2019年09月13日更新
「BASE」でネットショップを開設するメリット/デメリットを紹介!
「BASE(ベイス)」とは、ネットショップを無料で開設できるインスタントECサービスです。今回は無料でネットショップ開設できるサービスの中でも「BASE」を利用するメリットやデメリット、「BASE」を利用するのにおすすめの人を紹介します。
目次
- 1「BASE」のネットショップとは
- ・無料で簡単にネットショップの開設が可能
- 2「BASE」でネットショップを開設するメリット
- ・メリット
- 3「BASE」でネットショップを開設するデメリット
- ・デメリット
- 4「BASE」でネットショップを無料で開設する方法~使用可能な機能~
- ・使用可能な機能
- ・有料で使用可能な機能
- 5「BASE」でネットショップを開設する方法~SEO対策~
- ・Instagramと連携
- ・BASE Magを書く
- 6「BASE」でネットショップを開設する方法~対応デバイス~
- ・対応しているデバイス
- 7「BASE」でネットショップを開設する方法~決済手段~
- ・決済方法
- 8「BASE」でネットショップ開設がおすすめの人
- ・とにかくネット販売ができる場所が欲しい人
- ・初めてネットショップを経験したい人
- ・個性的な商品を販売したい人
- ・ハンドメイド製品を販売したい人
- ・合わせて読みたい!ネットショッピングに関する記事一覧
「BASE」のネットショップとは
「BASE(ベイス)」とは、ネットショップを無料で開設できるインスタントECサービスです。「BASE」を利用して現在80万店舗以上がファッションや雑貨、ハンドメイド、食品など様々なカテゴリーで出店しています。
「BASE」は無料でありながら多くの機能が充実している上、管理画面もシンプルでわかりやすく、簡単に扱えることを中心に設計されているおすすめのネットショップ作成サポートサービスと言えます。
無料で簡単にネットショップの開設が可能
「BASE」は30秒もあればネットショップを無料で簡単に開設できるという驚きのネットショップ作成サービスです。必要な手続きは「BASE」公式サイトに用意された3つの項目を入力するだけで、ネットショップを開業する準備が整います。
「BASE」の特徴
「BASE」には以下のような主な特徴があり、ネットショップ初心者は特におすすめの人です。
- 初期費用がいらない
- かなり簡単に出来る
- 必要なものは「ショップの名前」「メールアドレス」「パスワード」
- 月額費用がかからない
- シンプルかつおしゃれなデザイン
「BASE」を利用してネットショップを開設する方法は動画も準備されていますので、ぜひチェックしてみてください。
今回は無料でネットショップ開設できるサービスの中でも「BASE」を利用するメリットやデメリット、「BASE」のサービスの特徴から対応デバイスを紹介します。
「BASE」を利用するのにおすすめの人も解説しますので、「BASE」でネットショップの開設を検討している人はぜひ参考にしてください。
「BASE」でネットショップを開設するメリット
まず「BASE」がどのようなサービスであるかを理解するためにも、「BASE」利用してネットショップを開設するメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
では「BASE」を利用する主なメリットを紹介します。
無料でネットショップを開設し運営できる
これまでネットショップを開業し運営するためにはお金がかかるというのが常識でした。
プロの制作会社へネットショップサイトの制作を依頼すれば高額な制作費を支払わなければならず、一般的なネットショップを開業できるインターネットサービスを利用すれば、基本的に初期費用と月額管理費がかかります。
「BASE」の場合は無料でネットショップを開設することが可能で、初期費用も月額費用もかからない点は大きなメリットです。
初心者でも簡単にネットショップを作成できる
「BASE」では前述したように「ネットショップの名前(URL)」「メールアドレス」「パスワード」という3つの項目を埋めるだけで作成可能です。さらにショップサイトのデザインや商品登録も全ての過程が簡単な入力とマウス操作で可能です。
PCに慣れていない初心者であっても簡単にネットショップを作成できるようにサポート機能が充実しているので心配ありません。
「BASE」にはネット販売に必要なシステムが揃っていて、早ければ1分もかからずに自分のネットショップを立ち上げることができるでしょう。
クレジットカード決済を簡単に導入できる
「BASE」ではお客さんが自由に決済手段を選ぶことができる点もメリットの一つと言えます。コンビニ払いや銀行振込など多くの決済手段をサポートできるシステムになっています。
一般的にクレジットカードでの支払いが人気がありますが、クレジットカード決済を導入するためには決済代行会社と面倒な契約が必要です。その点「BASE」では「BASE」自体が決済サービスを提供しているので管理画面からすぐに申込できます。
「BASE」ほど簡単にクレジットカード決済付きのネットショップを作成できる方法はないでしょう。
「BASE」でネットショップを開設するデメリット
では次に「BASE」でネットショップを開設するデメリットを見てみましょう。
デメリット
「BASE」は無料でネットショップを専門的なスキルなしで作成でき多くのメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。では次に主なデメリットを見ていきましょう。
集客力が弱い
これは「BASE」だけのデメリットではありませんが、自社ECサイトは共通して集客機能が弱いというデメリットがあります。楽天市場などのショッピングモールへの出店と比較すると、自社ECサイトは山の上にある人知れない個人店舗に過ぎません。
ネットショップで売上を上げるには、お客さんをネットショップに集める必要がありますが、「BASE」でネットショップを作成した後は自力で集客に取り組んでいくことが求められます。
ショップデザインの自由度が低い
「BASE」ではお店のデザインはテーマと呼ばれる決まったテンプレートの中から選ぶ仕様ですが、デザインの自由度が低い点はデメリットと言えるでしょう。
デザインは無料と有料のものがあり、有料のものを選べば多少はいじれるようになりますが初心者には難しいです。自分の扱う商品のイメージに合ったテーマを選べばある程度は十分ですが、自由にデザインできるということは無いと考えた方がいいでしょう。
ネットショップのフリーページも作成できず増やせるのは商品ページのみで、デザインの融通が利かない点はデメリットですね。
「BASE」でネットショップを無料で開設する方法~使用可能な機能~
では「BASE」の主な機能の中でも無料で利用できる機能と有料で利用できる機能をそれぞれ見ていきましょう。
使用可能な機能
「BASE」では無料でありながら、ネットショップを作成するのに十分な基本的な機能がサポートされています。以下の主な機能について見ていきましょう。
ショップ機能
「BASE」では多くのショップ機能がサポートされています。ネットショップで重要となるレビュー機能、送料詳細設定、配送設定、商品検索など、ネットショップ運営で基本となる機能は全て無料で利用できます。
珍しい点として英語や外貨対応があり海外対応も無料でサポートされています。また細かい配慮として、年齢制限やシークレットECという閲覧者限定などの販売方法も基本無料機能でサポートされています。
独自ドメインの対応も無料ですので、ネットショップのブランド力を高めたい利用者の要望にも応えてくれています。
商品機能
商品機能においても様々な商品のルールを設定できます。数量制限ができたり定期便や予約商品の販売もできたりします。またデジタルコンテンツ販売をサポートしている点は他のショッピングシステムと比べても珍しい機能でしょう。
音楽作成や写真撮影をしていてオリジナルの作品を有料販売したい場合にも「BASE」は便利なネットショップ作成機能と言えます。
ショップデザイン機能
ショップデザイン機能において、以前は月額料金が必要だったHTML編集機能も2018年2月から無料化されています。HTMLタグが多少使えれば、バナーを追加設定したり商品説明画像を加えたりしてネットショップの商品ページの強化やSEO対策が可能です。
またショップロゴもイラストレーターやフォトショップといったグラフィックソフトを持っていない場合でも簡単に作れる機能がサポートされています。
商品作成/仕入れ機能
「BASE」のメニューの中に「商品を準備・作成する」というカテゴリーがありますが、ここではオリジナル商品を作成することが可能です。これは「ネットショップをオープンしてみたいけど商品がない」というユーザーにおすすめの機能です。
またイラストレーターや漫画家の方が、オリジナルTシャツやスマホケースなどを販売するのにも「BASE」では最適なサポートが可能です。
マーケティング機能
「BASE」のマーケティング機能は主にSEO対策と広告関連のタグ設定などが中心となっています。ネットショップを運営するにあたって「なんとなく売れた」という感覚のままではその先の売上を目指すことが難しいです。
どの商品がどのようなタイミングで売れているのか、またお客さんがどういうキーワードで店舗にアクセスしているのかなどSEO対策を定期的に確認しておく必要があります。
ショップ運営機能
「ショップ運営機能」には様々な便利な機能が無料で利用できます。「CSV管理」を使えば大量の商品を一括でアップロードすることが可能で、ネットショップの運営時に必要となる「納品書」もヤマト運輸の送り状も連携して簡単に発行できます。
メディア機能
「BASE」では売り上げを向上させる機能として、クーポン発行やメルマガ配信機能なども無料で利用することが可能です。また「BASE」で高い売上を上げている店舗は「Blog」機能をしっかりと活用しています。
また「BASE」では、キュレーションメディアとして「BASE Mag.」というコンテンツを持っています。特徴ある商品のBlog記事などを掲載申請すれば、「BASE Mag.」に掲載してもらえる可能性があります。
「BASE Mag.」は「BASE」でのネットショッピングを楽しみたいユーザーが注目するメディアなので、多くのユーザーへの商品宣伝もサポートできるでしょう。さらにInstagramとも連携していて商品販売を促進させることができる点もありがたいです。
サポート機能
「BASE」には様々なサポート機能があります。パソコンやスマホからショップカードが作れる機能やラッピング梱包キットの無料配送などがありますのでぜひこのサポート機能も利用したいですね。
有料で使用可能な機能
今現在「BASE」において有料で利用できるサービスは、売上の入金サイクルを早めるための申請機能とクレジットカードの不正利用時の補償であるチャージバック対応、そして「BASE」ロゴの非表示化という3つです。
特に入金サイクルなどにこだわりなく、BASEでのネットショップ運営が問題ないショップであれば、無料のままBASEを利用することができます。
「BASE」でネットショップを開設する方法~SEO対策~
「BASE」に搭載されている様々な機能を紹介しましたが、その中でもネットショップを運営する上で重要なSEO対策機能はどのようになっているのでしょうか?ネットショップはSEOに弱ければ当然検索からの集客に苦労します。
ネットショップの売上アップに検索からの集客は欠かせませんので、SEO対策はとても重要です。では「BASE」でのSEO対策について見ていきましょう。
Instagramと連携
「BASE」はInstagramと連携していて、Instagram投稿に「BASE」のショッピングカートへのタグをつけられるようになりました。これでInstagramからスムーズに買い物ができるようになります。
最近はInstagramなどSNSを使った検索を行う人が多いので、BASEとInstagramとの連携はSEO対策になるでしょう。
物販との相性が良い
前述したように「BASE」はSEO対策が弱い部分がありますので、ネットショップを作っただけではただショップを出店しただけで集客力は見込めません。
集客力という部分に関して言えば、メルカリやAmazonなどのプラットフォームとは天と地くらい差があると言えるでしょう。そこでSEO対策で有効なのがSNSを使った集客です。そのSNSの中でも「BASE」とInstagramは相性が良いとされています。
Instagramは国内で約2900万人のユーザー数がいて、その中でも女性ユーザーが6割以上を占めていて特にレディースファッションやフードとの相性が非常に良いです。「BASE」とInstagramを連携させることでInstagramからの集客が期待できます。
BASE Magを書く
Instagramの他に有効なSEO対策としては、「BASE Mag.(ベイスマグ)」がおすすめです。「BASE Mag.」とは簡単に説明すると商品のPR記事のことを指します。PR記事を書くことでお客さんに商品の情報を詳しく伝えることができます。
そのPR記事が「BASE Mag.」に掲載されることでさらに多くのアクセスが見込めるわけです。お客さんに商品内容が伝わりやすい記事を書けば多くのアクセスが見込めるでしょう。
「BASE」でネットショップを開設する方法~対応デバイス~
今はネットショップで利用する対応デバイスの主役はパソコンからスマホへと移行しています。「BASE」は簡単にネットショップを開設することが可能ですが、その対応デバイスについてはどのようになっているのでしょうか?
では「BASE」の対応デバイスを見ていきましょう。
対応しているデバイス
ネットショップを開設するにあたって気になる点は対応デバイスです。最近はネットショップの対応デバイスとしてパソコンだけでなくスマホやタブレットを利用する人の方が多いと言います。
「BASE」の対応デバイスはパソコン・スマホ・タブレットです。通販の運営に欠かせない対応デバイスがスマホ・タブレットなどですが、「BASE」はパソコン用の表示とスマホ・タブレット用の表示を自動で切り替えてくれますので手間が省けます。
また「BASE」にはスマホアプリがあるためとても対応デバイス上でも使いやすく、販売者や購入者ともに便利なところも魅力のひとつといえます。
対応デバイスでアプリを利用すればわざわざブラウザを開く必要がない点も助かります。「BASE」のアプリはiOS版もAndroid版と両方用意されていますので、ぜひ以下のリンクからダウンロードしましょう。
「BASE」でネットショップを開設する方法~決済手段~
ネットショップを開設するにあたって重要な点は利用できる決済手段です。「BASE」ではネット通販には欠かせないクレジット決済をはじめ、様々な決済手段がすぐに利用できます。では「BASE」の決済手段について解説します。
決済方法
「BASE」で利用できる決済手段は以下の5つとなります。
BASEかんたん決済
「BASE」では「BASEかんたん決済」というエスクロー決済を利用しています。エスクロー決済とは取引の安全性を保証するための仲介サービスで、決済に関する部分をBASEが代行して行うことを意味しています。
「BASE」には以下の5種類の決済手段を総称して「BASEかんたん決済」と呼でいて、これらの決済手段で商品を決済することが可能です。
- クレジットカード決済
- コンビニ(Pay-easy)決済
- 銀行振込決済
- 後払い決済
- キャリア決済
クレジットカード
「BASE」ではクレジットカードの決済手段が利用できます。利用可能なクレジットカードブランドは以下のようになります。
- VISA
- MasterCard
- アメリカン・エキスプレス・カード(AMEX)
- JCB
ただし一部の発行元やデビットカード・プリペイドカードの場合、利用できない時があります。
キャリア決済
「BASE」ではキャリア決済を利用でき、商品代金を携帯電話等の利用料金とまとめて支払うことが可能です。「BASE」での買い物時にキャリア決済を選択し購入者情報を入力後、各キャリア側の手続き画面に移ります。
コンビニ決済
「BASE」は受付番号と電話番号を元にコンビニ決済を利用することが可能ですが、別途手数料が300円発生します。またセブンイレブンでの決済は利用できません。
後払い
「BASE」の決済手段には後払い決済もあります。ショップから発送処理が行われると請求書ハガキが購入者に送付される仕組みです。購入者は請求書に記載の支払い方法でコンビニにて支払いします。その際支払い手数料として300円(税込)かかります。
銀行振込決済
「BASE」の決済手段で銀行振込決済を選択した場合は購入時に届くメールに記載された指定口座に期限までに振り込む仕組みとなります。アプリからの購入の場合は、注文履歴画面からも振込先口座の確認が可能です。
「BASE」でネットショップ開設がおすすめの人
では最後に「BASE」を利用してネットショップを開設するのがおすすめの人を紹介します。
とにかくネット販売ができる場所が欲しい人
「BASE」を利用するのにおすすめの人は、すでに事業が別にあり既存のお客さんへ商品をネット販売したい人です。例えば美容室で販売しているシャンプーやペットショップのドッグフードやおもちゃなどが挙げられます。
このような場合は既存のお客さんがターゲットなので、SEO対策が弱いという「BASE」の弱点を気にせず済み、まさにおすすめの人と言えます。
初めてネットショップを経験したい人
初心者がコストをかけてネットショップ事業を始めるのはリスクが大きいです。ショップサイトを作成するには、たくさんのお金と時間をかけてもお金と手間を回収できないまま、ショップサイトが潰れてしまう可能性も考えられます。
「BASE」の場合始めるのにお金は一切かかららず、対応デバイスもパソコンだけでなくスマホやタブレットもサポートしているので初めて経験する人はおすすすめの人と言えます。
この事業を始めるにあたってのハードルの低さを活かして、まずはひと通りネットショップ運営に必要なスキルを経験してみると良いでしょう。
個性的な商品を販売したい人
「BASE」を利用するのにおすすめの人は商品点数が少ない人、独自のサービスを販売したい人など個性的な商品を販売したい人です。逆に商品点数が多かったり、関連性のない幅広い商品を扱う場合は不向きでと言えます。
個性的な商品としては、有名なのものは「おっさんレンタル」というものがありました。ショップ曰く「イケてると勘違いしているおっさんを1時間1000円からレンタルできるサービス」としています。
スキルやサービスを販売したい場合など形のないものを扱う場合も「BASE」がおすすめの人と言えます。
ハンドメイド製品を販売したい人
オリジナルのアクセサリーやハンドメイドの革製品など趣味で作っている作品をネットショップで販売したいという人は「BASE」を利用するのにおすすめの人です。
「BASE」今まで趣味と割り切っていたハンドメイドの商品でも大きな反響を生む可能性があります。さらに今までスキルやお金の面でネット販売をあきらめていた人も無料の「BASE」を利用するのはおすすめの人と言えます。
前述したように「BASE」ではデジタルデータも販売できるので、音楽や写真などを販売したい人もおすすめの人です。