2019年06月26日更新
【英単語アプリ】「mikan」の効果が出る使い方と学習法!
「mikan」は英単語を早く覚えることに効果的なアプリとして注目を集めています。mikanは制限時間内に英単語の意味を四択から選んで回答するというシンプルな使い方で英単語を学習できます。今回はmikanの効果が出る使い方と学習法を解説します。
目次
【英単語アプリ】「mikan」とは?
「mikan」とは株式会社mikanによって制作された英単語アプリで、Appストアの教育カテゴリ無料ランキング1位を獲得した実績を持つアプリで、圧倒的に早く覚えられる英単語アプリとして注目を集めています。
mikanでは中学英語、高校基礎講座から大学受験の対策、またTOEICをはじめとする検定試験対策など、15のコース別に頻出単語を学習することができます。
mikanは基本的に無料ですが、より学習プログラムの充実した月額1,500円の有料プランなどもあります。今回は英単語アプリ「mikan」の特徴や効果的な使い方と学習方法を紹介します。
シンプルで使いやすい英単語学習アプリ
mikanとは「圧倒的にいちばん早く覚えられる」というコンセプトから分かる通り、英単語を早く覚えることに特化したアプリです。mikanの学習法は、制限時間内に英単語の意味を4択から選んで回答するというシンプルな構造になっています。
実際に英単語学習を行うにあたって、辞書を引いたり例文を調べたりと一つの単語に「長く触れる」よりも「回数」を多く触れた方が記憶力は上がるとされています。
そのためmikanでは時間をかけて一つ一つの単語を確実に覚えていくよりも1000単語、2000単語と多くの単語数に触れることに重点を置いています。
【英単語アプリ】「mikan」の特徴
最近は英単語を学習できる無料アプリも充実してきていますが、mikanが多くの人に利用される理由はどのようなことがあるのでしょうか?まずはmikanの特徴を紹介します。
カテゴリーの豊富さ
mikanはカテゴリーが豊富で、その中から自分の用途に合ったものを選ぶことで自分に今必要な英単語を効果的に暗記することができます。色々な英単語学習アプリがありますが、mikanは無料にも関わらず「15のコース」が用意されています。
具体的に挙げると「中学英語」「高校基礎講座」「大学受験対策」「TOEIC対策」「TOEFL対策」などがあり、目的や対策が明確になっているので選択しやすいようになっています。
ネイティブ発音つきの学習が可能
mikanは「英単語ターゲット1900」や「速読英単語」、「鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁」といった有名な参考書の収録単語もカテゴリーの中の1つに含まれています。さらにmikanに収録されている単語はネイティブ発音付きです。
mikanでは「文字」と「音」の両方からアプローチできるため暗記しやすく、特に英語の初心者や苦手意識がある人は発音付きで学習する方が効果的でしょう。
使い方がシンプル
「mikan」での単語学習方法は表示された英単語に合う日本語訳をタップするだけというシンプルな使い方です。4択になっていて、知らない単語でも消去法で答えられる場合も多くあります。
さらにmikanはシンプルでありながら様々な細かい工夫がされていて、回答までの制限時間や一度に学習する単語の数などを、自分でカスタマイズすることも可能です。総復習など行いmikanを上手に使いこなすことでより効果的な単語学習に繋がるでしょう。
【英単語アプリ】「mikan」のインストール方法
次にmikanのインストール方法を解説します。
手順
iPhoneでmikanを利用したい人はApp Storeからインストールしましょう。以下のリンクから可能です。
英単語アプリmikanをAndroidで利用したい人はGoogle Play Storeからインストール可能です。
【英単語アプリ】「mikan」の効果が出る学習法
mikanをスマホにインストールしたら、次は実際に使ってみましょう。mikanは英単語を学習するためにとても効果的なアプリですが、いいアプリを使っても結果へ繋がらなければ意味がありません。
mikanアプリの使い方を工夫して英語が使えるようになるために勉強しましょう。ではmikanの効果的な学習法を紹介します。
手順
まずはアプリをインストールしたら、mikanを始めるにあたってニックネームや学習カテゴリ、学習レベルを設定します。どのコースで勉強しようかと考えた時、多くの人は目的に合わせたグループのコースを選択するでしょう。
TOEIC対策でmikanを始めた人は学習カテゴリで「TOEIC英単語2500」を選ぶかもしれません。ただ始めた段階で難易度の高いコースを選ぶと苦手意識を感じ途中で心が折れてしまう可能性もるので注意が必要です。
これからmikanを使った効果的な学習方法の手順をみていきましょう。
高校基礎講座の学習から開始
まずは「高校基礎講座」の学習から始めることをおすすめします。「高校基礎講座」はmikanの中では2番目に簡単なコースとなっています。まずは高校基礎講座から始めて、基本的な単語を学習し土台を固めて総復習を行い次に進むことをおすすめします。
なぜ高校基礎講座からかと言うと、mikanの中で一番簡単な「中学英単語」は少々簡単すぎる可能性があります。まず高校基礎講座をマスターし、「センター試験英単語500」次に「大学受験英単語2500」へ進むと効果的です。
単語数を変更
実際に単語を学習していくにあたって、設定を変更することをおすすめします。それは「一回に学習する単語数」を10単語から最大数の100単語に変えることです。
単語数変更の設定とは学習する際の区切りとなる単語数ですが、初期設定の単語数10単語だと区切りが多すぎてコース内の単語を全てやり終えるのにあまりに時間が掛かりすぎてしまい、途中で心が折れる原因となってしまいます。
おすすめの単語数は100単語ですが、100は多すぎるという方は50単語に変えるなど臨機応変に行ってください。
「高校基礎講座」から始めることをおすすめしましたが、基本的な単語が分かっている人が学習すると100単語ずつ行い500単語全て学習するのに20分も掛からないはずです。
高校基礎講座が一通り終わると「苦手な単語」がピックアップされますので、その数が0になるように繰り返し学習しましょう。苦手な単語を0にすると「ランクアップテスト」を受けますが、その時には一回に覚える単語数を10単語に戻しましょう。
うろ覚えな単語が貯まったら総復習
mikanにはコース内で学習した単語を4ランク(完璧に覚えた単語、ほぼ覚えた単語、うろ覚えな単語、苦手な単語)に分類する「総復習」機能があります。
総復習内の「うろ覚えな単語」とは、テストで回答するまで時間が長くかかってしまう単語です。つまりこの「うろ覚え」が増えてしまうほどあやふやな単語ばかりが増えて勉強もはかどりません。
そこで「うろ覚え」や「苦手」の単語が50~100以内の間に「総復習」を行う学習法が効果的です。例えば「高校基礎講座」を学習していてうろ覚えな単語数が100以上になったら、早めに総復習を行いましょう。
実際うろ覚えや苦手単語が300以上になると総復習はきつくなってきます。うろ覚えや苦手な単語には多く触れるようにし、早めに苦手な単語をつぶして記憶に定着させるようにすることをおすすめします。
「苦手な単語」が0になると「ランクアップテスト」を受けることもできますが、まだ不安な場合は総復習の中からうろ覚えな単語を勉強しましょう。ここで今のRankの英単語だけではなく、既に終わっているRankの単語も含めての総復習ができおすすめです。
制限時間を変更
解答時間の制限時間を3秒に変更することをおすすめします。制限時間を変更する方法は、まず「メニュー」から「その他」をタップします。
「設定」から制限時間のテストの部分を3秒に設定しましょう。簡単な単語を学習している間は制限時間を短く背定する意味はありませんが、ある程度難しい単語が出てくるカテゴリになってくると消去法で正しい回答を導き出すこともあるでしょう。
それでは学習する意味がありませんので、なるべく消去法で選択肢を選べないように解答の制限時間を短くすることが効果的です。余裕が出てくるようであれば、2秒、1秒と制限時間を短くするのもおすすめです。
苦手な単語対策を行う
mikanではRank毎に全単語の一覧を確認することができます。その「単語一覧」には並べ替え機能がついていて、アルファベット順(A〜Z、Z〜A)や成績順、間違えた回数順に変更できます。
mikanを使って何度も学習していると、単語の意味を曖昧に記憶しているうろ覚えのものは自然と間違える回数も増えていきます。苦手な単語を把握するために「間違えた回数順」に並べ替えて確認することをおすすめします。
また単語一覧画面では例文も参照することができるので、うろ覚えの単語や苦手な単語は確認すると良いでしょう。
【英単語アプリ】「mikan」の効果の出る使い方
mikanは自分が間違えた単語や答えるまでに時間がかかるうろ覚えな単語や苦手な単語をすぐにチェックすることができるので、自分の苦手な単語がを克服できたかどうかがすぐに分かりとても便利です。
mikanはコンセプト通り圧倒的な量をこなせることから効果的なアプリと言えるでしょう。最後にmikanの効果の出る使い方を紹介しますので参考にしてください。
とにかく復習
mikan自体、単語の学習において復習を大事にしています。前述したようにmikanの使い方としては時間をかけてひとつひとつの単語を確実に覚えていくというよりも、総復習を行い回数をこなし多くの単語に触れていくという学習法です。
総復習を繰り返すうち、覚えているのはその内の6割だとしても覚えている単語の絶対数は増えていきます。じっくりと時間をかけて300語を覚えるよりも、1000語の単語に触れそのうち6割でも覚えていれば、600語覚えられる事になると言うわけです。
総復習というのは知っている単語の強度を上げる学習法ですので、実際に行うと楽しく学習でき効果が高いことがわかるのでやる気に繋がります。覚えている量も増えていくと英文を読むのが楽になるため、さらにやる気に繋がると言う好循環になるわけです。
カテゴリーと目標単語数を決めておく
mikanでは高校受験、大学受験、英検対策、TOEIC対策、留学、TOEFL対策など、自分の目的にあった単語を学べるように設定することができます。
最初は自信をつける目的とアプリに慣れるため、自分のレベルよりも少し下の単語を覚えることをおすすめします。初めから高い目標のカテゴリー設定をすると長続きしない可能性があるので注意しましょう。
そして設定画面から一回に学習する単語数を変更しましょう。家で時間のある時のみ勉強する人は、一度に学習する単語数を多めに設定することをおすすめします。
これは一回一回の学習の間の区切りをなるべく少なくすることで、より効率を良くすることができます。
一方で電車の中など、通勤通学や隙間時間にmikanアプリを行いたい人は、一度に学習する単語数は少なめに設定しましょう。時間が足りず途中で終わることになってはやる気が削がれるので、そのようなことのないように設定しましょう。
ちょっとした時間にmikanを行う機会が多い人は一度に学習する単語数をデフォルトの10のままにして、1日の目標を自分のやる気で変更すると良いでしょう。
テストの時の制限時間の設定は、制限時間を1〜3秒にして、スピードを意識することを推奨する人もいますが、通勤や通学時間に利用する人はデフォルトの10秒のままでも良いかもしれません。
その理由は駅に着いたり移動したりと中断した時に解答に間に合わないからです。制限時間が短すぎると、焦ってしまうあまり分かる単語も間違えて解答してしまうこともあるでしょう。自分の学習法にあった目標単語数や制限時間に設定しましょう。
「ランダム」を利用した学習法
mikanにはRankの中の100単語をランダムに出題してくる「ランダム」と一度間違えた問題だけを出題する「苦手」という機能があります。効果的な学習法としては、「苦手」ではなく「ランダム」を利用することをおすすめします。
「苦手」機能を利用し一時的に意識して覚えたつもりになっても、実際には記憶に残り続ける可能性は低いです。「ランダム」を使えば覚えたと思っている単語も復習しながら、不意に出てきた苦手な問題をとっさに解くことができるか試すことができます。
1つのRankを勉強し終えるのは時間がかかりますが、長期的に考えた時にはランダムを利用した学習法の方がおすすめです。