【Googleスプレッドシート】部分一致でデータ検索する方法!

資料の作成、作成したデータの共有などにも欠かせないのがGoogleスプレッドシートです。Googleスプレッドシートとは?Googleスプレッドシートの部分一致で検索する方法は?など、Googleスプレッドシートの基本や検索方法について解説します。

【Googleスプレッドシート】部分一致でデータ検索する方法!のイメージ

目次

  1. 1Googleスプレッドシートとは?
  2. オンラインで編集可能な表計算ソフト
  3. 2【Googleスプレッドシート】シート内の検索と置換方法
  4. シートの検索/置換の手順
  5. 正規表現でのデータ検索の手順
  6. 3【Googleスプレッドシート】部分一致でデータ検索する方法~基本編~
  7. QUERY関数とは?
  8. Googleスプレッドシートの基本ルール
  9. 部分一致でデータ検索する手順
  10. 抽出方法の記述方法
  11. 4【Googleスプレッドシート】部分一致でデータ検索する方法~応用編~
  12. QUERY関数のLIKEの詳細な使い方
  13. LIKE演算子で%を使う場合
  14. LIKE演算子で_を使う場合
  15. 合わせて読みたい!Googleスプレッドシートに関する記事一覧

Googleスプレッドシートとは?

ここでは今さら聞けない【Googleスプレッドシート】とは?というの基本的な部分から、共有データなどデータ抽出には欠かせない、データの検索方法などについて解説します。

オンラインで編集可能な表計算ソフト

Googleスプレッドシートとは、オンラインで編集が可能な表計算ソフトです。GoogleスプレッドシートとはGoogleのアカウントさえあれば、さまざまなデバイスで誰でも利用することができます。

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【Googleスプレッドシート】シート内の検索と置換方法

Googleスプレッドシートを使用する上で、欠かすことのできない便利な機能、データを検索して他のデータに置き換えることができる【検索と置換】です。ここではGoogleスプレッドシートのシート内の検索と置換の方法を紹介します。

シートの検索/置換の手順

Googleスプレッドシートでは、シート内のデータを検索し他のデータに置き換えることが可能です。簡単な例を挙げると、音声入力した場合のスペースを検索して削除する、英語表記のデータをカタカナに置き換えることができます。

この検索/置換する方法の手順を解説します。

検索/置換の範囲を指定

Googleスプレッドシートの検索/置換を使用します。Googleスプレッドシートのメニュー「編集」をクリックします。

Googleスプレッドシート編集

編集メニューの中の「検索と置換」をクリックします。

Googleスプレッドシート検索と置換

検索と置換のメニューが表示されます。検索したいデータと置換したいデータを入力します。

検索と置換を入力

2つ目の検索欄の「全てのシート」の部分をクリックすると、検索の範囲を指定することができます。

Googleスプレッドシート検索パターン

「全てのシート」「このシート」「特定の範囲」の中から検索範囲を選択します。

検索範囲選択

Googleスプレッドシートの検索範囲の設定が完了しました。

検索/置換のパターンを指定

検索範囲の指定が終了したら、検索パターンを指定します。検索範囲の下に検索パターンを指定する項目があります。指定したい検索/置換のパターンにチェックを入れましょう。

検索パターン選択

全て指定し終わったら「検索」をクリックすると、指定した範囲とパターンで検索が始まります。

正規表現でのデータ検索の手順

Googleスプレッドシートの正規表現でのデータの検索を利用すると、任意のパターンに一致する検索をすることができるので便利です。正規表現でのデータ検索の手順は、検索と置換のパターンの選択時に「正規表現を使用した検索」にチェックを入れます。

正規表現でのデータ検索

一般的な正規表現を使用したデータの検索例を紹介します。

  • 米国の郵便番号を検索 :【[0-9]{5}(-[0-9]{4})?】を検索に入力
  • 5桁の数字のみ、または5桁の数字、ハイフン、4桁の数字が順に並ぶの米国の郵便番号を検索する。

正規表現で使用する語句


Googleスプレッドシートのデータを検索で使用する正規表現を紹介します。Google のサービスでは「RE2」の正規表現が使用されています。
 

正規表現 説明 一致する 一致しない
. ピリオドは、その位置にある任意の文字の検索 d. do、dog、dg、ads fog、jog
* 文字の後のアスタリスクは、直前の文字を0回以上繰り返す文字列の検索 do*g dog、dg、dooog dOg、doug
+ 文字の後のプラス記号は、直前の文字を 1 回以上繰り返す文字列の検索 do+g dog, dooog dg、dOg、
doug
? 直前の文字を含まない文字列も返される do?g dg、dog dOg、doug
^ キャレットは正規表現の先頭に挿入して使用し、文字列がキャレットの直後の文字またはシーケンスで始まることを表す ^[dh]og dog, hog A dog、
his hog
$ ドル記号は、正規表現の末尾に配置して使用し、文字列が直前の文字またはシーケンスで終わることを表す [dh]og$ dog、hog、hot dog dogs、hogs、doggy

re2/syntax.txt at master · google/re2 · GitHub
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【Googleスプレッドシート】部分一致でデータ検索する方法~基本編~

Googleスプレッドシート部分一致で検索できる方法を紹介します。この基本の方法では、自分のサイトのGoogleでの評価を調べるサーチコンソールでも使用することができます。

QUERY関数とは?

GoogleスプレッドシートのQUERY関数とは、プログラミング用語を利用してGoogleスプレッドシート内の検索を行う基本的な方法です。他の表計算ソフトでも関数は使用されますし、プログラミングを行うような方には、馴染みのある方法かもしれません。

Googleスプレッドシートの基本ルール

GoogleスプレッドシートでQUERY関数を使う場合には、いくつかルールがあります。QUERY関数を使用する場合の最も基本的なルールを紹介します。

行の指定

GoogleスプレッドシートでQUERY関数を使用する場合には、基本的には行の指定は欠かせません。行の範囲を指定する場合には「 : 」を使用します。セルAの2行目からセルDの10行目までの範囲の場合は【A2:D10】となります。

別のシート指定

GoogleスプレッドシートでQUERY関数を使用する場合には、別のシートをしてして参照とすることも可能です。例えばシート2にあるセルA7を参照する場合には【’シート2!A7】と入力します。

部分一致でデータ検索する手順

Googleスプレッドシートの基本ルールを理解した上で、実際にサーチコンソールを利用して、Googleスプレッドの部分一致でのデータ検索を行う手順を紹介します。

サーチコンソールからデータ抽出

Googleサーチコンソール

サーチコンソールを使用してデータを抽出します。Googleサーチコンソールにアクセスます。サーチコンソールの検索トラフィックの「検索アナリティクス」を利用して、データの抽出を行います。CSVにチェックを入れてデータのダウンロードを開始します。

Google Search Console

Googleスプレッドシートの作成

サーチコンソールでのダウンロードが終了したら、Googleスプレッドシートを作成します。GoogleスプレッドシートシートにはGoogleアカウントが必要です。アカウントを事前に作成しておきましょう。

Googleスプレッドシート

Googleスプレッドシートの「+」で新しいシートを作成します。

新しいスプレッドシート

新しいシートを作成したら「ファイル」の「インポート」を選択します。

データのインポート

先ほどサーチコンソールから抽出したデータを、新しく作成したシートにアップロードします。

データのアップロード

QUERY関数を使用しデータ抽出

新しく作成したスプレッドシートに、データを置換してアップロードを行います。アップデートが終了したら、QUERY関数を使用しデータ抽出することができます。

抽出方法の記述方法

QUERY関数を使用しデータ抽出するには、抽出方法の記述にもルールがあります。基本的な記述方法について紹介します。

SELECT

SELECTは【選択する】という意味で使用します。「SELECT A B」で「セルAとセルBを抽出する」ということになります。

WHERE

WHEREは【場所】と意味します。「WHERE A = ’Google’」で「セルAの中から(Google)と一致するものを検索する」ことを指定しています。

LIKE

LIKEは【○○のような】という部分一致の指定を表しています。「WHERE A = ’Google’」は完全一致ですが、LIKEを使用することで部分一致を指定することができます。

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【Googleスプレッドシート】部分一致でデータ検索する方法~応用編~

Googleスプレッドシートで部分一致でデータ検索する方法として、少し難しくなりますが応用編も解説します。

QUERY関数のLIKEの詳細な使い方

部分一致でのデータの抽出方法としてLIKEを使用したQUERY関数が便利ですが、LIKEを使用するパターンはいくつかあります。これをLIKE演算子と言います。

LIKE演算子で%を使う場合

LIKE演算子の中で「%」を使用する場合にもいくつかパターンがあります。

%のみ

「%」のみで使用する場合には、ゼロ文字または1文字以上のものを指定しているので、全てのデータが抽出されます。

%文字列

「%○○」と文字を入力すると、先頭からゼロ文字以上、最後は○○で終わるものを指定して抽出することが可能です。

文字列%文字列

「□□%○○」と文字で%を挟むと、□□で始まり○○で終わるデータを指定して抽出することができます。

LIKE演算子で_を使う場合

LIKE演算子で「_」(アンダーライン)を使用する場合にも、いくつかパターンがあります。

_のみ

「_」のみの場合は1文字だけの文字列を指定している意味になります。ほとんどのデータは1文字だけのものは少ないので、あまり意味がないかもしれません。

_を6つ

「_」を6つ並べて使用した場合は、6文字の文字列を指定しています。「_」の数が文字列の数という意味です。

文字列_文字列

「□□_○○」の場合には、□□ではじまり何か1文字、最後は○○で終わる文字列を指定して抽出することができます。

文字列_文字列%

最後に応用編として「□□_○○%」の場合についてです。この場合には□□ ではじまり1文字が続き、○○の次は0文字以上が続いて終わるという指定になります。この場合には○○の文字列に部分一致しているデータも抽出されます。

Googleスプレッドシートの部分一致でデータ検索方法はさまざまですが、よく使用するものは覚えておくと便利ですし、データの抽出も素早く行うことができます。

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この記事のライター
はなまりー