2019年09月02日更新
Facebookが交流アプリ「Threads(スレッズ)」を開発中!Snapchat対抗か?
Facebook(フェイスブック)は新たな交流アプリ「Threads(スレッズ)」を開発中と報じられています。Facebook(フェイスブック)はSnapchatに対抗して、個人間のコミュニケーションを活性化させる「Threads(スレッズ)」を開発中です。
「Facebook(フェイスブック)」が交流アプリ「Threads」を開発中
Facebook(フェイスブック)はInstagram(インスタグラム)やWhat's up(ワッツアップ)、Messenger(メッセンジャー)に続く新たなコミュニケーションアプリ「Threads(スレッズ)」を開発中であることが報じられています。
「Threads(スレッズ)」と呼ばれるそのアプリは、Snapchat(スナップチャット)に対抗するものとされています。
Snapchatがユーザーの身近な友人との交流を重視しているように、ThreadsもInstagramの「親しい友達」リストに登録された人々と情報をリアルタイムに共有するよう設計されていて、現在Facebook(フェイスブック)社内でテスト中とされています。
Facebook(フェイスブック)は5月にInstagramのダイレクトメッセージ送信に使用する単体アプリ「Direct from Instagram」を廃止する方針を明らかにしていましたが、「Threads」はそれに代わる交流アプリとされています。
海外テックメディア「The Verge」によると、「Threads」はInstagramの補完的なアプリとして設計され、人気のチャットアプリSnapchatの数々の機能を模倣していると伝えられています。
「Threads」では位置情報やバッテリーの使用状況、接続スピードなどの端末ステータスを自動的にシェアし、テキストや写真・動画メッセージも共有できるコミュニケーションが可能になります。
また画像の加工についてはInstagramのクリエイティブツールを使える仕組みとなっています。
「Threads」は親しい仲間同士でのコミュニケーションを重視
2018年初めの調査結果において、Snapchatユーザーは一般的にInstagramユーザーよりもアプリ内で多くの時間を費やしていると発表されていました。
さらに10月には投資銀行のPiper Jaffray氏が10代の若者8600人を対象に調査したところ、毎月利用すると回答したのは「Snapchat」が84%で「Instagram」が85%となっています。
「Facebook(フェイスブック)」は2013年に30億ドル以上の費用を投じ、Snapchatを買収しようとしたと報じられています。
このような接戦を繰り広げている中で、Facebook(フェイスブック)はライバルであるSnapchatに対抗しその長所を取り込むことで、「Threads」はSnapchatと同様に親しい友人同士のコミュニケーションを促進することを重視しているアプリとなっています。
「Facebook(フェイスブック)」のCEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、SNSと共に成長した若い世代のユーザーは、これまでの世代よりも個人間や仲間内でのコミュニケーションを重視していることを指摘しています。
ザッカーバーグ氏は今後、個人間のコミュニケーションを促進する意志を示していて、「Facebook(フェイスブック)のプラットフォーム上で、人々の交流の中心はメッセンジャーやワッツアップに移行していくはずだ」と述べています。
「Threads」は個人間のコミュニケーションをさらに活性化させるものになりそうです。