払いで支払いをする場合は、スマホにコードを表示して決済する必要があるので、d払いアプリのダウンロードは必須となります。
ただし、アプリをダウンロードしてからdアカウントを登録するのはとても簡単なので、そんなに時間や手間はかかりません。
また、他にデメリットになりそうな点としては、dアカウント自体はドコモユーザーじゃなくても取得できるのですが、お店やサービスによってはドコモユーザーじゃないとd払いが使えないところがある点です。
これは、お店によってはd払いではなく、ドコモユーザーしか利用が出来ない「ドコモ払い」しか使えないお店がある為です。
dアカウントはスマホのキャリアを問わず取得できますが、やっぱりドコモユーザーの方がdアカウントは使い勝手が良いのは否めません。
d払いが使える店
d払いのメリットやデメリットについて解説しましたが、それでは実際にd払いが使える店はどんなお店があるのでしょうか。以下で、主にd払いが使える店として、対応している実店舗と大手のネットショップをご紹介します。
実店舗一覧
主にd払いが使える店の中で、実店舗一覧はこちらです。
コンビニ | ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、ポプラ |
ドラッグストア | ウエルシア、ハッピードラッグ、マルエツドラッグ、 V・ドラッグ、アメリカンドラッグ、サツドラ、 ツルハドラッグ、ドラッグ新生堂、スギ薬局、 ドラッグストアウェルネス |
家電量販店 | エディオン、ケーズデンキ、ジョーシン、コジマ、 ソフマップ、ビックカメラ |
百貨店・専門店 | 高島屋、タワーレコード |
眼鏡店 | JINS、メガネスーパー、シミズメガネ |
ファッション | アーバンリサーチ、アースミュージックエコロジー、 イーハイフンワールドギャラリー、ユナイテッドアローズ、 アメリカンホリック、マックハウス |
飲食店 | 和民、坐・和民、上島珈琲店、わいん屋、 ニッポンまぐろ漁業団、炉ばた家銀政、 もつりき、にくスタ、ミライザカ |
使える店の種類としてはドラッグストアやアパレルブランドショップが多い印象です。もちろん上記のほかにも、d払いを使える店舗はあります。その他、カラオケのジャンカラや、タクシーのJapanTaxiなどでも利用可能です。
ネットショップ一覧
主にd払いが使える店の中で、ネットショップ一覧はこちらです。
フリマサイト | メルカリ、ラクマ |
ネットショッピングモール | Amazon、Yahoo!ショッピング、Wowma!、 ニッセン、NEXCO中日本オンラインモール、 ひかりTVショッピング、ショップジャパン |
ハンドメイド | minne、Creema |
海外輸入 | BUYMA |
家電・電化製品 | ノジマオンライン |
各種専門店 | 無印良品ネットストア、オムニ7、DHC、 高島屋オンラインストア、スターバックスオンラインストア、 カルディコーヒーファーム公式オンラインショップ、 マツモトキヨシオンラインストア、コンビミニ、 スーパースポーツゼビオオンラインストア、 ディズニーストア、豆腐の盛田屋、ドクターシーラボ公式サイト、 ナチュラカート、ナチュラム、平田牧場オンラインショップ、 フタバブックス、Blanc、PLAZA ONLINE STORE、PREMOA、 ペットゴー、マザーガーデン&ペットパラダイスオンラインストア、 アニメイトオンラインショップ |
上記のほかにもd払いを使える店はあります。実店舗とは違い、インターネット上ではさまざまなメーカーやブランドが自社サイトでネット通販を行っているため、d払いを使える店の種類は多い印象です。
d払いの利用料金の支払い方法
実際にd払いを導入するとして、d払いの利用料金の支払い方法とはどのようになっているのでしょうか。d払いには利用できる上限金額があり、また支払い方法によって決済日が変わるという注意点があります。
下記でd払いの上限金額や決済日、また利用履歴の確認方法について解説します。
上限金額や決済日は?
d払いの上限金額は決まっています。d払いにも利用できる上限金額、いわゆる利用限度額があるのです。当然、この上限金額を超えて支払いすることは出来ないので注意が必要です。
【支払い方法ごとの上限金額】
支払い方法 | 上限金額 |
電話料金合算払い | 1万円・3万円・5万円のいずれかの範囲内(未成年は最大1万円) |
クレジットカード | 登録しているクレジットカードの利用限度額が適用 |
ドコモ口座 | 最大49,999円 |
dポイント | 1回につき99,999ポイントまで |
上限金額の中でも、dポイントの上限金額は一度のお買い物につき99,999ポイントとなっているので、あまりにも高額な商品をdポイントで一括払いは難しいです。
また、一定の条件を満たすことで、利用できる上限金額は最大10万円まで増やすことが可能です。利用可能残高に関しては、毎月1日にリセットされるので、月を跨げばまた上限金額いっぱいまで利用できます。
d払いの決済日とはいつなのでしょうか。d払いを使ったあと、利用金額の決済日(引き落とし日)を把握しておかないと、決済日当日に口座残金不足を招く原因となります。
決済日に関しては、d払いでは決済日が支払い方法ごとに異なるので少しややこしいところがあります。
【支払方法ごとの決済日】
支払い方法 | 決済日 |
電話料金合算払い | 利用した月の翌月末日 |
クレジットカード | 各クレジットカード会社の支払日 |
ドコモ口座 | 商品・サービスの購入時 |
dポイント | 商品・サービスの購入時 |
水道料金などとは違い、d払いは登録している支払い方法によって決済日が異なるため、注意が必要です。自分の支払い方法を確認し、決済日を把握しておくことが大事です。
d払いの利用履歴を確認する方法
d払いでどれぐらい支払ったのか確認して、引き落とし日に不足がないように入金する場合もあると思います。そんなときは利用履歴を確認します。利用履歴の見方を確認しておけば、引き落とし日に必要なお金を確認しやすいので便利です。
d払いの利用履歴は、d払いアプリから確認が可能です。利用履歴を確認するには、d払いアプリのメニューを開き、「ご利用履歴/限度額設定変更」をタップします。すると「ご利用履歴」の確認が可能になります。
利用履歴一覧が表示されるのでいつ何につかったかがわかりやすく便利です。ただし、利用状況によっては、利用履歴一覧に履歴が反映されるのに時間がかかってしまう場合もあります。
利用料金の支払い方法
利用した料金を支払う方法は、現在4種類あります。電話料金合算払い・クレジットカード(dカード)・dポイント充当・ドコモ口座充当です。
前述の通り、支払方法によって引き落とし日が異なりますので注意が必要です。
d払いの使い方
それでは、実際にd払いを使う際の使い方について以下で解説します。
使い方を理解していることにより、実際に利用する際にも戸惑うことなく使うことが出来ますので、確認しておくと良いでしょう。難しいことはありませんので、簡単に利用可能です。
実際に店舗で利用する手順
実際に店舗でのd払いの使い方を解説します。店頭(実店舗)での使い方と、オンラインショップでの使い方の二種類を確認しましょう。
店頭
実店舗でのd払いの使い方です。
会計時にd払いを利用する旨を店員に伝えます。それからd払いアプリを開き、決済用のバーコード画面を店員に提示します。そのバーコードをレジで読み取ってもらったら支払いは完了です。店頭での使い方はたったこれだけなので、非常に簡単です。
ネットショップ
ネットショップでのd払いの使い方です。ネットショップで買い物をし、買い物かごから決済画面へ進んだら、支払い方法の中から「d払い」を選択します。それから4桁のパスワードを入力して決済は完了です。
ネットショップでd払いを使う際は、実店舗とは違いバーコードの読み込み端末などがないためバーコード決済はできません。その為d払いのアプリも不要となります。
Amazonなど一部ネットショップでは事前にd払いの利用設定が必要なこともありますが、一度設定をしてしまえば、後はいつでもd払いで支払いが出来るようになります。
d払いができないときの対処法
d払いを使おうとした際に、なぜかエラーになって使えないことがあります。いざ使おうとしたときに使えないと焦りますし、混乱の元です。ここでは主なd払いができない原因を以下に記載します。
利用限度額に達している
d払いの利用限度額を超えているとd払いでは支払いが出来ません。また、d払いの支払い方法がクレジットカードの場合、利用限度額はその登録したクレジットカードと同じ金額になりますので、事前にクレジットカードの限度額を確認しておきましょう。
毎月1日に利用金額はリセットになるので、どうしてもd払いを利用したい場合は翌月になれば利用が可能になります。
ちなみに、このような仕組みから、インターネット通販ではスマホ決済を利用率は月初が多くなる傾向があります。
スマホの液晶画面に傷などがあってバーコードが読み取れない
実店舗でd払いする場合、スマホに支払い用のバーコードを表示して、それをレジで読み取ってもらうことで支払いが完了するため、スマホの液晶に傷などがあると、バーコードが読み取れない場合があります。
もし、お手持ちのスマホを落としたりして、画面が割れたりヒビが入っているようであれば、早めに修理に出してからバーコード決済を利用した方が良いと言えます。
d払いで買えない商品を購入しようとしている
d払いは、商品やサービスによっては使えないものがあります。d払いの対象外になる可能性が高いものは以下の通りです。
公共料金、収納代行票 |
切手・印紙・ハガキ・年賀状・ゆうパック |
クオカード、テレフォンカード、iTunesカード、Amazonギフト券、ニンテンドープリペイドカード、ギフトカード、プリペイド携帯カード |
ビール券・酒クーポン券 |
地区指定ゴミ袋・ゴミ処理券 |
電子マネーのチャージ |
その他金券など |
電子マネーやプリペイドカード系はほぼd払いは使えません。そのほか、店舗によっては使えないというケースもあるので、わからない場合は購入元に問い合わせるのが確実です。
d払いは利用停止/解約できる?
「d払いを実際に使ってみたけど、やっぱり合わなかった…」と感じた場合、利用停止や解約をすることは出来るのでしょうか。結論から言えば、利用停止や解約をすることは可能です。
以下でその方法について解説します。
利用停止/解約方法
d払いの利用停止や解約をすることになった場合、いくつかの方法があります。以下でその方法を紹介します。
My docomo(お客様サポート)
My docomoとはドコモの契約プランや住所変更といった各種手続きや、データ通信量や利用金額などの確認ができるサービスです。My docomoで解約手続きするときの手順は以下のようになります。
My docomoを開く→「契約内容・手続き」を選ぶ→「ネットワーク暗証番号を入力」を押す→「ドコモ払い/d払い」を選ぶ→「お手続きをする」を押して、d払いで設定している支払い方法にあわせて、解約手続きをするメニューを選んで完了です。
ドコモインフォメーションセンター
ドコモインフォメーションセンターに電話して解約してもらう方法です。docomoユーザーは携帯電話から151と押せば無料で繋がります。一般電話でもフリーダイヤルがありますので、0120-800-000にかければOK。
ドコモインフォメーションセンターの受付時間は午前9:00から午後20:00までとなっています。ちなみに年中無休です。
ドコモショップ
ドコモショップに行って、窓口で直接解約する方法です。操作に自信がなかったり、電話では不安な方は少し時間はかかりますがこちらがおすすめです。
まとめ
d払いとは、ドコモユーザーだけではなく、日々のショッピングでポイントが貯まる非常にお得な決済サービスです。
dポイントが使える店舗は日常生活でもよく目にしますし、CMなどでも可愛い鳥のキャラクター「ポインコ」がアピールしています。
筆者もdポイントを貯めていますが、ドコモユーザーであればポイントがもらえるキャンペーンが度々行われるので、よりお得に買い物が出来ます。ぜひ日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。この記事が参考になれば幸いです。