世界104言語に対応したリアルタイム音声翻訳機「Langogo」が日本市場へ本格的に参入することを発表しました。日本へ参入するリアルタイム音声翻訳機「Langogo」は、24種類のAI翻訳エンジンと連携し最適な翻訳を選択する点が大きな特徴です。
Langogo Technologyは11月21日、世界104言語に対応したリアルタイム音声翻訳機「Langogo」で日本市場へ本格的に参入することを発表しました。
Langogo Technologyは日本への本格参入に関して、12月1日から店舗販売開始する「Langogo Genesis」「Langogo Minutes」と2020年初頭から展開する「Langogo Summit」「Langogo Share」という4つのラインナップを揃えています。
それぞれのラインナップの価格は未定で、2020年初頭に展開する新商品に関しては発売日も未定となっています。
「Langogo」は、104言語に対応したリアルタイム音声翻訳機です。GoogleやMicrosoftなどの世界24種類のAI翻訳エンジンと連携して、「話す」「訳す」「伝える」のそれぞれに最適のAI翻訳エンジンを選択する点が大きな特徴です。
他社の翻訳機の場合、この3つのステップをまとめて1つのAI翻訳エンジンで行うため、長い文章を切らずに翻訳する際に翻訳の差が顕著に表れると言います。
また「ストリーミング翻訳技術」を採用しているため翻訳速度はわずか1秒で、翻訳機を利用した会話をよりスムーズに進めることが可能です。
また「Langogo」は世界で初めて「1ボタンによる双方向翻訳」を実現したことが最大の特徴で、大画面タッチパネル搭載で年配の人や初めて翻訳機を使う人にも使いやすいシンプル操作が可能です。
これまでの翻訳機は翻訳する言語が変わるたびに、言語を選択する操作が必要となっていましたが、「Langogo」は本体右側面のボタンを押しながら話しかけ、指を放せば翻訳が完了する仕組みとなっています。
さらに翻訳言語が変わったことはAIが自動的に判断してくれる点も大きな特徴です。
Langogo Technologyは、日本国内正規総代理店の株式会社パルスとの連携を強化し、高い需要が見込まれる日本国内へ本格的に参入します。
「Langogo」の本格的な日本市場参入にあたって、ターゲットは「ビジネス」と「インバウンド」の2つニーズです。日本企業の急速なグローバル化が進む中、ビジネスのフィールドは英語圏に限らず世界各国へ広がっています。
104言語に対応したリアルタイム音声翻訳機「Langogo」で多言語へ対応しAIと連携して言語の壁を超えて人と国を繋ぐことを目標としています。
今現在ポータブルタイプ翻訳機としては「ポケトーク」が圧倒的なシェア誇っていますが、東京オリンピックが開催される2020年に向けて「Langogo」は日本市場へ参入することになります。
104言語に対応した「Langogo」の販売目標として(株)パルス 代表取締役社長・黒瀬一仙氏は、2020年中に販売10万台、レンタル5万台の計15万台、3年後には30万台を目指したいとしています。
では「Langogo Genesis」「Langogo Minutes」「Langogo Summit」「Langogo Share」という4つのラインナップについてその特徴や機能を詳しく紹介します。
ラインナップの一つである「Langogo Genesis」の特徴は、音声録音、文字起こしに加え、AIと連携した音声翻訳機能を搭載していてボタン1つで言語を翻訳します。文字データはクラウド上にテキストデータとして保存され、スマホやPCから編集可能です。
また対応の通信機能は、2G、3G、4GでWi-Fiルーター機能も搭載しています。eSIM技術により電源を入れるだけでその地域のネットワークに接続します。渡航先でSIMカードを購入しなくてもインターネット利用も可能です。
「Langogo Genesis」外形寸法は122×54.5×13.5mmで重量は115gです。液晶サイズは3.1型で連続使用時間は6時間となっています。 店頭販売は12月1日より開始され価格は28,000円と発表されています。
「Langogo Genesis」はすでにECで発売中のモデルで、販売店舗は全国のラオックスで行われます。その他の量販店にも順次拡大する予定です。店頭販売は「Langogo Genesis」のみとしています。
また「Langogo」の日本市場参入を記念して先着2万台限定で、「Langogo Genesis」の購入特典となる通信料無料の期間を2年間から3年間に延長するサービスを実施します。無料期間終了後は、1年間5,000円で追加が可能、Wi-Fiでそのまま使用可能です。
ラインナップの2つ目である「Langogo Minutes」は文字起こしや会議の議事録を使用用途とした学生や記者、ビジネスパーソンをターゲットとしたリーズなブルな価格が大きな特徴です。
ノイズキャンセル機能を搭載したデュアルマイクがクリアな集音を実現していて104言語に対応したリアルタイムの文字起こしを行うことができます。音声データから素早くテキストデータを生成することも可能です。
「Langogo Minutes」の外形寸法は115×45.8×12.6mmで、重量は80gです。対応の通信機能はWi-Fiのみで液晶サイズは2.45インチタッチスクリーンを搭載していています。
「Langogo Minutes」は画面オフ状態ならばオンライン状態で最大10時間の連続使用が可能で、録音しながらの充電も可能となっています。「Langogo Minutes」は日本での店頭販売は検討中で、価格は未定としています。
ラインナップの3つ目の「Langogo Summit」は、「Langogo Genesis」の機能に加えて多人数・104言語の多言語の同時翻訳にも対応するフラッグシップモデルです。
現時点で4人までの同時通訳に対応していて、翻訳後のテキストデータが人数分クラウド上に保存されるという特徴です。今後、対応人数を9人から10人まで拡大する予定としています。
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