【Spotify】ウィジェットをAndroid版アプリから削除！

人気の音楽ストリーミングサービス「Spotify」はAndroidアプリをアップデートし、2019年8月14日現在Android版のウィジェット機能が削除されました。

これまでAndroid版Spotifyアプリではウィジェットが利用できていて、自分のホーム画面にウィジェットを追加し、そこで音楽に関する再生等の操作を行うことができました。アプリの接続以外にも登録したアプリの一部操作もボタンひとつで行うことができます。

例えばLINEの場合は直接トーク画面を開け、Amazonを利用している人は注文した商品の発送状況をウィジェットによって追跡することができます。Spotifyの場合は「再生」「停止」「スキップ」の3つの動作を、曲を聴きながら行うことができました。

しかしAndroid版「Spotify」アプリはアップデートによって使えない状態となりました。「Spotify」アプリでウィジェットを使っていたユーザーは、アップデート後にウィジェットが使えない状態となるか、空白が表示されています。

もちろんウィジェットを利用しなくてもSpotifyのサイトに直接アクセスすれば変わらず音楽を聴くことはできますが、ウィジェットを使っていた人からしたら大変使い辛い状態となったと言えます。

Twitterでは「Spotify」のAndroidアプリでウィジェットが使えないという声が多く上がり、Spotifyの公式サポートはそれぞれ対応している形となっています。

2019年8月12日に、Android版Spotifyはアップデートを実施しました。このアップデートの後、多くのユーザーのホームでウィジェット機能が使えない状態となり、Spotifyのアップデートがウィジェットになんらかの影響を与えていることが分かります。

Spotifyはウィジェット機能を削除した明確な理由を明らかにしていませんが、ウイジェット削除を伝える短い投稿の中で「機能削除については常に真剣に考えており、ユーザーに最高の体験を提供する新しい方法に注力している」としています。

ウィジェット機能に代わる何かを開発しているのか、またはただ単にSpotifyがウィジェット機能は最高の体験とは無縁のものであると判断したのかもしれません。

また今回の件に関して、海外版のSpotifyは「ウィジェットが削除された」と回答していますが、日本のSpotifyカスタマーサポートセンター及び公式Twitterでは、ウィジェットに関する情報を公開していません。

8月初旬に起こったウィジェットに関する小規模なエラーでは、ユーザーがSpotifyのウィジェットに関する問題を問い合わせたところ「再起動すれば直る」という回答がありました。

前回は実際に再起動したらウィジェットが元に戻ったという意見もあったのですが、今回の場合はアップデートによる「仕様変更」になるので、再起動では対応できないかもしれません。

さらに、今回の仕様変更は主にAndroid版アプリのSpotifyで発生しています。元々Spotifyのウィジェット機能はAndroid版で使われていたものなので、iPhoneユーザーにとっては問題は発生していないことになります。

Android版ユーザーで「以前までウィジェットが表示されていたけど、アップデートしたら使えない状態になった」という場合、ウィジェット機能が消えた仕様変更が適用されていると言えます。

Android版「Spotify」アプリのウィジェット機能の代替操作対策として、通知バーからの操作方法が案内されています。Spotifyを使用中は通知バーに再生・停止などのコントロールが表示されるので、ウィジェット機能の代わりになるというわけです。

ただ、この通知バーの表示は、音楽再生を始めないと表示されず、さらに再生を止めると通知バーが消えてしまいます。そうなると再度Spotifyアプリを立ち上げてからの操作が必要となります。

ウィジェットを削除したSpotifyの思惑ははっきりとはしていませんが、フォーラムやSNS上では否定的な意見が多く挙がっています。

これに対してSpotifyのモデレーターは、ウイジェット機能を元に戻したいならアイデアフォーラムに投票するよう呼び掛けています。現時点では4600人以上が復活を求めていますが、Spotifyはすぐに再導入する計画はないとのことです。

Amazon MusicやApple Music、Google Play Musicなどのライバルサービスは、依然としてウィジェットを提供中です。

もしかするとこれらのライバルサービスの中でも、ウィジェット廃止を検討していたものがあるのかもしれませんが、フォーラムやTwitter上でのSpotifyへの反発をみると当面はウィジェット機能が削除される心配はなさそうですね。

では最後に「Spotify」のウィジェットが表示されなくなった場合の対策を紹介します。今回のウィジェット機能が使えない問題はアップデートによる仕様変更が原因なのでユーザー側で問題解決することが難しいと言えますが、対策を行なってみてください。

今回のAndroid版のSpotifyウィジェットが使えない問題は「アプリのアップデート」が原因です。

もしこのアップデートが「一時的にウィジェット機能を消してユーザーの反応を見たいがためのアップデート」である場合は、またウィジェットが復活する可能性もあります。

今回はユーザー側でウィジェットの仕様を変更することはできないので、Spotify運営がウィジェット機能を復活してくれるのを待ちましょう。

また、Spotify公式Twitterで情報収集するのも忘れないようにしましょう。Spotifyの場合は公式Twitterの告知よりも、カスタマーサポートのTwitterのほうが積極的に情報を発信してくれます。

今後もSpotifyのウィジェット表示の対策や、アップデートにより使えない状態であること、戻る可能性があるか等の情報も公開してくれるかもしれませんので、Twitterの情報をチェックすることはとても重要です。

Spotifyのウィジェット機能はアップデートによって使えない状態になってしまったので、再起動では元に戻らない可能性が高いです。

しかし、過去に起こったSpotifyのウィジェットに関する問題は「再起動すれば直る」とされていて、Spotifyの日本版カスタマーサポートも再起動を推奨していました。

今回は再起動では直らない可能性が高いとはいえ、再起動という対策方法はそこまで手間がかからないので一度試してみても良いかもしれません。

もし、まだSpotifyアプリをアップデートしていないのでしたら、アップデートしないようにするのもひとつの手です。今回アップデートのせいでウィジェット機能が使えない状態になったので、アップデートせずに利用すれば問題はありません。

また、自動更新がオンになっていると自動的にアップデートされてしまいますので、自動更新をオフにしておく対策も行いましょう。

もちろんアップデートしたらウィジェットが使えない状態となりますが、「ウィジェットを普段から利用していない」であればこれからアップデートしても問題ないでしょう。

アップデートとは、セキュリティ対策や新機能の追加、不具合の修正など様々な理由で行われます。アップデートによってウィジェット機能が使えない状態となりますが、アプリを安全で快適に利用するためにはアップデートはとても重要です。

アップデートしないことで不具合が起こる可能性も否定できませんので、実際にはすぐにアップデートすることをおすすめします。

ウィジェット機能のためにアップデートしない場合も、Spotify公式Twitter等で「ウィジェット機能復活」という旨の情報を見つけたら、すぐにアップデートしてその他の不具合が起こらないようにしましょう。